ついに、ジョゼ・モウリーニョ監督が事実上の解任となった。不振を極める昨年度のプレミアリーグ王者。結果が出なければ監督が責任を追及されるのは当然の事。しかも、主力選手との確執も報じられていたのだ。だが、一方でサポーターの間ではモウリーニョ監督への信頼は揺らいでいない……。クラブ首脳陣にとっても、難しい選択だっただろう。

そして、後継者に決まったフース・ヒディンク氏も見守る中で行われたサンダーランドとのホームゲームは3対1の快勝となった。

「監督の解任で選手が解き放たれて力を発揮した……」

試合結果だけを見れば、マスコミが勝手にそんな「物語」を作り出してしまいそうな状況ではあるが、実際は対戦相手のサンダーランドがゲームの入り方を間違えて、守備が甘くなってしまったのを衝いて、チェルシーが13分までに2点を奪ってゲームを決めてしまった。

ただそれだけの話だ。

後半に入っても、ウィリアンが倒されたPKをオスカルが決めて3点差となり、ゲームは完全に終わった。もっとも、その後、サンダーランドがセットプレーから1点を返して押し返す時間帯もあり、チェルシーにはちょっとした不安が残る内容とはなったが、いずれにしても注目の試合だった割にはあっさりと勝負がついた印象だった。

さて、先日のコラムで「監督の3シーズン周期説」をご紹介した。そして、モウリーニョは、まさにその典型とも言える指導者だ。

2004年にポルトからチェルシーに移った(第1期)のは、本人のビッグクラブを求める野心によるものだったが、その後、どこのクラブでも大きな成功を収めた割には概ね3シーズンほどが経過すると何らかの問題が起こって退任し、次のビッグクラブに移るという動きを繰り返しているのだ。

前回、3シーズン周期説をご紹介した時には、その原因はマンネリ(監督が選手を見る目のマンネリ。選手が監督の指導を受ける際のマンネリ)なのではないかという説をご紹介した。それは、どんな指導者にも起こり得る一般的で普遍的なことだ。

しかし、「相思相愛」に見えたチェルシーでの第2期政権がまたしても長期に続かなかったのを見ると、モウリーニョの場合にはもっと根深い、あるいはモウリーニョ個別の原因があるのかもしれないという気がする。

つまり、政権を長期に維持できないのは、一般的なマンネリによるものではなく、モウリーニョというコーチの指導法にあるのではないか。

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