今季からトーマス・トゥヘル監督が就任し、新たなスタートを切ったボルシア・ドルトムント。彼らの前半戦が19日のFCケルン戦で終了。ブンデスリーガ17試合は12勝2分3敗の勝ち点38で、首位を走るバイエルン・ミュンヘンと8ポイント差の2位で折り返すことになった。並行して戦っていた欧州リーグ(EL)もベスト32進出、DFBポカールも8強入り。年内ラストマッチのケルン戦こそ1−2の逆転負けを喫し、黒星で2015年の幕を閉じることになったのは悔やまれるが、新体制の第一歩としては高く評価していい出来ではないか。

香川真司もトゥヘル監督の下では4−2−3−1のトップ下、あるいは4−3−3の左インサイドハーフを任されており、ボールに触る回数が劇的に増加。ゴールに絡む場面も目に見えて多くなった。リーグ戦で4得点、ELやポカールを含めて8得点という数字も決して悪くない。11月以降はスタメンから外れ、ジョーカーとして送り出されるケースが増え、本人としては不完全燃焼感も強かっただろうが、トゥヘル監督の「真司は非常にいいシーズンを送っている」という発言に嘘はないはず。2014年8月末にマンチェスター・ユナイテッドから復帰した昨季は空回りが目立っただけに、自分の役割が整理されて明確になったのは、大きな前進と言っていい。

香川を控えに回し始めた時期から、トゥヘル監督は選手起用や戦い方のバリエーションを着実に広げていった。香川のポジションに今季レバークーゼンから移籍してきたゴンサロ・カストロを入れたり、前線の一角にヨナス・ホフマンを使ったり、センターバックにズヴェン・ベンダーを起用したりしたのは顕著な例だ。

ドイツきっての智将はマインツ時代、対戦相手の出方を研究し、スタメンやフォーメーションを猫の目のように変えていた。が、今季序盤のドルトムントではメンバーを固定する印象が強かった。最前線にピエール=エメリク・オーバメヤン、その背後にヘンリク・ムヒタリヤンと香川、マルコ・ロイスを配置する攻撃陣は「ファンタスティック4」と称され、ドルトムントの快進撃を大いにけん引した。その形がある程度固まるまでは彼らを続けて使いたかったのだろう。

それがある程度落ち着いたところで、トゥヘル監督は徐々に本領を発揮し始めたようだ。今後はケガで長期離脱していたヌリ・シャヒンの復帰、若いパスカル・シュテンツェルの台頭などもあり、もっとメンバー構成が多様になるかもしれない。香川も前半戦以上にチームに貢献し、目に見える結果を残さなければならないのは確かだ。

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