南米王者・リバープレートに善戦するも惜しくも敗れたサンフレッチ広島

南米王者・リバープレートに善戦するも惜しくも敗れたサンフレッチ広島

12月2・5日に行われたJ1チャンピオンシップを制して、FIFAクラブワールドカップ(FCWC)出場権を手に入れたサンフレッチェ広島。彼らは10日の初戦でオセアニア王者のオークランド・シティに2−0で勝利し、続く13日の準々決勝ではアフリカ王者・マゼンベを3−0で撃破。野津田岳人、柴崎晃誠といった負傷者を出しながらも効果的な戦い方で4強まで勝ち上がってきた。

その広島が16日の準決勝で対戦したのが、南米王者・リバープレート。かつてオルテガやクレスポ、マスチェラーノらを輩出した誰もが知る名門だ。大阪・ヤンマースタジアム長居に1万人を超える大サポーターがアルゼンチンから足を運び、ホーム顔負けの雰囲気を作ったのも、長い歴史と重い伝統がなせる技だ。森保一監督も「サッカー文化の違い」と発言したが、それだけの人々に後押しされたリーベルは負けるわけにはいかなかった。

広島はこの相手に一矢報いるべく、1トップに佐藤寿人でも浅野拓磨でもなく、長身の皆川佑介を抜擢した。「おそらく押し込まれる展開になるので、前線で起点になれる選手を置きたかった」と指揮官は説明していた。確かにリーベルの最終ラインにはマイダナやバランタといった屈強なセンターバックがずらりと並ぶ。小柄な佐藤やスピード系の浅野より皆川を選択したのはいい判断だったと言える。

立ち上がりは森保監督の予想通り、相手の球際や寄せの厳しさ、1対1の強さに圧倒され、広島は完全な守勢に回ることになった。序盤15分間はボール支配率が75対25くらいだっただろう。それでも広島はマゼンベ戦でも見せた通り、しっかりとブロックを作って耐え、徐々に相手のスピードや激しさに慣れながら前に出る戦い方を披露。主導権を握ってボール回しで凌駕するJでの戦い方とは対照的なスタイルを採ることで、世界に応戦していた。

佐藤寿人も「局面や1対1で上回ることは大事な要素だけど、相手のフィジカルを考えると、動きの質だったりパススピード、アイディアで違いを作る必要がある。こういう舞台で結果を出すためにはいろいろ考えながら戦わないといけない」と語っていたように、チーム全体が相手の出方を見ながら引くか出るかを判断できているのが、彼らの目に見える進化ではないだろうか。

こうした中から、前半のうちに4度の決定機を作った。その3回が皆川、1回が茶島雄介のシュートシーンだった。特に前半31分にドウグラスからの折り返しに皆川のシュートシーンは決めなければいけない場面だった。本人も「反省している」と語ったが、サッカーはこういうところで決めきれるかどうかで勝負が決まる。2014年ブラジルワールドカップのコロンビア戦(クイアバ)で先発しながら、屈辱的大敗を喫したキャプテン・青山敏弘は特にその厳しさをよく分かっているのだろう。だからこそ「なんだかんだ言って、強いチームはこういう試合に勝つ。全てはその差だと思う」と厳しい言葉を口にしていた。

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