バイエルンを率いるグアルディオラ監督

バイエルンを率いるグアルディオラ監督

インゴルシュタット戦はペップ・グアルディオラ監督にとって面目躍如の試合だった。

57分頃、スローインを入れるためにベンチ前に来た右サイドバックのフィリップ・ラームにグアルディオラ監督は1枚のメモを渡した。プレーが再開してから手にしたメモを見たラームはしばらくして中盤にいたハビ・マルティネスにそのメモを渡す。

そこから、各選手に次々と指示が伝えられ、バイエルン・ミュンヘンは選手の並びをすっかり変えてしまった。

最初にメモを受け取ったラームはポジションを上げて右のアタッカーの位置に入り、代わりにそれまで左サイドバックだったラフィーニャが右に回り、ハビ・マルティネスはセンターバックとして最終ラインに戻りといったように、選手が次々とポジションを変えていく。その後の変更も含めると、試合開始から最後までポジションを変えなかったのはGKのノイアーと、センターFWのレバンドフスキ、それにセンターバックのボアテングくらいのものだった。

見ていて「ペップはいつノイアーのポジションを変更するんだろう?」と思わざるをえなかった。

昇格組のインゴルシュタットとの試合は、バイエルンにとってはエアポケットのような試合だった。前節は、ボルシア・メンヘングラッドバッハに敗れたバイエルン。そして、水曜日にはチャンピオンズリーグがあり、すでにグループステージ突破は決まっていたにしても、アウェーの試合でディナモ・ザグレブと戦って勝利を収めていた。

そんな連戦の直後に、大健闘しているとはいえ昇格組、つまりバイエルンにとっては明らかな格下であるインゴルシュタットとの試合を迎えたのだ。それも、ホームでの戦いだ。

選手に「緩み」が出てもおかしくはない。

事実、精神的な緩さのせいなのか、フィジカル的な疲労によるものか、バイエルンの選手の動きは明らかに緩慢だった。

一方のインゴルシュタットにとっては、1週間かけて準備してきた憧れのバイエルン戦である。緩いバイエルンの動きに乗じてセカンドボールを拾って、インゴルシュタットは最高の試合をした。

実際、前半から後半の初めの時間にかけてインゴルシュタットは何度か決定機をつかんだが、ノイアーに凌がれて決めきれなかった。そして、試合開始から飛ばしていたインゴルシュタットの選手たちの足が止まり始めた。そんな瞬間にグアルディオラ監督はラームにあの1枚のメモを渡したのだ。

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