氷上でいつも明るく元気なエレーナ・ラジオノワ選手。取材の際にも、思わず笑顔になる瞬間が多くあります。
今までとはまた異なった、少し大人びたプラグラムを揃えた今シーズン。その変化やこれから追い求めるものを、語っていただきました。

以下、ラジオノワ(敬称略):エレーナ・ラジオノワ選手(14年ロシア選手権優勝 14年ISUグランプリファイナル2位 16歳)

成長が見えたり見えなかったり、それがアスリートだと思います。
成長を演技で出せるようにする。

――ロシア杯を終えての感想をお願いします。

ラジオノワ:今シーズンのスタートはよくなかったです。怪我をしてフィンランディア杯に行けませんでした。その後の中国杯には、インナコーチが来られませんでしたし、あまりいい演技もできませんでした。モスクワに帰ってきたときには、すごく落ち込んでいました。乗り越えなければならないことですが、また背も伸び始めました(ISUバイオでは163cm)。
なので、今大会はとても嬉しく思っています。まずは自分に打ち克つことができましたし、クリーンに滑れることも証明できました。それが私にとっては本当に重要なことでした。ここまでが本当に大変だったので。プログラムを滑り切って、とても嬉しいです。

――今大会は不安な状態で迎えられたのでしょうか。

ラジオノワ:基本的に不安にはなりません。フリー(以下、FS)は何が起こるかわかりませんでしたし、若干不安でした。6分間練習後にすごく時間がありましたし、正直、演技をしなければいけないというのを忘れてしまいました(笑)40分も空いて「これから滑らないといけない」という考えがどこかに行ってしまいましたが、身体をさまさないようにしていました。ただ、精神的には落ち着いていました。中国杯の後、より自立できましたし、どう本番まで調整するかというのがわかっています。その経験が活きました。

――ロシア杯でフラワーガールをされたこともありますね。

ラジオノワ:そうですね。小さい女の子たちを見て、私も前はあんな風に有名な選手にぬいぐるみとかを運んでいたな、と。いずれトップで滑るようになるスケーターも出て来るでしょう。素晴らしい未来を確かに感じました。私だって、ジュニアからシニアに移ったころは、この状況が信じられませんでした。周りは皆有名な選手で、浅田真央選手とお話も出来たんです。自分はまだ15歳で、経験豊富なタイトルホルダーの選手たちがそこにはいました。自分が本当にそのレベルに行っているとは信じられず、「考えられない!」と。私たちは皆、そのために練習して滑っているんですけれど。

今では多くの方々と知り合いになりました。シニア2シーズン目に入ったので、皆さんに知られていますし、皆さんと話もします。前は誰にも知られていませんでしたし、私も恥ずかしがって誰とも話しませんでしたから……。英語ももう障害にはなりません。
(演技に臨む気持ちは)同じですね。ただリンクに出て行って、できることをやり、誰のことも見ないように。自分のやることをやるのみです。

――フリー後に「新しいレーナになった」と言われていましたが。

ラジオノワ:それは単に、背が伸びたというだけです(笑)夏に5センチは伸びましたね。自分自身では、目立った変化は感じませんけれど。「同じレーナ」です。氷上でも同じレーナです。でも、成長が見えたり見えなかったり、それがアスリートだと思います。成長を演技で出せるようにする。「新しいレーナ」は……「中国杯の後の生活」には当てはまるでしょうか。そこから精神的に自立してきたと思います。

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