監督就任1期目でJ1昇格を成し遂げた井原監督

監督就任1期目でJ1昇格を成し遂げた井原監督

2015年Jリーグラストマッチとなった12月6日のJ1昇格プレーオフ決勝。3位・アビスパ福岡対4位・セレッソ大阪の激突は、セレッソが後半15分に見事なカウンターから玉田圭司の一撃でリードしたが、残り3分という状況で福岡の中村北斗が同点弾を叩き出し、1−1で終了。年間順位で上回った福岡が3枚目のJ1切符を手にし、5年ぶりの最高峰リーグ復帰を果たした。

昇格には勝利しかなかったセレッソはこの日、非常にいい試合運びを見せた。前半から相手エースFWウェリントンをディフェンスリーダー・山下達也がしっかりとマークし、山口蛍が素早いプレスバックとインターセプト、攻撃の起点になるタテパスの供給で輝きを見せる。5−4−1に近い布陣で戦った福岡の守備ブロックが強固で、田代有三や玉田がバイタルエリアに侵入するチャンスはなかなか作れなかったが、前半の0−0は大熊清監督にとってもシナリオ通りだっただろう。

そして後半、山口を起点に玉田→関口訓充→玉田とボールが渡り、チーム最多得点者が首尾よく先制点を手に入れる。ここ最近、流れの中からゴールを奪えていなかったセレッソにとっては最高の一撃だった。が、1点目を取る時間が早すぎた嫌いはあったのかもしれない。その後、彼らは明らかに守勢に回ってしまった。山下は「ラインはむしろ気にせずにどんどん深く取って、みんなでしっかりカバーしようって感じやった」と言うが、ズルズル下がって相手にチャンスを与え始めていたのは間違いない。福岡は前線に坂田大輔、中原貴之といった経験ある選手たちを次々と投入し、パワープレーを辞さない覚悟で1点を取りに行っていた。その姿勢の違いが明暗を分けた部分は確かにあった。

後半42分に福岡の中村北斗が挙げた同点弾は福岡の今季の総合力が結集されたものだった。中村北斗→中原→坂田→金森健志というつなぎはスムーズで、金森のドリブル突破も効果的だった。彼が田中祐介ら3人を引きつけ、亀川諒史にボールが渡った時には、すでにセレッソ守備陣は完全に崩れていた。そしてゴール前を通過したボールに中村北斗が凄まじい勢いで追いついて決めきったのだ。セレッソの大熊監督にユース代表、FC東京、大宮アルディージャと長い時間、寵愛されてきた男の手痛い恩返しには、セレッソ指揮官も黙り込むしかなかっただろう。こうした勝負強さが今季の福岡だ。彼らは今季終盤14試合無敗という素晴らしい結果で5年ぶりのJ1を手繰り寄せたのだ。

お知らせ

J SPORTSオンデマンドサッカーパックは
サッカーコンテンツ盛りだくさんで月額1800円!
・プレミアリーグ全試合
・ブンデスリーガ毎節4試合
・デイリーサッカーニュースFoot!
【会員無料動画】Un Poco Foot! 月曜日〜水曜日
サッカーパック :月額1,800円 (税抜)
※25歳以下の方は、U25割で月額900円 (税抜)でご利用いただけます!
詳しくはこちら »

スカパー!×J SPORTS J SPORTS オンラインショップ