2日の大阪・万博陸上競技場での第1戦に続き、中2日の強行日程の中、エディオンスタジアム広島で行われた2015年J1チャンピオンシップ(CS)第2戦。すでにサンフレッチェ広島は初戦でガンバ大阪に3−2で勝利しており、第2戦を0−1で負けても年間タイトルを獲得できるという圧倒的優勢の状況下にいた。

それでも前半はガンバの大健闘が光った。CS3戦連続得点となる今野泰幸の先制点が決まり、逆転タイトルまであと1点というところまで詰め寄ったのだ。しかし8日間で移動を伴う3試合目というガンバはやはり後半に入るとペースダウン。長谷川健太監督も倉田秋やパトリックといったジョーカーを送り出してチームを活性化させようとしたが、広島が飛び道具・浅野拓磨を送り出してきたことで一段と苦しくなった。そして後半31分、途中出場の右サイド・柏好文からのクロスを浅野にヘッドで押し込まれて万事休す。第2戦は1−1で終了し、広島の2年ぶり3度目の年間タイトル獲得が決まった。

このガンバ大阪の運動量低下を見ると、CSの大会方式に問題があるのは明らかだ。試合を視察した日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督も「この過密スケジュールで両チームとも疲労がたまっていた」とコメントしたというが、まさにその通りだろう。ガンバはアジアチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝、Jリーグヤマザキナビスコカップ決勝まで勝ち上がり、明らかに選手たちはオーバーワークだった。その象徴が宇佐美貴史。彼が9月25日のJ1第2ステージ第12節・柏レイソル戦か2か月半もゴールから遠ざかったのも、クラブと代表の疲労が溜まりに溜まっていたからに他ならない。

CSは決勝2試合はともに超満員の観衆が集まり、テレビも地上波でゴールデンタイムに放送されるなど、興業的にはある程度、成功したのかもしれないが、選手のフィジカルコンディション、試合のクオリティを考えると日程を再検討した方がいい。少なくともCS決勝第2戦を12月6日のJ1昇格プレーオフ決勝と入れ替えるくらいのことはできたはず。2シーズン制を続けていくべきかを含め、これから多くの意見を取り入れつつ、今後の方向性を模索していく必要がある。

そんなCSだったが、最終的には年間ポイント1位&第2ステージ王者の広島のタイトル獲得という順当な結果に落ち着いた。広島は森保一監督が就任した2012年以降、4シーズンで3度の年間制覇で、まさに「新・常勝軍団」と言うべき安定した強さを見せている。前回のコラムにも書いた通り、今季開幕前は高萩洋次郎(FCソウル)と石原直樹(浦和)の移籍によって、攻撃の弱体化を避けられないと見られていたが、ドウグラスと柴崎晃誠の台頭、若い浅野のブレイクなどで確実にカバーした。

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