29日のJ1昇格プレーオフ準決勝は順当な結果となった。まず、レベルファイブスタジアム(福岡)で行われたJ2・3位のアビスパ福岡対6位・Vファーレン長崎のゲームは、終始押し気味に試合を運んだ福岡が後半3分、左CKから助っ人FWウェリントンがゴール。昨季湘南ベルマーレでJ1復帰の原動力となった昇格請負人が決勝点を叩き出し、12月6日のファイナル切符を手に入れた。

一方、ヤンマースタジアム長居で行われた4位・セレッソ大阪対5位・愛媛FC戦は、勝利しかない愛媛が序盤から鋭いカウンターで相手を脅かした。が、セレッソの堅守が光り、ゴールを割らせない。後半からセレッソも積極的に仕掛けるようになったが、スコアレスのまま後半ロスタイムに突入。最後の最後で愛媛の左CKからのクロスが混戦に。ボールが守護神のキム・ジンヒョンの左脇を通り過ぎ、あわや失点かという絶体絶命のピンチが訪れた。しかし、これを田代有三が戻って相手DF浦田延尚と競り合い、間一髪で防いだ。この場面を防ぎ切ったセレッソが0−0で辛くも勝ち上がり、決勝切符を手に入れた。

過去3年間は6位のチームが決勝に勝ち上がり、勢いに乗ってJ1昇格を手に入れていたプレーオフだが、今回は3位・4位対決という形に落ち着いた。リーグ戦の勝ち点を見ると、福岡は2位・ジュビロ磐田と同じ82、セレッソは67で15ポイントも開きがある。それもそのはずだ。福岡は終盤8連勝という破竹の勢いを見せ、長崎にも勝利。9連勝でプレーオフ決勝まで上り詰めてきたのだ。

逆にセレッソは第34節の徳島ヴォルティス戦まで3位を守っていたが、そこから福岡、ザスパクサツ群馬、ツエーゲン金沢、長崎に敗戦。カマタマーレ讃岐とロアッソ熊本にドローと、終盤戦8試合でわずか2勝しかできなかった。この失速によって福岡に順位をひっくり返されたばかりでなく、大きなポイント差をつけられる事態に直面。このリーグ終盤の状況を踏まえると、プレーオフ決勝は福岡が圧倒的に有利なように見える。

実際、福岡は手堅い守備とウェリントンや城後寿らアタッカー陣の得点力を武器にしぶとく勝つという戦い方がコンスタントにできている。今季から指揮官は井原正巳監督に代わったが、福岡一筋の城後を筆頭にチームとしての積み上げがきちんとなされている。今季はU−22日本代表の亀川諒史や金森健志、柏レイソルからレンタル中の中村航輔ら若手も台頭。年齢的なバランスがよく取れているのも大きい。

お知らせ

J SPORTSオンデマンドサッカーパックは
サッカーコンテンツ盛りだくさんで月額1800円!
・プレミアリーグ全試合
・ブンデスリーガ毎節4試合
・デイリーサッカーニュースFoot!
【会員無料動画】Un Poco Foot! 月曜日〜水曜日
サッカーパック :月額1,800円 (税抜)
※25歳以下の方は、U25割で月額900円 (税抜)でご利用いただけます!
詳しくはこちら »

スカパー!×J SPORTS J SPORTS オンラインショップ