前田健太

J SPORTSの「侍ジャパン座談会」に出演した前田健太。座談会の模様は11月28日(土)から放送のINSIDE #8でお届けする。

広島東洋カープの前田健太投手が、ポスティング制度を使ってのメジャー移籍を目指すことを宣言した。

現在27歳、来季28歳になる年齢での移籍は買い手となるメジャー球団にとっては「絶好の買い時」かも知れない。

ポスティング制度自体は個人的にあまり好きになれないが、「メジャー挑戦」を謳う日本のプロ野球選手がフリーエージェント(FA)権の取得以前に移籍したいのなら、今は基本的にこの方法しか存在しない。

入札金が無制限だった時代は落札球団としか交渉できなかったので、選手にとって随分と不公平な制度に思えた。上限2000万ドルと決められている現行制度下では、複数球団の競合となる可能性もあるので、自ずと契約内容は良くなるはずで、選手の代理人にとっては腕の見せ所となる。

過去10年でポスティング移籍を果たした日本人投手

とは言え、11月のGM会議でカブスのホイヤーGMが「日本での数字をいかにしてメジャーリーグの数字に変換するのか、というのはとても難しい作業」と語ったように、契約内容=値段が難しい。

前田は平たく言えば、「日本のエース級投手≒メジャーの即戦力新人」という扱いになる。だから今オフのFA市場の目玉選手である左腕プライス(昨季ブルージェイズほか)や、グリンキー(昨季ドジャース)のようなエース級投手のように、5年以上の複数年総額で1億ドル後半から2億ドル超えが予想される大型契約を勝ち取るのは難しい。

ヤンキースが田中将大と7年1億5500万ドルで契約できたのは、そこに「メジャーの即戦力新人≒未来のエース級投手」という評価も加味されていたと言われているが、それだけではない。松坂やダルビッシュにも「未来のエース級投手」という評価は付いていたわけで、田中の契約は「ヤンキース価格」としか言いようがない。実際、当時は他球団の関係者がオフレコ話として「我々に同等の契約を求められても提示するのは不可能。ヤンキースだから可能な、我々にとっては議論にもならないバカバカしい契約」と漏らしていたほどだ。

そう考えると、前田も松坂大輔(当時レッドソックス)やダルビッシュ有(レンジャーズ)に準じて、5年以上の契約で総額4000万ドルから6000万ドルの契約に落ち着くのではないか。1ドル120円(以下同様)なら年俸4億8千万円から7億2000万円である。それ以上の契約が提示されれば代理人の貢献度大(田中級の契約が取れれば大勝利?)。それ以下の契約しか提示されないなら、FAになるまで待ったほうがいいかも知れない。

お知らせ

INSIDE #8 「侍ジャパン座談会」
WBSCプレミア12を振り返る公開収録をお届け!

11月28日(土)午前10:00〜 J SPORTS 1
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