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スキー コラム 2015年11月20日

好発進を見せるか我らがレジェンド葛西紀明  スキージャンプ FIS ワールドカップ /クリンゲンタール・プレビュー

鳥人たちの賛歌 W杯スキージャンプ by 岩瀬 孝文
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以前にみられたような荒れまくる風が、あまりにも印象に強く残るクリンゲンタールの台。
オープニングゲームはやはりドイツでということから近年、当地に組み込まれた開幕戦。
ジャンプ人気が高いドイツのこと、大観衆が幾重にもシャンツェを取り囲む。しかし、雪がなく高温ともなれば、容赦なく風が吹き付けて、である。

いわゆるモーターレースF1の裏返しがW杯スキージャンプとの明確な棲み分けがなされるドイツだ。それはかつてのマルティン・シュミットやスヴァン・ハンナバルドの超人気選手の時代から受け継がれる伝統そのもの。ときにブンデスリーガのファンも加わるが、昔でいう東ドイツの山沿いそしてバイエルン地方に代表される南ドイツでは、ジャンプフリークがこぞって各大会会場にやってきては、ドイツ国旗を打ち振るい、美味しいグリュネワインと、カラシ付きのソーセージをかたわらに地元選手に大声援を送るのだった。

さらにはW杯出場500試合がもはや目前に迫る“リアル・レジェンド”葛西紀明(土屋ホーム)への敬意を表するその暖かい拍手が終始鳴りやまず、その中を我らがノリさんは華麗なまでに飛んでいく。それこそ日本の誇りとの、見ていて心に充足感が満ち溢れる。
うれしい、さすが欧州ジャンプファンの目は肥えている。観客の皆さん、ありがとう。
そう言いたくなる異名レジェンド・カサイ発祥の地、ヨーロッパならではの光景である。

さて、クリンゲンタールW杯の団体戦、日本チームは強気なまでに表彰台を狙う。まずはあの乱れまくる風を味方につけてだ。
そこで気になる団体戦メンバーは葛西紀明(土屋ホーム)、伊東大貴(雪印メグミルク)、竹内択(北野建設)に始まり、そこに今夏絶好調の作山憲斗(北野建設)で、それともW杯団体戦で過去に3位表彰台を経験し2015ファルン世界選手権団体戦4位の小林潤志郎(雪印メグミルク)か、昇り調子にある2007札幌世界選手権団体戦銅メダルの栃本翔平(雪印メグミルク)なのか、全日本チーム横川朝治ヘッドコーチ(北野建設)その心の葛藤が聞こえてきそう。
とくに心境著しい雪印メグミルク勢は、技術を含め選手たちのメンタルケアまでも司り、さらに全日本スキー連盟の新理事としての活躍が期待される原田雅彦監督のもと、人望深き岡部孝信コーチの綿密な指導が息づき始め、そこに大きな魅力が感じられる。

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