日本代表はシンガポールやカンボジアといった明らかな格下相手に「緩い試合」を戦っているというのに(試合が「緩い」のは選手たちの責任でも、ハリルホジッチ監督のせいでもない。そんなマッチメークをするAFCの責任だ)、ヨーロッパではEURO予選のプレーオフで痺れるようなゲームが続き、一方でスペイン対イングランドとか、フランス対ドイツといったハイレベルな強化試合が行われている。こんな状態が続いたのでは、日本代表がヨーロッパのレベルに追いつくことはほぼ不可能だろう……。

と思っていたら、そのドイツ戦が行われていたフランスのパリで、120人以上の犠牲者が出る同時テロ事件が発生した。先日は、ロシアの旅客機の墜落事件もあり(原因の解明はまだ終わっていないが)、イラク、シリアを巡る紛争の火種はいよいよ世界規模に拡大しつつあるようだ。

今回のパリでのテロ事件。その現場の一つが試合が開催されていたスタッド・ド・フランスだった。

自分自身が行ったことのある場所からのニュース映像は迫力も増す。2、3年前だったか、シリアの映像を見ていて、ダマスカスで宿泊したことのあるホテルの中庭にロケット弾が着弾した映像を見てびっくりしたこともある。今回も、スタジアムから地下鉄に急ぐ人並みなどを見ても現実感がたっぷりだった。なにしろ、「11月は日本代表の試合を見てもしょうがないので、ヨーロッパに行こうかな」と考えていたこともあったのだ。もし、そうしていたら、僕はあの夜にスタッド・ド・フランスに実際にいた可能性もある。

ニュースでは、爆発音が響き、ピッチ上でエブラが驚いて顔を上げる映像が流れていた。そして、観客がピッチ上に避難している映像が続いた。僕はてっきり試合は中止になったのかと思ったのだが、実は試合は続行され、2対0でフランスが勝利したという(日本のニュース番組では、どういうわけだか試合が続行されたという部分は伝えられなかったが……)。

市内のホールやレストランでは多くの犠牲者が出たが、スタッド・ド・フランスでは場外での自爆テロがあり、通行人が亡くなった。スタジアム内には、何も影響がなく、それで試合は続行できたのだろう。

報道によれば、テロリストは入場券を持ってスタンド内に入ろうとしたが、爆弾を装着したベストを怪しまれて入場できず、そのまま場外で爆弾を爆発させたということのようだ。つまり、スタジアムのセキュリティーは行き届いており、スタジアムに関する限りテロは失敗に終ったわけである。

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