市橋翔哉選手は、今シーズンからシングルと並行しペアへの挑戦を始めます。日本の男子選手がペアの道へ進むことは多くない。そんな中で市橋選手の挑戦に、スケートファンは胸を高鳴らせました。インタビューでは「フィギュアスケートが好きだ」という気持ちを語ってくださった市橋選手。観戦だけでは分からないペアエレメンツの素朴な疑問にも、丁寧に答えてくださいました。
市橋選手からのビデオメッセージもご覧ください。インタビューの最後に、澤田亜紀コーチと長光歌子コーチからの温かいメッセージを頂いています。

写真:市橋翔哉選手 2015年9月3日 @関西大学アイスアリーナ

写真:市橋翔哉選手 2015年9月3日 @関西大学アイスアリーナ

*2015年9月3日 練習リポート*
15分間のストレッチの後、佐藤信夫先生・久美子先生の大きな幕が両端から選手を見守る関西大学アイスアリーナでの練習が始まりました。始めに、ノービスの選手が曲かけ練習をしている中でスケーティング。10分ほどして、リンクの端でループ(小さな円を描くターン)の練習を繰り返し行っていました。ジャンプ練習が解禁されると、本田武史先生からルッツの指導を繰り返し受け、美しいジャンプを成功させました。今シーズン、シングルとペアを掛け持ちする市橋選手。シングルのショートプログラム『ウエストサイドストーリー』を曲かけで滑りました。曲かけ後もトリプルジャンプを1種類ずつ確認するように反復練習。最後はクリーンな3回転トゥループで練習を締めくくりました。

インタビュー(「PP」):Pigeon Post ピジョンポスト 豊福誠太

PP:市橋選手がフィギュアスケートを始めたきっかけを教えてください。

市橋:小学2年生の頃、臨海スポーツセンターのリンクに体験入学をして滑ることがあったんです。それがおもしろくてはまってしまって、スケートを始めることになりました。

PP:そこからはずっと大阪でスケートをされているんですね。ご出身は広島ですよね?

市橋:はい。広島から引っ越してきてからはずっと大阪でスケートをしています。

PP:現在は高校3年生となり10年間フィギュアスケートをされていることになりますね。その10年間の中であった楽しかったこと、辛かったことをそれぞれ教えてください。

市橋:スケートは怪我が多いスポーツなんです。実際僕も足を怪我したことがあって、その度に滑れない時期がありました。その苦しい時期を乗り越えてもう一度滑れたときには楽しさが倍増して、自分は『スケートが好きなんだ』ということを再認識しました。

PP:足のどこを怪我し、どのぐらいの期間滑ることができなかったんですか?

市橋:右足首を骨折してしまって手術をすることになりました。2〜3ヶ月はずっとリハビリだけでした。中2の夏に初めて折れて、そこから3回連続で折れちゃいました。治ってやっと練習ができるようになり3回転のジャンプを開始したら、着氷で同じ箇所を痛めてしまいました。

PP:何度骨折を繰り返してもフィギュアスケートを続けてきたのは『スケートが好きだ』という気持ちからですか?

市橋:辞めるということはできなかったです。すぐに怪我を治したいという気持ちでした。

PP:ペア挑戦の経緯を教えてください。

市橋:高校1年生の春休みに中京でペアのトライアウトがあるというのを耳にしたんです。シングルをやっているときから試合のテレビ放送を観たり、ペアに興味があったので行ってみたら、それがすごくおもしろくて。そこからはどんどんペアの競技に魅了されていきました。

PP:その最初のトライアウトのときにペアを組むことになったんですか?

市橋:そのときは、ただただやってみるだけという形でした。

PP:三浦璃来選手(中学2年生)と組むことになったのは?

市橋:一番大きな理由は、同じリンクで練習しているからです。いつでも練習しようと思えばできますから。

PP:最初に三浦選手と一緒に滑ってみて、どう思われましたか?

市橋:初めてやったときからタイミングなども合っていたので、やりやすかったです。

PP:実際にペアをやった上で、やる前の想像とのギャップはありましたか?

市橋:難しい競技だというのはテレビで観て分かっていたんですけど、いざ自分でやってみたらどうしたらいいのか全く分からなくて、想像以上に難しかったです。

PP:どんなところが特に難しかったですか?

市橋:全部ですね。スケーティングもシングルはいつも1人でやっているけど2人でやらなければならないし、リフトは上げ方が最初は分からなかったので苦労しました。

PP:現在のペアの練習環境について教えてください。まず、日本ではどうですか?

市橋:日本ではシングルメインのリンクばかりなので、金曜日から日曜日の週3回しか練習できません。ここ(関西大学アイスアリーナ)では滑れないので中京(中京大学アイスアリーナ)に毎週通っています。

PP:カナダではいかがですか?

市橋:向こうはペアの選手だけの貸切がちゃんとあります。練習内容が濃かったので1日1日がすごく充実していて楽しかったです。

PP:モントリオールのリンクは今ペアがたくさんいるじゃないですか。日本、イタリア、もちろんカナダの選手もいます。たくさんペアがいても練習時間は取れるものですか?

市橋:滑っているカップルがあまりにも多すぎたら、別の時間に振り分けられるカップルがいるんですけど、基本的には大丈夫です。

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