バドミントン「ヨネックスオープンジャパン2015」は9日に本戦がスタートし、予選を勝ち上がった女子シングルスの川上紗恵奈(富岡高校)は、1回戦で世界ランク7位のワン・シーシャン(中国)を相手に善戦したが、0−2(18−21、18−21)で敗れた。敗れはしたが、世界のトップ戦線に打って出るための手ごたえをつかんだ内容だった。
前日の予選2回戦では、富岡高校の先輩である大堀彩(NTT東日本)を撃破。本戦でも前後に揺さぶられながらもラリーで食らいついて接戦に持ち込んだ。
川上は今季B代表に初選出。5月のニュージーランドオープン、8月のベトナムオープンを優勝するなど成績を挙げている、女子シングルスの新鋭だ。
試合後のコメントにも充実感がみなぎっていた。川上は「ドロー(組み合わせ)が発表されたときから対戦したくて楽しみにしていた選手と、予選を勝ち上がって戦えたことは良かった。ラリーをしているときでもすごく負けているとは感じなかった。ただ、互角に戦っていたのにバックアウトのミスで簡単に点を与えてしまった。(高い球が)上がって来たときに、自分にはスマッシュ力がないので決まらないし、カウンターを狙われるところもあった。国内の試合では一度(ネット際に)置きに行ってもう一度上げさせて攻めようと思うところでも、そういう展開にはさせてもらえなかった」と反省点を挙げながらも、世界上位ランカーから手ごたえを得たことを明かした。

自ら道を切り拓く強い力を持った選手だ。川上が所属する富岡高校は、2006年に普通科を廃止して国際スポーツ科を設置。福島県双葉郡を拠点にサッカーやバドミントン、ゴルフなどスポーツ科に力を入れて活動していたが、東日本大震災の影響により、現在はサッカー部の生徒が静岡県に拠点を移すなど、生徒が各地のサテライト校で別々に活動している状況だ。
だが、この難しい状況が、川上と富岡高校を結び付けた。小学生時代から頭角を現していた川上は、富岡中学校から誘いを受け、ひそかに作文を用意するなど入学する気に満ちていたという。
しかし、両親を説得することができないまま入学志願の締め切りが過ぎたため、断念。それでも思いが消えることはなく、高校進学時に再び富岡を希望。川上は「やっぱり強い富岡高校に入学したいと思ったけど、中高一貫なので高校からの途中入部はないと聞いていた。でも、ダメで元々と思いながら富岡高校の大堀均監督にお話をしたら、震災があって(転校して)メンバーが減ってしまったので枠を作れますと言ってもらったので、入学させてもらった」と富岡高校進学の経緯を語った。

お知らせ

◆ バドミントン スーパーシリーズ ヨネックスオープンジャパン 2015
日本バドミントンの祭典。ヨネックスオープンジャパン。リオ五輪を翌年に控え、例年以上のメンバーが東京体育館に集結!
1回戦:9月9日 (水) 午後 5:00〜午後 9:00 J SPORTS 3
2回戦:9月10日 (木) 午後 5:00〜午後 9:00 J SPORTS 3
準々決勝:9月11日 (金) 午後 0:00〜午後 6:00 J SPORTS 3
準決勝:9月13日 (日) 午前 6:00〜午後 0:00 J SPORTS 3
決勝-1:9月13日 (日) 午後10:00〜深夜 2:00 J SPORTS 3
決勝-2:9月14日 (月) 午後 8:00〜午後11:00 J SPORTS 1
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