100kg超級は大本命テディ・リネールが圧勝V。危なげなく世界選手権100kg超級7連覇を達成した。 比較的苦手とされるケンカ四つの対戦が1つだけであったということもあり、今大会もその内容はまさに圧勝。決勝の七戸龍戦以外は全て「一本」で勝負を決め、準決勝のキム・スンミン(韓国)戦ではまるで自らの強さを試すかのように捨身技2発で圧勝。今大会絶好調で復活を遂げたキムを相手に笑みさえ浮かべて、その強さは盤石であった。

その強さを楽しむ、以外のファンの視点をひとつ探すとすればリネールの生命線である、過剰なまでの組み手管理を巡る攻防。絶対に先に右袖を取らせないリネールが、決勝の七戸龍戦ではなぜか七戸に「先に組ませてしまう」事態が頻発。蟻の一穴を決して許さないリネールは全て切り離し、自分の形で塗りつぶしてしまうことで解決を図りこの形は結局リセットされ続けてしまったが、「なぜ七戸は組めたのか」を考えつつの視聴はみどころとして非常に面白いものであると考える。

リネールの他に目立っていた選手は七戸とキム、イアキフ・カモー(ウクライナ)に、アダム・オクルアシビリ(ジョージア)。七戸は2大会連続で決勝に進む地力アップを確実に見せ、キムはここ数年の低落傾向が嘘のような元気なパフォーマンスを披露。昨年世界ジュニア3位のカモーは予選ラウンドでレナト・サイドフ(ロシア)、3位決定戦でキムをいずれも「一本」で破り、新世代の旗手に名乗りを上げた。

オクルアシビリは完全復活。裏投と隅落一辺倒であったスタイルを修正、今度は遠間から手首を抱え、回転角度を増して丸い体に巻き込む外巻込という新技を披露。左右どちらにも仕掛けるこの癖のある技で再び表彰台の栄を得ることになった。超級ウォッチに欠かせない「役者」の復活、ぜひ映像でチェックしてもらいたい。

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古田 英毅
柔道サイト 「eJudo」編集長。国内の主要大会ほぼ全てを直接取材、レポートを執筆する。
コラム「eJudo's EYE」の著者でもある。自身も柔道六段でインターハイ出場歴あり。J SPORTSワールドツアー中継ではデータマンを担当。

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