東アジアカップ初戦で、日本代表は北朝鮮に逆転負けを喫した。

もちろん、今回の東アジアカップでは海外組が招集できず、「代表」とは名ばかりの「Jリーグ選抜」的な顔ぶれであり、また、先週のコラムでも書いたように大会直前の水曜日にまでJ1リーグが開催されたため、木曜日に開催地の武漢に入ってから、実質的なトレーニングは1回だけという強行日程の試合だった。

一方の北朝鮮は、この日本に照準を合わせて数週間の準備期間を費やしてきたはず。「敗戦」という結果についてはやむを得ないものだった。

だが、前半の開始3分に先制ゴールを決めてリードした後の試合運びや何度も決定機がありながら追加点の取れない攻撃陣など、不満の残る内容だった。

このような厳しい状況で迎えた東アジアカップ。最大の見どころは、これまで日本代表にあまり招集されたことのない新戦力組の見極めだった。

準備不足や連戦の疲れ、そして中国の「四大火炉」と言われ、暑さの厳しい武漢での試合……。そうした悪条件が重なっているからこそ、代表に相応しい選手か否かが分かってくるのだ。つまり、悪条件の中で、当たりの激しい相手に一歩も引かずに闘うことができるのか。それができる選手は、これからも日本代表に呼ばれ続けるだろうし、それができない選手は国際試合では使えない。つまり、代表とは縁のない選手ということになってしまう。

実際、北朝鮮との試合では「新戦力組」の明暗がくっきりと分かれた。

厳しい環境の中で、北朝鮮の激しい当たりに対してしっかりと闘えた選手の一人が、セカンドトップとして起用された武藤雄樹だった。代表デビュー戦で先制ゴールを決めたのも大殊勲だったが、重要なのは豊富な運動量でトップの川又堅碁をサポートし、北朝鮮の激しい当たりにも五分に渡り合うことができたことだ。今シーズン移籍した浦和レッズでのプレーと同様にチームのために貢献した武藤は、当然、今後も代表の中で重要な役割を担うことになるだろう。

もう一人、新戦力組で特筆すべきは、「初めてのポジション」という右サイドバックとして起用された遠藤航だ。
すでにU22代表では中心選手であり、所属の湘南ベルマーレでも攻守の要としてプレーしている遠藤。当然、代表に入っても普通にやっていけるとは予想されたが、サイドバックとして相手の攻撃をストップしながら、果敢な攻め上がりも見せ、何度もチャンスを演出。間違いなく、北朝鮮戦での日本代表のベストプレーヤーだった。守備的なポジションならどこでもこなせるポリバレント性もあり、今後も日本代表の貴重な戦力となっていくのは間違いない。

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