U−19アジア選手権の準々決勝で日本チームは敗れてしまったが、その後ヤンゴンに移動して準決勝を観戦してから帰国の途に就いた。今は、夜のシンガポール・チャンギ空港で、昨夜の試合を振り返りながらこの原稿を書いているところである(10月21日時点)。ミャンマーのU−19代表がカタールに挑戦した歴史的な試合だった。ミャンマー代表は延長の死闘の末に敗れ去ってはしまったが、試合終了とともに健闘を称える拍手は鳴りやまず、僕も30秒くらいは拍手をしていたような気がする。

大方の予想を覆してベスト4入りと来年のU−20ワールドカップ出場を決めたミャンマー。ミャンマー(ビルマ)のサッカーは40年ほど前までは、アジア最強の一角を占めていた。東京で開かれたアジアユースでも当時のビルマはベスト4に進出したのを覚えている方もいるだろう。そう、韓国にあの金鎮国(キム・ジングク)がいた時の大会だ。だが、ミャンマーは最近すっかり弱体化。世界大会出場というのは史上初の快挙である。いや、サッカー界だけではなく、同国のスポーツ界全体にとってまさに画期的な出来事であり、人々は当然決勝進出、そしてアジア・チャンピオンを夢見た。

準決勝にも決勝進出を期待する地元の観衆が詰めかけ、観客数は2万9870人。トゥワナ国立競技場は、立錐の余地もないほどの観客が入り、試合開始前から熱狂的な応援が繰り広げられた。両チームがピッチに入場する……。タッチラインをまたぐ時に十字を切る風景はヨーロッパや南米のサッカー・シーンでよく目にするが、ミャンマーの選手たちは両手を合わせて合掌してからピッチに入る。ミャンマー人は、少なくとも多数派民族であるバマー民族はみな熱心な上座部仏教の信徒なのである。

しかし、試合が始まってみると実力的に勝るカタールが完全にゲームを支配。それでも、地元の大声援をバックにミャンマーの選手たちはボールに食らいつき、シュートコースに体を入れて防ぎ切り、前戦のツートップのアウントゥンとタンパインを走らせて、カウンター攻撃でカタールのゴールを脅かしていたが、前半の追加タイムにCKからカタールに先制ゴールを許してまう。

 

前半のゲーム展開から考えて、「これで勝負あった」と僕は思った。第三者なら、皆、そう思ったはずだ。だが、ミャンマー選手は決して諦めることはなかった。後半も、カタールの猛攻を防ぎながら反撃を仕掛け、次第にボールを回せるようになっていく。そして62分、中盤でうまくパスが繋がり、トップのタンパインが落としたところをアウントゥンがシュート。これが右上隅に決まって同点。さらに、その2分後にはFKから逆転ゴールが決まり、わずか2分間でミャンマーがリードしてしまったのだ。

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