9月シリーズでは勝ちきれなかっただけに、今回のジャマイカ戦(新潟)では勝利が欲しかったアギーレジャパン。10日の一戦は結果的に前半16分のオウンゴールで1−0と辛くも白星を挙げることができた。しかしシュート数は相手の5本の4倍に当たる20本を放ち、本田圭佑(ミラン)や岡崎慎司(マインツ)、香川真司(ドルトムント)らが次々と決定機を迎えながら決めきれなかったことで、不完全燃焼感が色濃く残った。新体制3試合目で香川が初めて左インサイドハーフとしてチームに入り、武藤嘉紀(FC東京)が代表初先発に抜擢されるなど、いくつかの変更があり、連携面で完全に噛み合わない部分があったことも事実。相手との力関係もあったが、9月シリーズに比べると攻守両面で大きな前進が感じられたのも確かだろう。

そんな中、目立ったのが新戦力の台頭だ。この試合が国際Aマッチデビューだった塩谷司(広島)、2試合目だった柴崎岳(鹿島)、途中出場ながら独特の存在感を示した小林悠(川崎)などはいいパフォーマンスを見せたと言っていい。特にアギーレ監督ら見る者を驚かせたのが塩谷だった。最終ラインからのボールを持ち上がって確実に前線に展開する組み立ての力は、アギーレ体制になってからテストされた他のセンターバックには見られなかったものだった。守備面でも一緒にやったことのない森重真人(FC東京)とのコンビネーションもスムーズだった。逆に森重が抜かれそうになった場面でいいサポートに入るなど、彼の潜在能力の高さが随所に感じられた。

もともと塩谷という選手は徳島商業高校から国士舘大学を経て、J2の水戸ホーリーホックでプレーしていた選手。2012年夏に広島へ移籍するまでほとんど無名だったといっても過言ではない。けれども本人は「4バックは大学や水戸時代にやっているから問題ない」と語った通り、広島の3バックとは異なる戦術をスムーズに理解し実践できる順応性の高さをしっかりと示した。アギーレ監督が「塩谷は非常によかった。私が初めて視察した2ヶ月前の浦和対広島の試合で彼はベンチだったが、2カ月後、彼はパーフェクトなゲームをしてくれた。満足している」と絶賛するのも当然だろう。吉田麻也(サウサンプトン)と森重という2014年ブラジルワールドカップを経験しているセンターバック陣の一角に食いこむための大きなアピールを、彼は初代表のゲームで見せてくれた。

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