10月に入っての第1週、Jリーグの順位争いが大きく動いた。土曜日にはJ2の第35節が行われ、9月には勝ち星から見放されていた2位の松本山雅FCが横浜FCに完勝。3位のジュビロ磐田、4位のギラヴァンツ北九州が取りこぼした結果、3位磐田との勝点差が8に開き、自動昇格となる「2位以内」に一歩大きく近づいた(この結果、この週での湘南ベルマーレの優勝決定はなくなったが、夜の試合で首位の湘南は快勝。次週にも優勝が決まることとなった)。

そして、5日の日曜日にはJ1の第27節があり、首位の浦和レッズが大雨でピッチに水が浮いたコンディションに苦しみながらも、FKからの2得点で徳島ヴォルティスに逆転勝ち。こちらも2位の鹿島アントラーズ、3位の川崎フロンターレがともに敗れた結果、浦和と2位に浮上したガンバ大阪、3位に落ちた鹿島の勝点差が7と広がった。もちろん、まだ「確定」とは言い難いが、浦和も優勝に向けて大きく前進したと言っていいだろう。今季の浦和は、昨季までと違って戦い方の幅が広がっており、「大崩れ」がなさそうだからだ。

例えば、この日の徳島戦。ピッチ状態が悪く、浦和はいつものようにパスを繋いで攻めることが不可能な状態だった。浦和と言えば、ボランチの阿部勇樹や鈴木啓太が最終ラインに下がって、スリーバックの槙野智章や森脇良太が攻め上がる流動的な動きが特徴だが、この日の浦和はそうした変化はすべて封印。前線に蹴って、セカンドボールを拾ってツートップの興梠慎三や李忠成に預けるオーソドックスなサッカーに終始。徳島のカウンターから先制ゴールを許したものの(因に徳島のシュートは90分を通じてこの1本だけ)、柏木陽介のFKからの2点でしっかりと逆転勝ちして見せた。

相手が守りを固めても、正面から力攻めを繰り返して行き詰っていた昨シーズンまでとは違って、状況に応じていろいろな攻め方ができるのが今シーズンの浦和。昨シーズンと比較して失点が減ったことで守備の強化が指摘されることも多いが、攻め方が整理されたことで、無理に攻めて、へんな奪われ方をすることがなくなったのが失点が減った一番の原因。安定感は、昨シーズンまでと比べて、はるかに増している。

ところで、この日の埼玉スタジアムはピッチの全面に水が浮いている最悪のコンディションだった。確かに、前夜から雨は降り続いてはいた。だが、まだ台風本体の雨ではなく、試合中の雨もそれほどの豪雨とは言えない状態だったのに、ピッチ・コンディションはかなりひどい状態になっていた。もちろん、僕はJリーグ開幕以前のサッカー場も知っているから、雨が降ったのだからあの程度は仕方が無いとは思うが、埼スタは以前はあんなことはなかった。雨が降ってももう少し良いコンディションが保たれたはずだと記憶している。恐らく、長い期間使用している間にピッチ下の排水用のパイプが詰まってしまったといった理由で、排水機能が衰えているのであろう。要するに、スタジアムの劣化、老朽化の問題。いずれ、全面的な改修が必要になるだろう。

この日の埼スタは観客数も2万3294人にしかならなかった。相手が最下位の徳島で、しかも台風接近中の雨中戦ではしかたがないのかもしれないが、Jリーグという存在自体もピッチ・コンディションと同様に老朽化してしまったようで心配である。

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10月20日 (月) 深夜 03:54 ウェストブロムウィッチ vs. マンチェスター・ユナイテッド J SPORTS 4
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