ISU作成のコメント集の翻訳をグループ1からお送りします。

グループ1
ヴァレンティーナ・マルケイ選手(イタリア)107.37 14位 総合 157.64 16位

(ショート22位から盛り返せたのは)とてもシンプルなことで。シーズン最悪のショート、それは2日前です。ただそれを消去して、再起動したんです。他にどうすることも出来ません。プレッシャーにせず、ただ運が悪かった、と思って。今日も一番滑走で運が良くはないです。
(イタリアチームのアイスダンスのカッペリーニ・ラノッテ組が優勝して)本当に、観ていて素敵でした。私もそんな演技をしなければと思って、ベストを尽くしました。
(今後について)少し休みを取って、どうするか決めます。でも、来シーズンも競技を続けることは確かです。

グループ2
ヨシ・ヘルゲソン選手(スウェーデン)107.95 12位 総合 162.91 14位

演技を終えてとても良い気分です。最後のスピンで「時間がない」と思って、各ポジションで2回転してなかったですけれど、でも演技の出来にはうれしく思っています。ジャンプが本当に良かったです。(プログラムで一番気に入っているところ)戦士って感じなのがいいです。全編通して戦っていますので。滑っていて楽しいです。
(来季に向けて)ショートは2シーズン連続でやっていますので絶対変更します。今シーズンはあまり練習する時間がなかったんです。ずっと怪我をしていました。ですから、この夏の間に本当に頑張って、三回転−三回転をいつでもクリーンに降りられるようにしたいです。

グループ2
ジジュン・リー選手(中国)95.97 17位 総合 150.34 17位

今シーズンはうまく行かないシーズンでした。昨年は調子が悪く、しばらく病気でしたし、いろいろな問題も抱えていました。昨年は2ヶ月も滑ることが出来なかったんです。四大陸の前からやっと練習を再開しました。夏の間によく休んで、新たなシーズンに踏み出したいです。

グループ2
ガブリエル・デールマン選手(カナダ)109.06 11位 総合 164.78 13位

とてもイイ感じでしたね!初めての世界選手権はすごく勉強になりました。ベストを出せましたし、滑っていてすごく楽しめました。
(憧れの選手について)カロリーナ・コストナー選手とジョアニー・ロシェット選手ですね。カロリーナはもう本当に綺麗なスケーターで。見ていると優雅な気持ちになります。彼女の情熱やジャンプや技術というのもとにかく凄いです。彼女の心意気や優雅な姿、その滑りから学ぼうとしていました。
(ソチ五輪と世界選手権で学んだこと)楽しんでベストの演技をする、ということですね。練習を信じて、自分の最高のものを出して、そして一瞬一瞬を楽しむことです。

グループ3
ケイトリン・オズモンド選手(カナダ)107.72 13位 総合 170.64 11位

何が起こったか分かりません。練習では難なくやっていたのですが、今シーズンは試合数が少なかった、ということもあると思います。まったく、自分が見せたい演技ではなかったです。まったく、シーズン最後の締めくくりになるようなものでもなかったです。ただ、完璧なショートで折り返したのは、本当によろこべます。来シーズンに向けて、また攻めていけると思っています。(今日の出来について)多分、目指している分の50%だと思います。ショートは目標に届いていますが、フリーはまったく届いていません。
(今大会のハイライト)もちろんショートですね。ジャンプもやり切りましたし、試合で決められるのも分かりました。新しいことをやってみて、それが成功しました。来シーズンに向けて、大きな自信になります。

グループ3
ナタリー・ヴァインツァール選手(ドイツ)106.90 15位 総合 167.72 12位

2本目の三回転ルッツの着氷でよろけた時、ほんとに、「ちょ、待って!どういうこと?(help! what is going on with me?)」と思っていました。練習から全部うまく行ってたので、「ありえない」って感じで(I thought like, something that cannot happen.)。でも、集中を取り戻して持ち直しました(三回転ルッツ−二回転トゥループのコンビネーションにする)。三回転ループまではどうなることかと思っていたんですけど、良くなっていきました。お花がたくさんあるリンクで演技に備えるという状況には慣れていなくて、滑るところを探すのも大変だったのですが、演技は楽しめました。これが今シーズンで一番の演技でした。総合で160点も超えましたので。最後のアクセルがシングルになったんですけど、それでも満足しています。

グループ3
ポリーナ・エドモンズ選手(アメリカ)126.91 5位 総合 187.50 8位

今日はすごい演技が出来たと思います。クリーンに滑って、それが目標だったのですごくうれしいです。自分のベスト演技の内に入ると思うんですけど、そのような演技でシーズンを良い形で終えられて本当によかったです。今大会に入ってから、イイ感じで過ごしていました。もう国際試合はこれで終わり、と思って。ジュニア女子というのも、本当に強豪というか。ジュニアでの試合経験が大きかったので、それでシニアの試合にも対応していると思います。この世界選手権で戦えるチャンスを頂いて本当にうれしいです。
明日、ちょっとだけ東京観光をするのでそれが楽しみです。家に帰って、少しリラックスして、それからまた来シーズンに備えます。

グループ3
アシュリー・ワグナー選手(アメリカ)129.52 4位 総合 193.16 7位

今日の演技は、もう胸が一杯になりました(stoked)。競技者って感じで、戦う気持ちを取り戻せたのがすごく良かったです。昨シーズンは自分にとって大変厳しいものでした。シーズン通して山あり谷ありで、それを引きずって今シーズンもうまく行かなかった、という面もあると思います。ここ日本のジャパンオープンからシーズンをスタートして、そしてまた日本に戻って素晴らしい演技でシーズンを終えられました。自分の立場を考えると、今大会は勝ちにいく世界選手権ではなかったのですが、自分自身を鍛錬する機会になったので、それがすごく良かったです。気持ちの上で戦えた、という感じです。「戦う心構えを持って来シーズンに臨みたい」と思ってたんですけど、この世界選手権ではそれ以上に自分を高められました。ここでこのような演技をしっかりやれたということは、自分にとって素晴らしい契機になったと思います。

グループ4
カロリーナ・コストナー選手(イタリア)126.59 6位 総合 203.83 3位

もう一度滑って、もっと良い演技が出来たら……。本当に厳しかったです。ジャンプも思っていたようには出来ませんでしたし、でもこれがスポーツ、でしょうね。日本の皆様に御礼を申し上げます。皆さんのおかげで、最後まで滑り切ることが出来ました。本当に助けて頂きました。最初から最後まで応援し続けて下さいました。そのおかげで、「今日はだめだったけど、しょうがない」と今自分の演技を受け止められています。私はフィギュアスケートを愛していますし、この会場の1万8千人の皆さんもそうですよね。だから「私は一人じゃない」と思っています。演技は残念だったんですけど、ここで滑ることが出来てうれしいです。スターズオンアイスに出演するので日本に滞在するんです。とても楽しみですし、キャストを務められて光栄です。

(以下、会見より)
今日の演技は、失望を隠せないと言いますか。このような演技をしたかったのではありません。ベストを出せなかったのですが、日本の皆様に御礼をお伝えしたいです。本当に素晴らしい応援、ありがとうございました。皆さんの応援に助けられながら、おかげさまで最後まで頑張れました。選手は最後まで精一杯頑張りたいと思うものです。
試合で結果やエレメンツが望む通りにならなくても、毎回有意義なことはたくさんあります。それを経験して帰れる、と思わなくては。私も今回、笑顔で帰れます。日本の方々に見守られて、感動しながら滑りましたので。

(ジャンプの前に笑顔でしたが?)私はこれまで12回も世界選手権に出場しているんです。なのに毎回演技前にすごく緊張してしまって、時々そんな自分自身に笑っちゃうんです。「この期に及んで、慣れなきゃだめ!経験があるんでしょ?右も左も分かってるでしょ?」って自分で自分に言ってる始末です(笑)とにかく毎回緊張するので、そういう面が自分の力になることもあれば、行く手を阻む災いにもなる、とも考えています。この繊細さが、演技に感情を込める力にもなっていると思います。でも一方で、興奮し過ぎたり、集中を欠いたりするんですけど。ですから、ジャンプの前に自分にこう言い続けました。「案の定緊張してるけど、好きなことやってるんでしょ?スケートが好き、それがあなたでしょ?勇気を持ってやって!」って。でも、今日は縁がなかったですね。

(五輪後の世界選手権としてはレベルの高い試合になりましたが?)女子シングルはここ数年、競技水準が非常に高くなっていると思います。ですから、今大会のレベルの高さにも驚きはないです。

(今季のハイライト)毎試合、何かを得ようとしているんですけど。今シーズンは長くて非常に切迫していました。オリンピックには本当に良い思い出がなかったので、「何も期待しないように・無邪気に信じ込まないように(not be naive[類義語はinnocent])」と自分に言い聞かせていました。そういう、何も期待していない時にこそ、人生には一番のサプライズが起こりますね。それが私にとってはソチ五輪で、競技人生最高の演技が出来ました。子供の頃夢に描いた通りに、オリンピックという夢の世界にいる、それは本当に大変光栄で、私は恵まれていると思います。この幸いを心の中で大切にします。ソチ五輪がどういう結果になっても、世界選手権に出て例年通りシーズンを終えると決めていました。でも、歓喜の後に日常に降り立って練習に戻る、それは正直本当に大変でしたね……。「毎試合ゼロからのスタートになる」ということを忘れずに練習に努めるのは、厳しかったですね。この世界選手権に向けて、その夢のような世界からどのように気持ちを持っていけばいいのか、分かりませんでした。今大会の幸いは、ショートの後に訪れました。満場のスタンディングオベーションを目にした瞬間です。私が今までやってきたこと、この長い間一生懸命に頑張ってきたことを、皆さんに祝福して頂いた瞬間です。

(今季に入って自己ベストを更新して)ソチ五輪では、円を描けた(closed a circle [イタリア語に chiudere il cerchio という成語がある])という感じでした。ついに、自分が持っているものをたくさん込めることが出来ました。今大会に入ってからは、ただ楽しもうと思っていたんですけど。

(今後について)私はこれまで20年間スケートに人生を捧げてきたんです。ですからまだ先のことは決めていません。ただ「何かを始めなきゃ!」とは思っています。この世界選手権まで、それに煩わされることもなく、決断をしようとも考えていませんでした。ですからマオ(浅田真央選手)のように、私も今から先々のことを考えます。

グループ4
ユリア・リプニツカヤ選手(ロシア)132.96 2位 総合 207.50 2位

三回転サルコウを失敗して、恥ずかしいです。これで二度目です。正しいフォームではなかったので転倒しました。練習でも苦労しています。来シーズンに向けて修正しないといけません。シーズンが終わったので、何も気に病むことなく一息つけます。全体的には今日の演技はよかったです。得点が上がるのでダブルアクセルー三回転トゥループを後半にしました。ショートは理想通りでした。最高の形では終われませんでしたが、これでシーズンが終わったのでうれしいです。

(以下、会見より)
今日の演技は今シーズンのベストではなかったのですが、しょうがないです。失敗がある中で高得点を取ってレベルも揃えたのでうれしいです。転倒以外は全てうまく出来たと思います。日本の皆さんがこんな風に応援して下さって、幸せな気持ちです。お花や贈り物もありがとうございます、とお伝えしたいです。毎試合、いいこともあります。毎試合、新たな感情や気持ちが生まれますし、これからの人生の思い出にもなると思います。
(ソチ五輪と世界選手権を比較して)ソチ五輪の1試合目の団体戦はクリーンに滑ったんですけど、2試合目の個人戦はシーズンの疲れが出てしまったかと思います。こちらでは、個人戦よりは良くて、団体戦よりは悪かったです。ただ、全体的にはよかったです。
(浅田真央選手やカロリーナ・コストナー選手から学ぶこと)お二人共素晴らしいスケーターで、なにもかも勉強になっています。練習の仕方や気持ちの持っていき方、戦い方、技の一つ一つ、たくさん挙げられます。
(今季で一番の収穫は)毎試合経験を積んだと思いますし、どんどん経験を重ねていますので、恐れることはほとんどないだろうっていう、今はそういう状態になっています。

グループ4
アンナ・ポゴリラヤ選手(ロシア)131.24 3位 総合 197.50 4位

今大会は最高の試合になりました。とても落ち着いて、緊張もしませんでした。全てやり切りましたし、それがうれしいです。今はまだ実感はないんですけど。
(ユリア・リプニツカヤ選手について)練習しているリンクでも同世代ということで、世界ジュニアに一緒に出てから友達になりました。ユリアがソチ五輪に出ていた時は、友達として応援していました。

グループ4
グレイシー・ゴールド選手(アメリカ)124.27 7位 総合 194.58 5位

ほんとに、どうしてしまったのか分かりません。アメリカ女子のために良い演技が出来ず、申し訳ないです。来シーズンに向けてもう一度集中し直さなければ。自分が取り組むべき課題も分かりましたし、それに一生懸命努めます。フィギュアスケート選手としてのパッケージを完成させないと。ある試合では演技が良い、ある試合ではジャンプが良い、そういう状況なので。それらを一つのパッケージとして見せられるようにして、プログラム自体をもっと良いものにしないといけません。

テキスト・翻訳:島津愛子 Aiko Shimazu

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Pigeon Post ピジョンポスト
フィギュアスケーターの"声" "今"を届ける記者チーム(Pigeon Post HP)。
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