アルゼンチン代表で、“キックの魔術師”と称される名手、ファン・マルティン・エルナンデスが、南アフリカのナタール・シャークスと1年契約を結んだ。ナタール・シャークスは、スーパー14シャークスの母体となるチームで、来シーズンのスーパー14ではエルナンデスのプレーを見ることができるようになるだろう。
エルナンデスは、今年26歳。20歳でアルゼンチン代表に初めて選ばれて以来、重ねたキャップ数は32に上る。現在は主にSOを務めているが、CTBとFBもきわめて高いレベルでこなすユーティリティーBKである。2007年ワールドカップではSOとして全試合に出場し、同国を初の3位へと導いた。同年IRBが選出する最優秀プレーヤーの候補のひとりにもノミネートされた(南アフリカ代表WTB・ハバナが受賞)。
クラブレベルでは、2004-5シーズンにフランスの名門、スタッド・フランセに加入。2004-5シーズンと2006-7シーズンの優勝、2005-6シーズンのハイネケンカップ優勝を経験している。2006年には「世界最高のFB」と呼ばれるほどのプレーヤーとなった。
今回の移籍は、先月下旬に最初の報道があったが、その後南アフリカ国内ではいったん否定されるなど行方が注目されていた。今回の移籍後、エルナンデスは育成機関であるシャークスアカデミーでの指導もミッションのひとつとなっているそうだ。エルナンデスに直々に教えてもらうことができるとは、なんともうらやましい!
菊地 紀満
65年東京出身。子供のころからサッカーに勤しむ。都立小石川高時代、隣でがんばっていたラグビー部(元日本代表・慶大主将の若林氏と同級生)に触発されラグビーの虜に。早大4年時に永田組の日本一を目の当たりにし、さらにのめり込む。香港に移った後、中国を中心としたアジアのサッカー事情や香港セブンス、主要スポーツゲームを毎日新聞等にレポート。帰国後も自ら草ラガー(フランカー)としてプレーする毎週末。ブランビーズの大ファン。


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