2007年01月15日
クリスタル前奏曲(プレリュード) - 表現力で世界を席巻する女子フィギュア選手
森本里菜『クリスタル前奏曲(プレリュード)
』集英社(1999)全1巻
主人公は3歳からバレエを続け、優れた表現力を持ちながら技術の未熟なフィギュアスケート選手である。
自分の才能を全く信じていない、ゆえに上を目指すことなど考えたこともないしのぶが、コーチである陽介への憧れから大きく脱皮する。
「見てみたくなった---この人が見てきたものを 感じてみたい この人が感じたものを」(『クリスタル前奏曲』P30)
陽介はコーチとしてのみならず、恋人(のような者)としてもしのぶを解き放つ。
「最初あたしは 外に出ようとしない鳥だった だけどそれをあなたが 扉を開けた---」(『クリスタル前奏曲』P48)
その後日本を代表する選手へと成長するしのぶ。1冊の3分の2程度の分量ゆえ、コーチを好きになるのも選手として成長するのも拙速な感はある。しかし最後の試合結果の無理のない着地点は、スポーツマンガとして好感が持てる。
■初出:『りぼん(別冊ふろく)』集英社(1997)、『りぼん早春のびっくり大増刊』集英社(1998)
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『クリスタル前奏曲(プレリュード)』
【ストーリー】
フィギュアスケート選手しのぶは、技術こそないものの、3歳からやっているバレエのおかげで豊かな表現力を持っている。ある日所属するクラブの責任者である三枝から、息子であり前年度日本チャンピオンの陽介をコーチとして紹介される。しのぶと陽介の二人三脚が始まる。

