2007年02月06日
『輪道 -RINDO- 競輪学校編』 - ”輪界最強の男”を目指して競輪学校へ
>>1巻~7巻までに関する記事
井ノ内貴之・原案/乗峯栄一 『輪道 -RINDO-
』 秋田書店(2003) 全11巻

【8巻~11巻】
18歳になった輪は、伊豆にある競輪学校へ入学します。
競輪学校は恐ろしく規律の厳しい所です。携帯電話の所有、飲食物の持込、無断面会など禁止事項がずらり。競輪学校のWebサイトを見ると、実際これらの規律は存在するようです。
学校を率いるのは、仮面を被った謎の校長(表紙画像参照)。厳しいテストが次々に課され、不合格者は容赦なく退学処分を受けます。生き残りを賭けた生徒たちの間では、ドロドロとした陰謀が頻発。疑心暗鬼に苛まれます。
”輪界最強の男”魁梧凄(かいご せい)の弟として周囲の注目を集める輪(りん)も、当然陰謀のターゲットに。でもこの人、天然なのか鈍いのか、全く意に介しません。常に前向きです。子供の頃は敏感な少年でしたけどね。イタリア留学(第3巻参照)中に、細かいことを気にしない性格へ変貌を遂げたのでしょうか。
逆に繊細なのが、仮面の校長。軍隊の如き厳しい特訓を課す悪役キャラです。真っ暗な部屋で競輪場の収録音を大音量で聞きながら寝させるなど、肉体のみならず精神にも響きそうな特訓まで課します。
でもこの校長、陰では競輪界全体の成長を願い、生徒達に細かい目配りをしている。時には実演して見せながら生徒たちの能力をぐんぐん向上させていきます。校長に注目しながら、生徒達が成長する様を楽しんでください。
■初出:『週刊少年チャンピオン』秋田書店(2003~2005)
【ストーリー】
競輪選手を目指し、競輪学校に入学した輪。そこは夢と希望、そして絶望に満ちた空間だった。輪は凄の後を継ぎ、”輪界最強の男”になれるのか!?
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2007年02月05日
『輪道 -RINDO-』 - 自転車四兄弟の家族愛
自転車マンガです。7巻まではロードレース中心の展開、8巻以降は「競輪学校編」として競輪の世界へ突入します。
井ノ内貴之・原案/乗峯栄一『輪道 -RINDO-
』秋田書店(2003)全11巻

【1巻~7巻】
競輪界にその名をとどろかす魁梧兄弟。長男の凄(せい)は”輪界最強の男”と名高い競輪界のエース。三男の剣も将来を嘱望される若手選手です。次男の優はぱっとしません。
そんな兄達が受け継いできたボロボロの自転車を、末っ子の輪(りん)が貰い受けます。輪はその自転車を、「りんどう号」と名付けました。幼くして死に別れた母の名前です。その自転車を駆って、輪はロードレースに出場します。
レースが始まってみてわかりました。輪はロードレースが好きなんじゃなくて、「りんどう号」が好きなんですね。レースに勝っても負けても、言及するのはりんどう号のことです。
「りんどう号をバカにした北斗にだけは 死んでもオレは負けたない--ッ!」(『輪道 -RINDO-』 第3巻 P31)(『輪道 -RINDO-』 第2巻 P134)
「りんどう号ごめんな・・・おまえは一生懸命・・・走ってくれたのになァ・・・りんどう号は勝ってたんや・・・なのにオレのせいで・・・ゴメン・・・」(『輪道 -RINDO-』 第3巻 P31)
「やったぜりんどう号--ッ!」(『輪道 -RINDO-』 第4巻 P59)
兄弟や近所の人が言うように、輪にとっては「りんどう号=母」です。輪は母を侮辱されたくない、母を勝たせたいという気持ちで走っていたのですね。
その後もロードレースに出場はします。でもその動機は、「自分のためにロードレース選手になる夢を捨てた凄を、ロードレースでも最強の男にしたい」といったものです。
つまり輪は、自分がロードレースを走りたいわけではないのです。
世界トップクラスのクライマーと勝負した時、初めて個人的な勝利への意志を見せます。しかしそのレースを最後に、輪は競輪に転向します。
前半は、凄と輪の過酷な運命を軸にした家族の物語として読んでください。涙なしには読めません。
>>『輪道 -RINDO- 競輪学校編』へ続く
■初出:『週刊少年チャンピオン』秋田書店(2003~2005)
【ストーリー】
通天閣の袂で串かつ屋を営む魁梧家の四兄弟。兄3人は全員競輪の選手だ。末っ子の輪も、兄達が乗ってきた中古の自転車を受け継ぎ走り出す。「チャリバカ」だけが見ることができる「輪の道」を、輪は見ることができるのか。
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