2007年02月02日
『レッスン』 - 監督モテまくりバレーボールマンガ
高橋由佳利『レッスン
』集英社(2000)文庫全1巻
「天才と騒がれたのに一度やめてその後復帰」というパターンは、ひょっとして少女スポーツマンガの定番なのでしょうか。本作を含めてまだ6作品しか取り上げていないのに、2度目の構図です(一度目は『銀になる』)。今回はバレーの天才アタッカー少女万葉がその役どころを担います。
万葉は復帰後初練習で、久々にスパイクを放ちます。しかし白抜きの文字で書かれた”パアン!!”という打撃音のオノマトペに、全く迫力がありません。チームメイトたちが見せる驚愕の表情は、あまりにもダメなスパイクを見た故だと思いました。
実際は「今ボールが床につきささらなかった?」とスパイクを激賞ように、万葉の高い能力を描くシーンだったようです。今後スポーツ少女マンガを読む自信がくじけました。
『銀になる』の絵里依がそうだったように、万葉もその後はたいした練習をすることなく、主題は恋愛に移っていきます。元々モテる若きエリートサラリーマン監督が女子バレーの世界に飛び込んだものですから、さらにモテまくります。
■初出:『YOUNG YOU』集英社(1991)
【ストーリー】
三ツ星スポーツ(株)でエリートコースを歩んできた熱海航が、女子バレー部の監督をやることに。実業団二部で最下位を独走するチームを立て直せるのか。
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2006年12月28日
箱根駅伝の前に陸上マンガをいくつか読んでおきましょう。
高橋由佳利『なみだの陸上部
』集英社(2001)文庫全2巻
少女マンガはほとんど読んだことありません。この作品も、女の子の髪型が変わっただけで誰だかわからなくなるなど、悪戦苦闘しながら読みました。
本作の主人公るう子は中長距離の選手です。表紙ではなぜか高跳びをしておりますが。陸上では天才肌なのでぐんぐん成長していく。800mから10000m、駅伝を経て、最後はマラソンまでたどり着きます。
スポーツマンガといえばライバル。少女マンガといえば恋愛。というわけで、陸上800m中学記録保持者のしのぶが、恋と陸上のWライバルとして、るう子の前に立ちはだかります。
僕はきびきびとして目配りの効くしのぶの方が好きですね。るう子は周りがなんとかしてくれるタイプなので、どうも感情移入できません。
■初出:『りぼん』集英社(1985)
【ストーリー】
才能あふれる中距離ランナーだった小泉るう子は、中学時代に出場した800mの試合で、優勝候補だった有栖川しのぶに接触し怪我を負わせてしまう。そのことがトラウマになり、高校進学後は憧れの野球部員尾花沢のそばにいるため野球部のマネージャーになろうとする。しかし、るう子を知る陸上部部長の北別府慶秋が、るう子をトラックへ呼び戻そうとする。るう子は再び走り始めるのか。
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