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J SPORTS J.LEAGUE

オマーン抗争史

June 1, 2012 6:01 PM

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以前、日本代表はやたらとバーレーンと対戦しているなあと
思い立って"バーレーン抗争史"というのを書きましたが、
そう言えば明後日のW杯アジア最終予選で対戦するオマーンも、
やたらと対戦している印象があります。
ということで、今回はオマーン代表と日本代表の抗争史を簡単に。


初めてオマーン代表と日本代表が対戦したのは、
横山ジャパン時代の1988年2月。
日本がマスカットに乗り込んで行われた国際親善試合で、
結果は1-1のドロー。
貴重な対オマーンの初ゴールは前田治が挙げました。
ちなみにスタメンは松井清隆、佐野達 、井原正巳
信藤克義、菅野裕二、水沼貴史、柱谷哲二、平川弘、
浅岡朝泰、手塚聡、前田治の11人。
5人のJリーグ監督経験者が名前を連ねていますねえ。


両国2度目の邂逅は、1997年3月のW杯アジア1次予選。
前回の予選では最後の最後で世界への扉を閉ざされた日本が、
自国開催を控え、どうしても自力で出場権を得たかった
フランスW杯予選のまさにファーストゲーム。
アウェイ・マスカットでの一戦は、
開始10分にオーバーラップしていたCBの小村徳男が
こぼれ球を押し込んで先制。
以降も決定機を掴みながら生かせない展開ではありましたが、
1次予選最大のライバルをアウェイで撃破した勝利は、
勝ち点3以上に価値のある勝利でもありました。


1997年6月、国立競技場で迎えたホームゲームは、
既に得失点差で大きく上回る日本がメンバーを入れ替えて臨んだ一戦。
システムも普段の4-4-2ではなく、3-4-2-1を採用。
3バックの一角に入った鈴木秀人は、
この試合が国際Aマッチのデビュー戦であり、唯一の出場試合でした。
ゲームはこの1か月前に代表デビューを飾るやいなや、
すぐさま主力となった中田英寿のゴールで先制するも、
後半にイージーミスから予選初の失点を許し、1-1のドロー決着。
やや課題の残るゲームとなってしまいました。


ジーコ率いる日本代表が挑んだ
ドイツW杯予選でも一番最初に当たったのはオマーン。
2004年2月18日、埼玉スタジアム2002に
60,270人の観衆を集めてキックオフされたゲームは想像以上の大苦戦。
前半に獲得したPKも中村俊輔のキックは
現在ウィガンの正GKを務めるアリ・アル・ハブシが完璧なセーブで阻止。
満員のスタジアムには嫌な空気が流れます。
迎えた後半アディショナルタイム、
日本の苦境を救ったのは
後半開始から出場していた"ドラゴン"久保竜彦。
こぼれ球を冷静に右スミへ流し込んだゴールは貴重な決勝ゴール。
このゴールをキッカケにジーコの信頼を得た久保は、
自身にとって代表でのハイライトとも言うべき
1年を迎えることになります。


2004年7月、W杯予選の合間に行われた中国開催のアジアカップでも
グループリーグ初戦で激突したのがオマーン。
ゲーム自体は圧倒的に押し込まれる展開の中、
前半34分に中村俊輔が華麗なドリブルから
左足アウトサイドでゴール右スミへ流し込む
ビューティフルゴールを決めて、アル・ハブシにリベンジ。
結果的に劇的な優勝を勝ち取った大会の初戦も
オマーンが相手だったんですねえ。


アジアカップを挟んだ2004年10月、
再び訪れたマスカットでのW杯予選。
埼スタでの対戦から7人を入れ替えたゲームは、
アジアカップでの活躍で再びレギュラーポジションを掴んだ
鈴木隆行の決勝ゴールで辛勝。
これで対オマーンは3試合続けて1-0での勝利という、
珍しい数字が並びました。


そして、第2次岡田武史監督体制でも
オマーンとはしっかり対戦しています。
2008年6月、南アフリカW杯予選の3次予選で
舞台は日産スタジアム。
その1つ前のバーレーン戦で敗れた岡田監督は、
オシム体制の継続から、ドラスティックな方向転換を決断。
キリンカップをテストの場に据えると、
システムも前任者から継承した3バックを4バックへ移行。
中澤佑二、大久保嘉人、中村俊輔が相次いでゴールを決め、
対オマーンでは最多得点差の3-0で快勝を収めました。
なお、このゲームでスタメンに入った田中マルクス闘莉王、
長友佑都、長谷部誠、遠藤保仁、大久保嘉人、松井大輔らが
そのまま南アフリカまで主力として活躍することになります。


その5日後、厳しい暑さとなったマスカット開催のアウェイゲームは、
先制されながら遠藤のPKで追い付いたものの、
大久保が一発レッドカードで退場に。
ゲームはそのまま1-1でタイムアップを迎え、勝ち点1を獲得。
最低限の結果は残したというようなゲームになりました。


こうやって改めて振り返ってみると、
オマーンとは予選や大会の初戦で当たることが
ほとんどという巡り合わせだったんですねえ。
対戦成績は日本の5勝3分け。
ホームでは2勝1分けという数字が残っています。
ただ、5回の勝利の内、4勝までは1-0という最少得点差での勝利。
さらに、引き分けを見るといずれも1-1。
実は日本がオマーン相手に2点以上を取ったゲームは、
わずかに1試合しかないんです。


おそらく今回もロースコアでの決着は必至。
鍵を握ってくるのは、2004年以降に行われた
5回の対戦でいずれもオマーンのゴールマウスを守っていた
アジアナンバーワンGKとの呼び声も高いアル・ハブシでしょう。
アル・ハブシにとって6度目の正直となるのか、
それとも日本が返り討ちを果たすのか。
明後日が楽しみですね!


写真は、オマーンに見せかけてスペインはカディス。
DSCF1488oman.JPG
土屋

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