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J SPORTS J.LEAGUE

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「タカさんが空振ったので『ああ、終わったな』と思いました」が末吉隼也が笑う。「正直『打つな!』と思いました(笑) 角度がないと思ったので『打つな』と思ってしまいました」とルーキーの田村友も笑顔で振り返る。『終わったな』と『打つな』の直後、「冷静でしたけどね」と語った中村北斗は右足を強振した。弾丸のようにボールがサイドネットへ突き刺さる。プロキャリアスタートの地へ7年ぶりに帰ってきた男の一撃。博多の男たちの絶叫が"アウェイのホーム"にこだました。


充実のシーズンだった。前年は16位。「スタート時に昇格を掲げた所で、やはり『何言ってんだ』と思われている方もたぶんいらっしゃったと思います」と井原正巳監督も正直な想いを口にする。その上、開幕から3連敗。ポジティブな要素はほとんどないように見えた。ただし、逆境を知り抜く男は強い。「『我々はやっていることを続けて行こう』という姿勢をブレずに続けられた」という指揮官に率いられたチームは、そこから11試合負けなしで一気に昇格プレーオフ圏内へ浮上。終盤を怒涛の8連勝で駆け抜け、得失点差で磐田に自動昇格こそ許したものの、3位としては初めてとなるプレーオフの勝利を長崎からもぎ取り、最後の決戦へと挑む。
苦闘のシーズンだった。前年はまさかの降格を経験。フォルランやカカウという大物も残留し、鹿島を率いた経験を持つパウロ・アウトゥオリ監督を招聘するも、第8節で早くも連敗を喫して9位まで後退。夏前から復調を果たしたとはいえ、自動昇格圏内には一度も届くことなく、リーグ戦の最終節を前に指揮官は退任。それでも強化部長からスライドした大熊清監督の下、先週のプレーオフ準決勝も愛媛とスコアレスドローで何とか勝ち上がり、とうとう1年でのJ1復帰へ王手という所まで漕ぎ付けてみせる。福岡がホーム扱いとなる長居に詰めかけた観衆は29314人。独特の緊張感がスタジアムを包む中、最後の1試合は福岡のキックオフで幕を開けた。


「最初の5分だけちょっと蹴って、それからはしっかり繋いでいく」(田代有三)共通理解の下にゲームへ入ったC大阪の出足が鋭い。開始わずか1分に山下達也の果敢なパスカットから、パブロが思い切ったミドルを枠の右へ外す。繋ぎ始めた5分以降も勢いを持続すると、10分には橋本秀郎が短く右へ出したFKから、関口訓充がクロス。田代が競り勝ったボールに突っ込んだ田中裕介はオフサイドを取られるも、長居のピッチで桜が躍動する。
一方の福岡はセットプレーに活路を見い出すも、末吉のキックにミスが目立つ。7分の左CKはファーへそのまま流れ、11分の無回転FKは枠を大きく外す。15分にショートで始めたFKも、亀川のリターンを受けた末吉のクロスは誰にも合わずゴールキックに。無回転FK自体は「序盤だったので中途半端に終わるよりシュートで終わった方が良いかなと思っていました」という意図があったが、味方に合わなかった2本のセットプレーは、「GKが大きい選手だったので、『そこを外して蹴ろう』と思ったら結構大きくなってしまった。なかなか難しかったですね」と素直にミスを認めている。さらに、24分には負傷した酒井宣福のプレー続行が難しくなり、金森健志との交替を余儀なくされる。流れはなかなか訪れない。
ポイントの1つはウェリントンと山下達也のマッチアップ。「やっぱりウェリントンは警戒される選手ですし、一番ヘディングの強い選手が付いている」と末吉も話したように、「別にそんなに怖い部分もなかった」と言い切るC大阪随一のストロングヘッダーが福岡が誇るストライカーと再三に渡って競り合っていたが、前者の勝率が後者のそれを上回る。そのセカンド回収も前半は山口蛍と橋本のユニットが上回り、福岡に連続攻撃を許さない。
38分には前半を、さらに両者を通じて唯一の決定機。右サイドでエリア内へ潜ったパブロが粘って残すと、田代は角度のない位置からニアサイドへ強烈なシュート。ここは福岡の守護神を託された中村航輔がファインセーブで弾き出すも、あわやという場面に上がるピンクのボルテージ。「ウチのペースでやれていたとは思います」と田代。「ある程度予想通りの展開になったのかなと思います」とは末吉。ややC大阪がゲームリズムを掴んで推移した前半は、スコアレスのままで45分間が終了した。


ハーフタイムを挟み、迎えた後半もC大阪が勢いを持ってゲームに入る。52分には両翼を使ったダイナミックなアタックで決定的なシーンを。山口が右サイドからファーヘクロスを届かせると、上がってきた丸橋祐介はGKとDFラインの間に正確な折り返しを通す。エリア内へ入っていた田代との呼吸が合わず、ボールは福岡ディフェンスに絡め取られたものの、ホームチームに漂うゴールへの香り。
世界を知るレフティが咲かせたセレッソ桜。その時は60分。山口からの縦パスをセンターサークルで受けた玉田圭司は、中原秀人の股間を抜き去り、食い付いた堤俊輔と末吉の門を通す。前を向いた関口は「前に出ようかと思ったんですけど、スペースが両サイドにあって、どっちにも行かれるような状態だったので、1回構えて限定しようかなと思った」濱田水輝の股間を通すラストパス。スピードを緩めずに走り込んだ玉田は懸命に左足を伸ばし、飛び出した中村航輔の股間を抜いて、ボールをゴールネットへ滑り込ませる。先手、先手、先手。福岡の選手の股間を3度通り抜けた結末は貴重な先制点。熟練の玉田がスコアを動かし、両雄のアドバンテージは一瞬で逆転した。
1点が必要になった福岡。65分には堤が持ち出し、亀川諒史がドリブルで運びながら中央へ折り返すも、末吉のシュートは味方に当たってオフサイドという判定に。69分にも亀川のドリブルで左CKを獲得するも、末吉がニアを狙ったキックは金森も合わせ切れずにゴールキックへ。「意外と相手が受け身になって結構下がったので、セカンドも拾えるようになりましたし、サイドも使えるようになった」と末吉が話したように、とりわけ左の亀川はサイドを切り裂き続けるものの、訪れない決定機。確実に進んでいく時計の針。
「ピッチサイドでも『慌てなくていいから』という話は選手たちには伝えていました」という井原監督の決断は73分。ボランチの中原秀人をベンチに下げて、坂田大輔を2シャドーの一角へ投入。城後寿がドイスボランチの一角へ移る攻撃的な采配をピッチヘ落とし込んだが、77分にエリアのすぐ外で奪ったFKのチャンスも、ウェリントンが直接狙ったキックはカベにハードヒット。スコアボードに浮かび上がる"1"と"0"。大熊監督も78分に1人目の交替を。奮闘したベテランの橋本に替えて、扇原貴宏をそのままボランチへ送り込み、「安定させながらもう1点というのを切らさずにという所はメッセージとしてピッチの中に入れた」(大熊監督)中で整える攻守のバランス。
福岡にも焦りの色が。81分に濱田からボールを受けた堤は、強引なミドルを枠の左へ。83分にも末吉の縦パスから、反転した坂田の左クロスにウェリントンが競り勝つも、エリア内で弾んだボールはキム・ジンヒョンが確実にキャッチ。井原監督最後の一手は84分。堤に替わるのは空中戦マスターの中原貴之。「最後の10分は2トップで行こうというような形で前もって話もしていた」という指揮官は、前線に中原貴之とウェリントンを並べ、中盤はアンカーに末吉、右に坂田、左に金森、頂点に城後のダイヤモンドへ。最終ラインには中村北斗、濱田、田村、亀川を並べ、4‐4‐2の布陣で最後の勝負へ。
「上げるために帰ってきた」北斗の煌めき。87分。右サイドで相手ボールを奪った中村北斗は縦へクサビ。中原貴之がダイレクトで巧みに落とし、坂田はすかさず左へ付ける。走った金森はカットインしながら一呼吸置いて、シンプルに外へ。全速力で左サイドを駆け上がった亀川がグラウンダーで送ったクロスに、ニアへ飛び込んだ中原貴之は触れない。「タカさんが空振ったので『ああ、終わったな』と思いました(笑) でも、北斗さんが走ってきていて」(末吉)、角度のない位置からシュートを狙う。「「正直『打つな!』と思いました(笑) 角度がないと思ったので『打つな』と思ってしまいました」という田村の考えはあながち間違っていない。「ちょっと抑えながらアウトに掛けながらというイメージでしたけど、意外とまっすぐでしたね」と軌道は本人の思っていたようには飛ばなかった。それでも、まっすぐに飛んだボールはサイドネットを豪快に捉える。「スタッフ、またアビスパ福岡の会社のすべての方の想いやスポンサーの方の想い、そしてサポーターの想いがあのゴールに乗り移ってくれたのかなという風に思っています」という井原監督の言葉はおそらく本心だろう。両雄のアドバンテージは、再び一瞬で逆転した。
89分に中澤聡太とエジミウソンを相次いで投入したC大阪は、もはやなりふり構わない。最前線に田代、中澤、山下と3枚のハイタワーを揃え、とにかくボールを放り込む。アディショナルタイムは4分。1点で良い。90+2分。キム・ジンヒョンのキックを丸橋が胸で落とすと、山下のシュートはゴール右スミへ向かう。中村航輔の伸ばした左手をすり抜けたボールは、わずかに枠を逸れて行く。「失点までは上手くできていた」(山口)のは間違いない。ただ、今は1点を追い掛けている。
90+5分。左サイドで獲得したFK。正真正銘のラストプレー。キム・ジンヒョンも前線へと駆け上がる。キッカーの関口が鋭いボールを蹴り込み、エジミウソンがバックヘッドで狙ったボールは、しかしわずかにクロスバーを越える。その瞬間、家本政明主審が3度吹き鳴らしたファイナルホイッスル。「『信じられないな』という感じでした。『奇跡が起きた』みたいな」と田村。「本当に我慢しなくてはいけないゲーム展開であっても、それを自分たちでしっかり受け入れながら、我々の主導権を握っていない時間帯も、そこをしっかりと全員の力でゲームを上手くコントロールして、そして少ないチャンスでもゴールを挙げると。選手たちにそういう逞しさであったり勝負強さというのは、この1年間でかなり付いたのではないかなという風に思います」と井原監督。プレーオフ準決勝後に「大阪でのセレッソさんのホームスタジアムでやらなくてはいけないという難しさはありますけど、そのへんも含めて我々はそういう状況でも今年はすべて覆して結果を残してきている」とその指揮官が自信を持って語った福岡が、"最強の3位"という称号にふさわしく、シーズンを通して掴んだアドバンテージを最後の最後で生かし、全ての逆境を覆して5年ぶりのJ1復帰を引き寄せた。


「1点やられてからまだ30分は時間がありましたし、そこで慌てないということは試合前のミーティングでも、こっちに来てからもそういう話はしていたので、そこで選手たちもゲームの中で自分たちのやり方というもので『90分間で最後に追い付けば良い』、または『ゴールを挙げれば良い』という想いはたぶんみんなが持ってくれていたと思います」と井原監督は試合後に語っている。確かにプロ1年目の田村は「リーグ戦で失点しても逆転して勝っている試合はあったので、その自信があって自分たちのプレーができたかなと思います」と話し、末吉も「個人的には全然焦りはなかったですね。前半ほどそんなにプレッシャーもなかったので、上手くボールを運べたらサイドで数的優位も創れていましたし、『1点入るだろうな』という気はしました」と振り返っている。当然根拠のない自信ではない。「今まで勝ってきた自信であったり、色々な苦しい流れでもそれをモノにしてきたというものが、選手の勝負強さに繋がっている」と井原監督。43試合で積み重ねてきた確固たるものが、この土壇場で相手をほんの少しだけ上回り、4回目にして初めて3位の昇格プレーオフ優勝という結果に辿り着いたのだ。末吉は「プレーオフに入る前と今とで改めて思ったんですけど、『やって良かったな』と思いますけどね。もちろん結果が出たからですけど、プレーオフでこんな勝ち方ができましたし、こんな引き分けでもOKで上がれるというのはなかなかないことなので、これで負けていてミックスゾーンに出てきていたことを考えると怖いですけど、この経験は本当に大きいと思います」と180分間を総括した。最後に尋ねてみる。「もう1回やりたいですか?」。即答が返ってきた。「いや、もういいですね(笑) 自動昇格が良いです(笑)」。3か月後。日本最高峰の舞台が彼らを待っている。
    土屋

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ヤンマースタジアム長居で行われた
2015 J1昇格プレーオフ決勝の
アビスパ福岡×セレッソ大阪は1-1のドローとなり
福岡が優勝、J1昇格を決めました。
以下、試合後のミックスゾーンにおける
福岡・田村友、末吉隼也のコメントです。


(福岡・田村友)
Q:昇格という結果を手にしたことに関して率直にいかがですか?


A:1年目でこういう経験ができたというのは
良い経験になりましたし、自信にもなったと思います。


Q:独特の緊張感もあったと思いますが?


A:リーグ戦と違ってやっぱりちょっと緊張感もあって
失点の許されない状況というのがあったので
本当に力が入りましたし、緊張したプレーも目立ったかなと思います。


Q:先制を許した時はどんな心境でしたか?


A:監督からも「失点はあると思ってやれ」と言われていましたし
失点をしてしまったのは流れも悪かったので
落ち込む部分もあったかもしれないですけど
その後は切り替えて自分たちのサッカーがやれたというのはありますし
リーグ戦で失点しても逆転して勝っている試合はあったので
その自信があって自分たちのプレーができたかなと思います。


Q:3バックで相手の2トップを見る中で
玉田選手が降りてボールを受ける場面は結構あったと思いますが
あのあたりのケアというのはどのようにしていましたか?


A:裏に出されるより足下でもらわれた方が良いと自分たちで判断したので
足下に入ってから対応しようという話はしていました。
試合中にそう切り替えてやっていました。
ただ、裏に走られて失点した場面は
玉田選手だから失点したのかなというのはあります。


Q:もともとボランチを主戦場にしていたと思いますが
3バックの一角を任されるようになって
自分が一番成長したなと思う所はどういう部分ですか?


A:元々ディフェンスはあまり得意ではなかったんですけど
今は試合に出させてもらっていく内に
対人の強さというのは自信が出てきました。
ボランチだったら360度から相手が来ますけど
センターバックだったら前からしか相手が来ないので
ビルドアップという意味では自分の持ち味が出せるのかなと思います。


Q:去年までは大学でプレーされていた中で
Jリーグでプレーするレベルに近付けているという手応えはありますか?


A:手応えは本当にあります。
相手も大学にはいないような選手ばかりなので。
でも、1試合1試合センターバックというポジションが新鮮で
何も考えずにやれたというのが良い方向に繋がったのかなと思います。


Q:セレッソの攻撃陣はいかがでしたか?


A:山口選手から田代選手にシンプルに当ててきたり
自分たちが引いている状況になったら逆に中盤で回してきたりという印象で
縦に速いサッカーもできれば、遅らせてサッカーもできるという
頭を使ってやってくるサッカーという印象があります。


Q:試合終了のホイッスルが鳴った瞬間はいかがでしたか?


A:「信じられないな」という感じでした。「奇跡が起きた」みたいな。
なんか喜んでいたんですけど、ビックリという気持ちが大きかったです。


Q:ゴールが入った瞬間はいかがでしたか?


A:今まで北斗さんが決めた時に喜びに行ったことはなかったんですけど
初めて行ってしまいました(笑)
普段ホームの時はそこまで行く体力とかも考えて行かなかったんですけど
今回は嬉し過ぎて行ってしまいました(笑)


Q:北斗選手の前にボールがこぼれてきた時に
「行った!」と思いましたか?


A:いや、正直「打つな!」と思いました(笑)
角度がないと思ったので「打つな」と思ってしまいましたけど
結果的には良かったです。


Q:地元のご出身で地元のクラブを
J1に上げたということに対して感慨はありますか?


A:自分が上げた感はないですし
前が点を決めてくれて上がったと思っているので
そんな感じはないですね。嬉しさはメッチャあります。


(福岡・末吉隼也)
Q:立ち上がりは相手の方が勢いがあったように見えましたが
そのあたりはいかがでしたか?


A:相手は絶対に勝たなくてはいけない状況だったので
それでも受け身にならずに、自分たちも隙を見てカウンターだったり
良い位置でセットプレーも取れていましたし
そこは点に繋がらなかったですけど
ある程度予想通りの展開になったのかなと思います。


Q:序盤のセットプレーはファーに蹴ることが多かったですけど
あのあたりは狙い通りでしたか?


A:いや、ちょっとミスもあったんですけど
GKが大きい選手だったので「そこを外して蹴ろう」と思ったら
結構大きくなってしまったのでなかなか難しかったですね。


Q:無回転FKも前回よりは枠を外れていましたね。


A:ちょっと遠かったので力んでしまったというのはあるんですけど
序盤だったので中途半端に終わるより
シュートで終わった方が良いかなと思っていました。


Q:失点した直後というのはどういうことをピッチで話していましたか?


A:やられたのはしょうがないので
自分たちがどうやって1点を取るのかですよね。
意外と相手が受け身になって結構下がったので
セカンドも拾えるようになりましたし、サイドも使えるようになったので
この攻撃を繋げたら絶対に1点取れると思っていましたし
2点目を取られたらもう終わってしまうので
相手のカウンターや一発というのをケアしながら
サイドを広く使って攻撃できればいいかなと。
左サイドを結構破れていましたし
そこを使って良い形で点を入れられたので
ああいった形をどんどん出していけたら良いなと思います。


Q:ウェリントン選手も山下選手に結構抑えられて
いつもほど競り勝てなかった印象もありましたが
そのあたりの難しさもありましたか?


A:やっぱりウェリントンは警戒される選手ですし
一番ヘディングの強い選手が付いているので
そこでウェリと競ることで「あまりヘディングは飛ばせないな」と思って
若干ボランチも前目でセカンドボールを拾えるようなポジションも取れていて
後半はある程度セカンドも拾えるようになって
二次攻撃、三次攻撃とできていたので
別にウェリが勝てないから攻撃できない訳ではないですし
セカンドを拾える位置にいれば攻撃できるかなと思っていました。


Q:失点したとはいえ、後半の早い時間帯でしたけど
そこまで焦りはなかったですか?


A:個人的には全然焦りはなかったですね。
1点入れるチャンスはできるかなと思っていましたし
前半ほどそんなにプレッシャーもなかったので
上手くボールを運べたらサイドで数的優位も創れていましたし
「1点入るだろうな」という気はしました。


Q:1点取られても1点返せば良いというレギュレーションが
プラスに働いた所もありますか?


A:そうですね。逆転するとなるとちょっと焦りというか
時間がなくなればなくなるほどミスも出ますし
1点取れば良いという心理状況は
試合のコントロールに影響したと思います。


Q:ゴールシーンは結構角度のないシュートで
田村選手は「『打つな』と思った」とおっしゃっていましたが
末吉選手はどういう風に見ていましたか?


A:タカさん(中原貴之)が空振ったので
「ああ、終わったな」と思いました(笑)
でも、北斗さんが走ってきていて
「入ってくれ」と思ったら入ってくれたので。
ああいった崩しはできていたので、いつか入るかなとは思っていました。
あの空振りの時はホント「終わったな」と思ったので(笑)
入って良かったです。


Q:入った瞬間はいかがでしたか?


A:「1点入れればいいだろ」という気持ちでいましたから
残り時間も少なかったですし
あの角度からまさか入るとは思わなかったですけど
結構興奮しましたね。


Q:準決勝が終わった時にもお聞きしましたが
福岡のご出身で地元のクラブに今年戻って来られて
この間は決勝進出でしたけど、今回はJ1昇格した訳じゃないですか。
改めてそのことに関してはいかがですか?


A:移籍してJ1に挑戦して試合に出られなくて
悔しい気持ちもありましたし、レンタルで大分に行って
去年もJ1に上がりたかったんですけど
その2年間でJ1昇格に対する気持ちというのが凄く大きくなりましたし
今年に懸ける意気込みというのは個人的にもですけど
会社的にも「懸けているんだな」という強い気持ちも感じた中で
こういった結果を出せたので充実感はありますね。


Q:「最高!」って感じですか?


A:そうですね。空振った時は終わったと思いましたけど(笑)


Q:昨日のチャンピオンシップで広島の森保監督が
「年間順位1位でこの大会に出てきて、ここで負けたら
1年間やってきたことの自信が選手に付かないんじゃないかという怖さがあった」と
おっしゃっていたんですけど
福岡も今シーズンこういう成績でプレーオフに出てきて
ここで結果が出ないことに対する怖さというのはありましたか?


A:怖さはなかったですけど
プレーオフに入る前と今とで改めて思ったんですけど
「やって良かったな」と思いますけどね。
もちろん結果が出たからですけど
プレーオフでこんな勝ち方ができましたし
こんな引き分けでもOKで上がれるというのはなかなかないことなので
これで負けていてミックスゾーンに出てきていたことを考えると怖いですけど
この経験は本当に大きいと思いますし
選手生活で何回あるかわからない経験なので
これを生かして来年頑張りたいなと思います


Q:もう1回やりたいですか?


A:いや、もういいですね(笑)
自動昇格が良いです(笑)


以上になります。


土屋

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ヤンマースタジアム長居で行われた
2015 J1昇格プレーオフ決勝の
アビスパ福岡×セレッソ大阪は1-1のドローとなり
福岡が優勝、J1昇格を決めました。
以下、試合後のミックスゾーンにおける
C大阪・山下達也、田代有三のコメントです。


(C大阪・山下達也)
Q:試合の率直な感想はいかがですか?


A:シーズンが終わっての得失点とか勝ち点の違いは結構ありましたけど
それ以上の戦いができたので
みんな出し切った結果なのでしょうがないです。


Q:前半はプラン通り失点ゼロで行って
後半に先制して狙い通りの展開だったと思いますが。


A:はい。そこは狙い通りでしたし
別にそんなに怖い部分もなかったので
何とか守り切りたかったですけどね。


Q:どうしても最後は相手もパワープレーになる中で
ラインという部分はいかがでしたか?


A:ラインはもう気にせずにどんどん深く取って
みんなでしっかり深見を取ってカバーしようという感じだったので
ラインの高さはそこまで気にはしていなかったですけど、一瞬の隙で行かれました。
クロスの時にちょっと時間が止まったような感覚はあったので
嫌な予感はしましたけどね。
あの決められた時点ではまだ諦めていた訳ではなかったのでしょうがないです。
こういう勝っている時の時間の使い方だったり
メンタルの持ち方というのはやっぱり今のセレッソには足りないと思うので
そういう所を少しずつ勉強してきながら
苦しい時間帯にいかに失点をしないかだったり点を取れるかだと思うので
勝負所で勝てるチームにならないといけないと思います。


(C大阪・田代有三)
Q:立ち上がりは良い感じで入れたんじゃないですか?


A:そうですね。立ち上がりもそうですし
点が入るまではチャンスもこっちの方が創っていましたし
守備の意識も凄く高くて。
でも、最後の負け方は今年1年戦ってきたやられ方に似ていたので
ある意味しょうがないかなという感じです。


Q:前半から田代選手の高さを生かすようなボールは入っていなかったですけど
あれはチームとしてああいう戦い方をしていこうという風に
話してやっていたことですか?


A:そうですね。最初の5分だけちょっと蹴って
それからはしっかり繋いでと。
ウチは繋げるので、繋いでサイドからというのはありました。
逆に相手は蹴って蹴ってだったので
ウチのペースでやれていたとは思います。


Q:終盤は山下選手と中澤選手と3人が並んでのパワープレーになりましたが
あれからゴールが生まれそうな感じはピッチでプレーしていてありましたか?


A:1回ヤマがシュートを打ったのは凄く惜しかったですけど
拾う人がちょっと少なくて
弾かれた時に全部ボールを拾われる形になっていたので。
でも、時間が少ない時にある程度放り込むのは仕方ないかなと思います。


Q:ヴェルディ戦以降はチームの調子が上がってきて
やりたいことがだんだんやれるようになってきただけに
もうちょっと早い段階でこういう風になっていればという所もありますか?


A:1年間通して福岡の方が良いサッカーをしていましたし
今日勝てたら上に上がれていましたけど
1年間通しての戦いは福岡の方が上だったので
ある意味僕らは挑戦者の気持ちでやって
良い形で試合は進めていたんですけど
最後の最後で追い付かれる場面が今年は本当に5,6回以上ありましたし
1年間を総括したような試合だったんじゃないかなと思いますし
福岡はJ1に上がるにふさわしい1年間の戦いを
やっていたんじゃないかなと思います。


Q:個人としては加入当初なかなか出番がない中で
ここに来てレギュラーを掴んで
この昇格プレーオフ進出という部分では貢献したと思いますが
そのことに関してはいかがですか?


A:ここでJ1に上がれれば貢献できたと言えるんですけど
決勝で負けるのも10位で終わるのもほとんど変わらないですし
最後に何も残すことができなかったので
貢献できたシーズンではなかったです。


以上になります。


土屋

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ヤンマースタジアム長居で行われた
2015 J1昇格プレーオフ決勝の
アビスパ福岡×セレッソ大阪は1-1のドローとなり
福岡が優勝、J1昇格を決めました。
以下、試合後のミックスゾーンにおける
C大阪・山下達也、田代有三のコメントです。


(C大阪・山下達也)
Q:試合の率直な感想はいかがですか?


A:シーズンが終わっての得失点とか勝ち点の違いは結構ありましたけど
それ以上の戦いができたので
みんな出し切った結果なのでしょうがないです。


Q:前半はプラン通り失点ゼロで行って
後半に先制して狙い通りの展開だったと思いますが。


A:はい。そこは狙い通りでしたし
別にそんなに怖い部分もなかったので
何とか守り切りたかったですけどね。


Q:どうしても最後は相手もパワープレーになる中で
ラインという部分はいかがでしたか?


A:ラインはもう気にせずにどんどん深く取って
みんなでしっかり深みを取ってカバーしようという感じだったので
ラインの高さはそこまで気にはしていなかったですけど、一瞬の隙で行かれました。
クロスの時にちょっと時間が止まったような感覚はあったので
嫌な予感はしましたけどね。
あの決められた時点ではまだ諦めていた訳ではなかったのでしょうがないです。
こういう勝っている時の時間の使い方だったり
メンタルの持ち方というのはやっぱり今のセレッソには足りないと思うので
そういう所を少しずつ勉強していきながら
苦しい時間帯にいかに失点をしないかだったり点を取れるかだと思うので
勝負所で勝てるチームにならないといけないと思います。


(C大阪・田代有三)
Q:立ち上がりは良い感じで入れたんじゃないですか?


A:そうですね。立ち上がりもそうですし
点が入るまではチャンスもこっちの方が創っていましたし
守備の意識も凄く高くて。
でも、最後の負け方は今年1年戦ってきたやられ方に似ていたので
ある意味しょうがないかなという感じです。


Q:前半から田代選手の高さを生かすようなボールは入っていなかったですけど
あれはチームとしてああいう戦い方をしていこうという風に
話してやっていたことですか?


A:そうですね。最初の5分だけちょっと蹴って
それからはしっかり繋いでと。
ウチは繋げるので、繋いでサイドからというのはありました。
逆に相手は蹴って蹴ってだったので
ウチのペースでやれていたとは思います。


Q:終盤は山下選手と中澤選手と3人が並んでのパワープレーになりましたが
あれからゴールが生まれそうな感じはピッチでプレーしていてありましたか?


A:1回ヤマがシュートを打ったのは凄く惜しかったですけど
拾う人がちょっと少なくて
弾かれた時に全部ボールを拾われる形になっていたので。
でも、時間が少ない時にある程度放り込むのは仕方ないかなと思います。


Q:ヴェルディ戦以降はチームの調子が上がってきて
やりたいことがだんだんやれるようになってきただけに
もうちょっと早い段階でこういう風になっていればという所もありますか?


A:1年間通して福岡の方が良いサッカーをしていましたし
今日勝てたら上に上がれていましたけど
1年間通しての戦いは福岡の方が上だったので
ある意味僕らは挑戦者の気持ちでやって
良い形で試合は進めていたんですけど
最後の最後で追い付かれる場面が今年は本当に5,6回以上ありましたし
1年間を総括したような試合だったんじゃないかなと思いますし
福岡はJ1に上がるにふさわしい1年間の戦いを
やっていたんじゃないかなと思います。


Q:個人としては加入当初なかなか出番がない中で
ここに来てレギュラーを掴んで
この昇格プレーオフ進出という部分では貢献したと思いますが
そのことに関してはいかがですか?


A:ここでJ1に上がれれば貢献できたと言えるんですけど
決勝で負けるのも10位で終わるのもほとんど変わらないですし
最後に何も残すことができなかったので
貢献できたシーズンではなかったです。


以上になります。


土屋

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ヤンマースタジアム長居で行われた
2015 J1昇格プレーオフ決勝の
アビスパ福岡×セレッソ大阪は1-1のドローとなり
福岡が優勝、J1昇格を決めました。
以下、試合後の記者会見における
福岡・井原正巳監督のコメントです。


(福岡・井原正巳監督)
まずは本当にプレーオフの決勝に
福岡から多くのサポーターが駆け付けてくれて
ヤンマースタジアムで本当にアビスパ福岡に対して
大きな声援を送ってくれたので感謝しております。
結果的に何とか引き分けで昇格を決められたというのは
本当にサポーターの皆さんのおかげだと思いますし
また福岡でも大勢の方がパブリックビューイングなどで
パワーを送ってくれていたと思うので
そういう人たちすべてに感謝したいと思います。
今シーズンの集大成というつもりで今日の試合は臨みました。
セレッソとはリーグ戦では2勝はしているんですけれども
その時ももちろん内容的には非常に苦しい展開でした。
2勝という中でも、内容は非常に厳しいものがあったので
今日の試合はセレッソさんも監督が替わって
「今までのセレッソとは違う」という想いで試合に臨みました。
一発勝負ですので、何が起こるかわからないという
サッカーの怖さももちろんあった中で
先に先制点を奪われて非常に苦しい展開にはなったんですけど
そういうこともミーティング等で
もちろんそういう展開になることもあるので
そこは慌てないでしっかり最後まで諦めずに戦おうという中で
後半ももちろん選手たちが90分間走り続けて
そして最後までゴールを奪いに行った結果
中村北斗の同点ゴールに繋がったのかなという風に思っています。
本当にチーム全員の一体感であったり、想いがあのゴールに繋がったと思いますし
スタッフ、またアビスパ福岡の会社のすべての方の想いや
スポンサーの方の想い、そしてサポーターの想いが
あのゴールに乗り移ってくれたのかなという風に思っています。
本当にサッカーは何が起こるかわからないという風に
追い掛けている時も思っていましたし
それがああいう形で最後に結果に繋がって本当に良かったなと思っています。


Q:今日の試合というよりは44試合積み重ねてきたことが
この結果に現れたと思いますが、この1年の中で一番彼らが成長した所は
どんな所だとお考えでしょうか?


A:本当に我慢しなくてはいけないゲーム展開であっても
それを自分たちでしっかり受け入れながら
我々の主導権を握っていない時間帯も
そこをしっかりと全員の力でゲームを上手くコントロールして
そして少ないチャンスでもゴールを挙げると。
選手たちにそういう逞しさであったり勝負強さというのは
この1年間でかなり付いたのではないかなという風に思います。
それと、本当にゲームがどういう状況になっても
慌てず自分たちのペースというものが90分間通して試合の中で
コントロールできるようになったというのも大きいのかなという風に思っています。
そこは今まで勝ってきた自信であったり
色々な苦しい流れでもそれをモノにしてきたというものが
選手の勝負強さに繋がっているのかなという風には思っています。


Q:1点リードされてから追い付くまでにしばらく時間がありましたが
あの間もベンチを見ていると非常に落ち着かれている風に見えましたが
あのあたりの心境と、選手にベンチからどんな言葉を掛けてらっしゃったのか
教えていただけますか?


A:1点やられてからまだ30分は時間がありましたし
そこで慌てないということは試合前のミーティングでも
こっちに来てからもそういう話はしていたので
そこで選手たちもゲームの中で自分たちのやり方というものは
「90分間で最後に追い付けば良い」または「ゴールを挙げれば良い」という
そういう想いはたぶんみんなが持ってくれていたと思います。
ですので、ピッチサイドでも「慌てなくていいから」という話は
選手たちには伝えていました。
それと今週の練習でビハインドになった場合の想定も一応して
トレーニングしていましたし、最後に中原を入れて2トップにしました。
その前に3バックの形を変えて、前を2トップにして
トップ下を置くような形で流れもある程度引き寄せて
少しずつ我々が前に圧力を掛けられるようになったというのもあって
最後の10分は2トップで行こうというような形で前もって話もしていたので
そのへんはスムーズに行ったのかなと。
最後はやはり運のような所もありましたし
あそこで中村(北斗)にこぼれたというのは本当に
みんなの気持ちがそういう風にさせたのかなという風に思っています。
やっぱり練習でそのへんもしっかり準備したことが
我々スタッフも最後まで慌てずに済みましたし
選手たちもそれを信じてやれた要因かなと思っています。
その時間帯をあと何分くらいでシステムを変えて行こうかという所だけ
スタッフ等で色々話しながら、最終的には決断を下しました。


Q:監督就任1年目で正直上がれると思ったのかということと
来年J1の舞台で戦うという野心をお聞かせください。


A:昨年16位のチームがスタート時に昇格を掲げた所で
やはり「何言ってんだ」と思われている方もたぶんいらっしゃったと思いますし
ただ我々は高い目標を持ってチームというのは
進んで行かなくてはいけないという強い想いもありましたし
アビスパの選手たちの質を考えても十分にJ1に昇格できる、
そういうポテンシャルはあるなという風に思っていたので
そこは本当に目標を高くしながら、日々努力をしていけば必ず到達できると。
それと我々には本当に力強いサポーターが
福岡には大勢付いてくれていますので
そういうサポーター、またスポンサーの方々もうまく巻き込み
そしてパワーにさせて頂き、パワーを戴き、そういう所で
必ずそれが追い風になって行くという予想もありましたし
そういう部分が本当に助けられた所でもありますが
リーグ戦を戦っていく上で、よりその目標というのが
明確になってきたという所ですね。
来年に向けてはこれからじっくり考えたいですけど
本当にJ1は甘くはないですし、いざ上がったのは非常に嬉しいですし
福岡にとっても素晴らしいことだと思いますが
来年いかにJ1で戦って行くかというのは冷静に考えても
やはり3位のチームがここ数年また1年でJ2に降格しているというのも踏まえ
我々はそういうことがないようにしっかりとまた来年準備をして
良い形でリーグ戦に入って行けるように
また今のチームでどこまで戦えるかというのも非常に期待感というか
そういうものも持っていますし、福岡旋風というものを起こせるように
しっかりとまた準備していければと思います。


Q:リーグ戦を含めて44試合戦って
今シーズンのターニングポイントになったと思う試合と
その理由を教えて下さい。


A:8月15日のジュビロ戦が自分たちのホームゲームで
レベスタでやったんですけど
その2-0で勝ったゲームというのはシステムを初めて4バックにして、
4バックでもちろんピンチもあったんですけど
2-0でジュビロを相手に勝てたあのゲームが
自分の中では非常にターニングポイントになっています。
システムを4バックも初めて試して
そこでしっかりとゲームを勝ち切ることができたことは
チームにとっては非常に大きな自信になりましたし
対ジュビロということもあり、より両方のシステムを
やって行ける自信にも繋がったので
実際の所、その時に「コレは昇格できるかな」と思いました。
もちろん誰に対しても口には出せませんが(笑)
「行けるんじゃないかな」というのはひそかに頭の中に描くぐらいの手応えを掴んで
そこから両方のシステムをうまく使い分けられるようになったので
そこが1つのターニングポイントかなと。
他にも色々あるんですけどそれが1つ大きかったかなと思います。


Q:開幕3連敗からのスタートでしたが、その時の率直な感想と
そこで何かを変えたのか、それとも変えなかったのかを教えて下さい。


A:開幕3連敗をして最下位になったということが
我々のもう1つのターニングポイントにはなっていると思います。
もう3戦目の時にはシステムを4バックから3バックに変えていたので
そこで札幌とのアウェイゲームである程度守備の手応えというものを
それからシステムの変更の手応えというのを掴んだことも大きかったと思います。
そこからゲームは敗戦で終わってしまったんですが
チームはある程度の手応えを掴んで
次の試合から負けなしが11試合続いたということで
そのへんはうまく立て直せたのと
3連敗したけれどもそのゲームもまったく悲観することなく
我々はやっていることを続けて行こうという姿勢をブレずに続けられたことと
スタッフももちろんそれを信じてやりましたし
選手がそういう部分でスタッフを疑うことなくやり続けてくれたことで
結果がまた違う方向に変わっていったのかなという風には思っています。


Q:井原さんは現役の時に凄く実績のある方でしたが
今度は監督となって選手を動かす立場の難しさや
どういう所に監督として一番の醍醐味を感じてらっしゃいますか?


A:本当に毎日のトレーニングから日々勉強することばかりだと思いますし
頭ではわかっていても選手をチームとしてどういう風に機能させるかというのは
本当に難しいなと常に思っています。
長いシーズンの中でチームは本当に生き物のように変わっていく所で
チームの雰囲気であったり、戦う姿勢であったり、日頃のモチベーション
そういうものがすべて試合に関わってくると思っているので
そういう所を自分は常に注意しながら見ていましたし
選手としての実績というのは全く指導者としては関係ないと思って
指導者をしていますし、逆にそういう実績があるから
「井原はしっかりと監督としても成績を残せるんだろう」と
いうような見方をされていると思いますし
そのプレッシャーがより強くなっているのかなとは感じました。
なので、そのプレッシャーを自分は逆にパワーに変えてやろうと。
そのへんが選手の時と監督という立場というのは
まったくプレッシャーが掛かる度合いが違うなとは思ってやっていました。
ただ、そうやってやることが自分にとっても指導者としても
力を付けるためには凄く大事なことだと思っていましたし
プレッシャーがあるから良い仕事ができると思ってやっていました。
そのへんの難しさというのは
また本当にやりがいというものを感じてやれていることは
選手の時とはまったく違うなという風に思ってやっています。


Q:今までジョホールバルのような色々な崖っぷちの試合を
モノにしたこともあったと思いますが
今日勝った瞬間というのはまったく違う感動や
今まで味わったことがないような充実感がありましたか?


A:そうですね。やっぱり選手の時とはまったく感覚が違いましたし
選手の時に色々とプレッシャーの掛かるゲームを
代表の時もまたJリーグのチームの時もそういうゲームを経験してきましたけど
それとはまったく別物のプレッシャーというのが実際の所はありました。
ただ、これが監督としてのやりがいだったり
プレッシャーなのかなという風に思ってやっていました。
プレッシャーの度合いは違いますが
ワールドカップ出場とかそういうものに比べれば
まだまだだなと思って自分はやっているので
昨日のチャンピオンシップの森保監督や長谷川監督の方が
より強いプレッシャーを感じてやられているんだろうなという風に思います。
早くそういう監督にまた追い付けるように、今日は何とか結果を出せて
プレーオフの決勝という中でもこれだけのプレッシャーが掛かるというのを
初めて経験できたのは自分の指導者キャリアにとっても
非常に大きいことだと思いますし
よりもっと上を目指して、これからやっていきたいと思います。


以上になります。


土屋

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