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J SPORTS J.LEAGUE

高校選手権準決勝 前橋育英×佐野日大@埼スタ

January 8, 2017 12:25 PM

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0107saista.JPGファイナルへの切符を巡る最終関門は北関東対決。群馬王者の前橋育英と栃木王者の佐野日大が激突するセミファイナルは引き続き埼玉スタジアム2002です。
5度目のチャレンジでとうとう準決勝の壁を打ち破ったものの、決勝で星稜に敗れて日本一に届かなかったのは2年前。昨年も準々決勝で國學院久我山に屈しており、悲願達成への強い想いを持って全国の舞台に乗り込んできた前橋育英。インターハイ予選で初戦敗退の憂き目に遭い、「何をやってもうまく行かなくて、チームもバラバラで大変だったですね」(山田耕介監督)というチームは、今大会を通じて確かな成長の跡が。明徳義塾を3-0で下し、「あそこが山場だと、そこを勝てば行けると監督にも言われた」と松田陸(2年・前橋FC)も振り返った市立船橋戦もPK戦で制すると、遠野と滝川第二も相次いで退けて無失点のままセミファイナルまで。小さくない手応えを携えて大事な90分間に挑みます。
サッカー部のOBであり、高校時代は日本ユース代表歴もある海老沼秀樹監督が指揮官に復帰した昨年度は、関東大会出場を経て、3年ぶりにインターハイで全国の舞台を経験するなど、復権の時を過ごしている佐野日大。今年の選手権予選は準決勝で真岡を、決勝で宇都宮短大付属を相次いで下し、4年ぶりに本大会への帰還を引き寄せると、迎えた今大会も初戦で和歌山北を退けたチームは、2回戦でプレミア昇格を決めたばかりの米子北も1-0で撃破。続けて3回戦の一条戦をPK戦の末に制し、準々決勝でも駒澤大学高を逆転で撃破して、同校の最高記録を更新するベスト4まで。「まずは初戦突破ということを考えていたので、ここまでは考えていなかったです」と素直な気持ちを口にしたのは野澤陸(3年・ヴェルディSS小山)ですが、この先に広がる未知の領域へ足を踏み入れるチャンスを逃すつもりは毛頭ありません。関東勢対決にスタンドは23,541人の大観衆が。注目の一戦は育英のキックオフで幕が上がりました。


「前半の立ち上がりは予想した通りの展開になりました。向こうがブロックを敷いて、我々がポゼッションをして」と山田監督が話したように、まずはボールを動かす育英に、待ち構える佐野日大という構図に。9分に高沢颯(3年・前橋FC)が放ったミドルはクロスバーを越え、14分に渡邊泰基(2年・アルビレックス新潟JY)の左クロスに、岩下航(3年・FCK MARRY GOLD KUMAMOTO)が打ったシュートは、佐野日大3バックの左を任された今泉優作(3年・西白河郡西郷第一中)が体でブロック。先制とは行きません。
17分も育英。右寄り、ゴールまで約25mの位置から高沢が直接狙ったFKはクロスバーの上へ。24分も育英。渡邊の左ロングスローに人見大地(3年・ヴェルディSS小山)が合わせたヘディングは、"栃木のブラボ"こと佐野日大のGK中村一貴(3年・草加ジュニアFC)ががっちりキャッチ。25分も育英。高い位置でボールを奪った流れから、キャプテンの大塚諒(3年・横浜F・マリノスJY追浜)が左へ流し、高沢がトーキック気味に狙ったシュートはわずかに枠の右へ。動かないスコア。
柴崎和三(3年・SCクラッキ)、キャプテンの福田一成(3年・プログレッソ佐野F.C. U-15)、今泉で組む不動の3バックと守護神の中村を中心に、いつも通りの堅陣を敷く佐野日大が一瞬で牙を剥いたのは29分。野澤のポストプレーを起点に、バイタルで前を向いた小林拓海(3年・クラブ・ドラゴンズ柏)がミドルを放つと、その軌道上でボールを収めた長崎達也(3年・足利両毛ユナイテッドFC)は強烈なシュートを枠内へ。ここは「この大会になってから調子も上がってきているし、コンディションも良い」と語る育英のGK月田啓(3年・前橋FC)にファインセーブで弾き出され、長崎の右CKに梅澤崚(3年・富士見プリメイロ)が合わせたヘディングも枠の右へ逸れましたが、一撃必殺の脅威を短い時間で滲ませます。
ところが、直後に一瞬の隙を突いて歓喜を迎えたのは上州のタイガー軍団。30分に「試合前から飯島とは『走ったら出すから走って』と言っていたので、相手がちょっと前に出ていたというのもありますし、良い感じの所に出せたなと思います」と振り返るセンターバックの角田涼太朗(2年・浦和レッズJY)が好フィードを左へ送ると、走った飯島陸(2年・クマガヤSSC)はサイドを切り裂いて中へ。飛び込んで来た高沢のシュートは右スミのゴールネットへ吸い込まれます。「だんだん調子が良くなってきていたので、今日は期待していたんですけど、その通りに点を決めてくれた」と指揮官も評価したナンバーナインが一仕事。育英が1点のリードを奪いました。
畳み掛ける群馬王者。33分には右から蹴った高沢のCKに、ファーで人見が叩いたヘディングは枠の右へ。42分にも渡邊の左クロスを人見が残し、飯島が打ったシュートは今泉が寄せてブロック。佐野日大も44分には右から長崎が2本続けてCKを蹴り入れるも、共にシュートには至らず。最初の45分間はゲームリズムそのままに先制した育英がアドバンテージを握って、ハーフタイムに入りました。


後半もスタートから攻勢は育英。49分にミドルレンジから飯島が狙ったシュートは中村がキャッチしましたが、52分にも右サイドを抜け出した岩下がシュートまで持ち込むも、柴崎が懸命にブロック。53分にも左サイドを駆け上がった渡邊のクロスから、人見のヘディングが枠を襲うも中村がファインセーブで回避。さらに57分にも再び渡邊の左クロスから、こぼれを飯島がヒールで繋ぎ、長澤昂輝(3年・サンフレッチェ広島JY)が狙ったミドルは飯淵玲偉(3年・FC厚木JY)が果敢にブロック。押し込む育英。粘る佐野日大。
59分にも飯島が走った人見のスルーパスに、飛び出した中村のクリアを高沢がゴール右へ外した育英は、直後に1人目の交替を。岩下に替えて田部井悠(2年・前橋FC)を送り込み、さらなるサイドの推進力アップを図りますが、佐野日大も60分には後半最初のチャンスがいきなり決定機。大熊啓太(3年・越谷FC JY)のパスから、長崎が左へ流れながらそのままフィニッシュ。何とか滑った小山翔(3年・FCサザン)のブロックで育英も事なきを得たものの、63分に1人目の交替として、右ウイングバックを小澤亮祐(3年・クマガヤSSC)から赤間虹都(3年・足利両毛ユナイテッドSC)へスイッチすると、64分にも長崎のFKを柴崎が粘って繋ぎ、走った野澤より一瞬速く飛び出した月田が頭でクリアしたものの、佐野日大が効果的に繰り出すアタックは可能性十分。
68分に海老沼監督は2人目の交替を決断。大熊を下げて、本石捺(3年・大阪セゾンFC)を投入し、アタッカーの顔触れに新たな変化を。山田監督も飯島のパスから田部井悠が枠の上へ外したシュートを見て、73分に2人目の交替を。飯島と田部井涼(2年・前橋FC)を入れ替え、ピッチに揃った田部井ブラザーズ。75分は佐野日大。右サイドで得たFKを長崎が蹴り込むも月田がキャッチ。77分は育英。高沢の左CKから、長澤が放ったミドルは枠の右へ。ただ、「後半に入ってウチの方が疲れました。向こうが勢い付いてきたというのが現状だったと思います」とは山田監督。徐々に局面の勝負で上回り始めた栃木王者。
79分は佐野日大。長崎の梅澤を狙ったスルーパスは角田のタックルで阻止され、その長崎が蹴った左CKはゴールラインを割ってしまいましたが、確かに出てきたアタックの迫力。84分は育英も高沢が左サイドを運んでシュートを放つも、キャプテンマークを巻く福田が執念のタックル。その左CKを高沢が蹴り込み、ニアで松田陸(2年・前橋FC)が枠へ収めたヘディングは、本石がライン上でスーパークリア。水際で踏みとどまる佐野日大。1点差に変化なし。
85分には育英に3人目の交替。人見と馬場拓哉(3年・横浜F・マリノスJY追浜)を入れ替え、追加点へのパワー向上と前からのプレスへ同時に着手。87分に野澤の縦パスへ長崎が走るも、小山のカバーと月田のキャッチに遭った佐野日大は88分に切り札投入。「元々はセンターバックでレギュラーだった子なんですけど、腐らず一生懸命やってくれて、『最後はオマエで行くからな』というのをずっと言っていたので、あの子に賭けたい想いがあった」と海老沼監督も明かした原悠斗(3年・ザスパクサツ群馬U-15)を最前線に解き放ち、システムを4-1-3-2に近い形へ変更して最後の勝負へ。アディショナルタイムは3分。180秒のラストバトル。
90分。右サイドでボールを持った長崎は、野澤からのリターンを受けて縦に加速し、クロスを上げ切ったもののボールはクロスバーの上へ。90+3分。小林のフィードを収めた本石が左へ送ったボールから、長崎が抜け出し掛けるも副審のフラッグが上がり、オフサイドの判定が下されると、これがこのゲームのラストチャンス。「後半運動量が落ちてきて、セカンドを拾えなくなったりして、相手も点を取るために蹴り込んできたので、そこの対応が少し遅れたかなというのはありますね」とは角田ですが、その角田と準々決勝からスタメン起用が続く小山のセンターバックコンビを中心に、鉄壁の守備陣がこれで5戦連続完封を達成した育英が、日本一まであと1勝に迫る結果となりました。


前述した通り、これで5試合連続の無失点でファイナルまで勝ち上がってきた育英ですが、準々決勝の滝川第二戦は角田が出場停止で小山がセンターバックに入り、この日の準決勝も右サイドバックでスタメンを張り続けてきた後藤田亘輝(2年・横浜F・マリノスJY追浜)が発熱で欠場するなど、ディフェンスラインの顔触れも変化している中で、この記録を続けていることは大いに評価されるべきポイントでしょう。普段のセンターバックではなく、右サイドバックでスタートした松田は「今日は緊張より楽しさの方が大きかったです」と語り、「今までも翔さんとは組んだことがあったし、プリンスでもあの4バックの並びはあったりしたので、そんなに変わらなかった」と話した角田は「誰が入っても大丈夫なのかなと思いました」と自信を覗かせました。最後の1試合に向けて「青森山田は今年のチャンピオンですからね。全体的に気持ちも強いし、頑張れるし、パワーもあるし、テクニックもあるし、鍛えられていますから、我々はもうチャレンジャーとしてチャレンジしていくしかないと思います」と口にした山田監督。「一昨年はここで初優勝を逃しているので、自分たちの代で監督を胴上げできたらいいなと思います。あまり笑っているのを見たことがないので」とは月田。笑顔の監督を胴上げできるかどうかは、鉄壁の守備陣が間違いなく鍵を握っています。
「最後はこういう結果になってしまいましたが、泣き顔も最後は出ちゃったんですけど、今は控え室で『良くやった』という言葉を掛けてきて、本当に選手を称えてあげたいなと思います。私は今まであまり褒めたことがない先生なんですけど、厳しいことや辛いことをしっかり乗り越えて、私のことを信じて付いてきてくれた結果がこういうことに繋がったのかなと思います。こういう舞台に連れてきてくれた生徒に、まずは『ありがとう』という言葉を伝えてあげたいです」と、開口一番に選手たちを労った海老沼監督。終盤の猛攻について「0-1のまま終わりたくなくて、最後に『あの子たちもできるんだぞ』というのを皆さんに見てもらいたいというのが一番」と語った指揮官は、「あの子たちも本当に耐えて守るというのは辛かったと思うんですけど、本当に私を信じてやってくれて、それだけじゃなくて『ウチは前からも行けるんだ』と。リスクはあるけどそれを最後の15分間で見せてくれたのは、スタンドにいる後輩たちや試合に出られなかった選手にも何か伝わるものがあったらいいなという想いでやりました」と涙ながらに言葉を絞り出しました。それぞれのチームが選択した戦い方は、それぞれのチームが紆余曲折の上に導き出した結論の表れであり、大いに尊重されるべきもの。自らの戦力と相手の戦力を見極め、割り切った戦い方を貫き通し、その舞台を望み、目指してきたほとんどの高校生が到達できない埼玉スタジアム2002まで進んできた佐野日大が、最後の15分間に滲ませた意地に最大限の敬意と拍手を。     土屋

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J SPORTSのJリーグ中継班がお送りするブログです。放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。
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