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デイリーサッカーニュース Foot!

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May 18, 2017 1:41 PM /

Manchester Moaning News 130

サウサンプトンvs.ユナイテッド

ELファイナルを見込んでのこととはいえ、
あまりにもハンパな90分でした。
どうせならもっと若手を使ってほしかった。
せめてあとひとり。
つぎの試合でまとめて使うみたいですけど。
左サイドバックのデミトリ・ミッチェルは注目。
FWからコンバートされた地元出身の20歳。
ルーク・ショウもブリントもダウトな来年、
ひょっとするとひょっとするかもしれません。

マルシアルはなんとなく復調しつつあるような気がします。
すこしつづですけど。
トゥアンゼベはまあまあなんとかやれてると思います。
やばいのはスモーリング。
来年はレギュラーはないかもしれません。
ルーニーは、やはり、数回、おっと思わせるものを見せました。
で、それっきりでした。

プロデューサー 田口

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Week 40 - 後半:各クラブの経営事情

①後半:各クラブの経営事情
●今月4日、スウォンジー・シティが2015/16の年度決算を発表した。
●フットボールクラブの年度決算発表がかなり送れて発表されるものだが、これでようやく、昨シーズンのプレミアリーグ全チームの発表が済んだので、初めて比較することが出来る。
●会計士Kieron O'Connorが『Swiss Ramble』という有名なブログにて、サッカーのファイナンスを分かりやすく説明する。それを参考に説明したいと思う。
(以前にも『Foot! TUESDAY』でフットボールの経済・経営的情報を紹介したとき、『Swiss Ramble』を参考に情報を纏めた。)
●参考:
http://swissramble.blogspot.jp
https://twitter.com/SwissRamble 
https://twitter.com/i/moments/861503194911965184
●『Swiss Ramble』の図では、単位が100万ポンドである。又、100万ポンド単位に四捨五入してある。




②税引き前利益
ben2.jpg出典 https://twitter.com/SwissRamble/status/861500431872270337
●昨シーズン、税引き前利益が一番高かったのはマンチェスター・ユナイテッド。2番目に高いのはスパーズ。優勝したレスターは4番目に高かった。
●一方、スウォンジーを含む8クラブは税引き前損失を発表した。アストン・ヴィラはやっぱりピッチ内外とも苦労した!その後、Tony Xiaという中国人投資家に買収されたが、2部で11位終了。
●気になるのはチェルシーとリヴァプール!
●しかし、チェルシーの損失は例外的な支払いによるものである。Adidasとのスポンサー契約を解除させる為に約6700万ポンドの解約金を支払った。又、Mourinhoとそのスタッフにも合計800万£。
●リヴァプールはBrendan Rodgers前監督の解任、Jurgen Klopp監督の就任、移籍金・報酬・エージェントへの支払いの高騰を損失の理由として説明した。




③EBITDA(金利・税金・償却前利益)
ben3.jpg出典 https://twitter.com/SwissRamble/status/861500585882914817
●この指標は、移籍活動や契約解除料など、一度限りで例外的なものを反映しない。
●その為、クラブの根本的な利益性を図る為に、サッカー界ではよく使われる。




④収益
ben4.jpg
出典 https://twitter.com/SwissRamble/status/861501025961816064
●各クラブにどれだけのお金が流入してきているのだろうか?
●一番少ないケースでも1億ポンド弱だ。だが、ユナイテッドは5億1500万ポンドでレアル・マドリードを上回り、「Deloitte Money League」で首位になった。




⑤放映権料による収益(青:国内大会、黄:欧州大会)
ben5.jpg出典 https://twitter.com/SwissRamble/status/861501109944410112
●尚、今季から新しい放映権の契約期間が始まり、放映権料が更に高騰している為、今季の最下位チームは昨シーズンの優勝チームと同じくらいの金額をもらう予定だ。
●昨シーズン、優勝したレスターよりも、英国内で多くの試合が生中継されたビッグクラブのほうが若干、プレミアリーグの放映権料をたくさんもらった。またクラブTVを持つクラブも収益が上がった。




⑥放映権料への依存度
ben6.jpg出典 https://twitter.com/SwissRamble/status/861501186825957376
●上記⑤の放映権料を、上記④の収益で割ったパーセンテージ。
●つまり、各クラブのトータル収益のうち、テレビのお金がどのくらいの割合を占めるのか?
●ビッグクラブ以外は非常に割合が高い為、降格のリスクが恐ろしい。




⑦商業活動による収益
ben7.jpg出典 https://twitter.com/SwissRamble/status/861501281705357312
●スポンサー契約やグッズ販売などの収益。やはりユナイテッドは桁違い。




⑧マッチデー収益
ben8.jpg出典 https://twitter.com/SwissRamble/status/861501401528225793
●チケット代やスタジアム内での飲食販売など。




⑨人件費
ben9.jpg
出典 https://twitter.com/SwissRamble/status/861501463490592768
●ビッグクラブとその他には大きな格差がある。
●ここで気になるのは、BIG 6ではなくBIG 5になっている。
●スパーズの支払っている人件費は他5チームと比べて半分ぐらいしかない。
●これは良いビジネスをしている証かもしれないが、ベンが14日の解説中にも言ったように、今後のステップアップを図る為、また、エースが引き抜かれないようにする為に、これがネックかも。
●今季、多くの選手の契約を更新してきたので、それがどのくらい来年の年度決算に反映されるかが気になる。




⑩「人件費」対「収益」の比率
ben10.jpg
出典 https://twitter.com/SwissRamble/status/861501645871624192
●放映権料などが高騰する中でも、クラブのトータル収益が基本的に半分以上、人件費として支払われてしまう。




⑪負債総額
ben11.jpg出典 https://twitter.com/SwissRamble/status/861501861521653760
●これまでは、マンチェスター・ユナイテッドが圧倒的にリードするような数字が続いてきたが、やはりグレーザー一家による「敵対的買収」がまだ響いている。
●また、Brexitによるポンド安も響いている。ユナイテッドの負債はドルなどポンド以外の通過にある為、ポンドで計算するとまた高くなってしまった。そして、収益の多くもポンドである。




⑫支払利息
ben12.jpg出典 https://twitter.com/SwissRamble/status/861501962478649344
●しかし、今のユナイテッドの収益を考えると、一年で支払っている利息はそこまで大変ではない。
●今、負債返済額が約2000万ポンドである。
●それに対して、オーナーに対する、サポーターの抗議が最も熱くなった2009/10頃は、毎年の負債返済額が1億ポンドを上回っていた。




⑬現金残高
ben13.jpg出典 https://twitter.com/SwissRamble/status/861502068007342082
●ローン返済額が最も大きい、ユナイテッドとアーセナルだが、営業が健在の為、現金残高が非常に高い。
●そのお金で、ユナイテッドはシーズン前に余裕を持って、PogbaやIbrahimovicなど大型補強が出来た。
●現金がこんなにあるのに、あまり大型補強はしないというのはここ数年、アーセナルサポーターの不満の原因である。

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スパーズvs.ユナイテッド

試合開始6分のワニャマのヘッダーで、
こりゃ、へたすると4点くらいやられるかも、
と真剣に思いました。
その一方で、ELのファイナルに向けて気持ちが吹っ切れるためには、
それくらい取られたほうがいい、
とも思いました。
いずれにしてもスパーズの圧勝。
すばらしいチームです。
ソンなんか、ほんと、のびのびとプレイしてる。
うらやましいかぎりです。
しかし、それにしても、ルーニーについては、
とっくに怒りも憐みも通りこしてはいるものの、
なにか、リタイア後の老人ホームから駆け付けたOBのようで、
決めた得点にしてもヴェルトンゲン(だったか)が触らなければ枠にも行かなかっただろうし、
なにはともあれ、場違いな、それにしてもますます体つきがパイントにむしばまれているような、
肩口や首筋の肉の付き具合が、なんともはや、ルカクとのディールのバイトに使われるかもしれない、
との報道もあるようですが、
エヴァートン・ファンに申し訳がないようなきがしてなりません。
とはいえ、試合中に二本ほど、さすが、というパスが出たのは確かです。
ジョゼにしてみれば、その「さすが」がときおり一閃してくれたらいい、
あとは、ベテランの味というやつで、適当に時間つぶしのやりくりをうまくやってちょ、
ということなのかもしれません。


プロデューサー 田口

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Week 39 - Relegation battle

(1)弱気なMoyes
●シーズン序盤から、Moyesの弱気な態度やコメントがサポーターに叩かれる対象となった。

8月21日、ミドルズブラに敗れた試合後コメント:今季も残留争いに巻き込まれる恐れについて
出典:BBC
●"Well, they would probably be right. That's where they've been every other year for the last four years, so why would it suddenly change? I don't think you can hide the facts. People will be flat because they are hoping that something is going to dramatically change - it can't dramatically change, it can't."
●「サポーターが今年も残留争いに巻き込まれるのが心配だというなら、恐らくその通りだろう。ここ4年、毎年巻き込まれてきたので、今年になって突然変わる理由はないだろう。事実から逃げてはいけない。何かが大きく変わると期待したサポーターはがっかりするかもしれないが、状況が大きく変わることは無理だよ。無理だ。」

1月20日、WBA戦の前日会見:冬の移籍マーケットの期待について

出典:the guardian
●"I'd be kidding you on if I said the players we're hoping to bring in this month are going to make a big difference because, first of all, we probably couldn't get that level of player and, secondly, we probably wouldn't have the finances to do that. To suggest that a player we might bring in would be making a big difference would not be correct."
●「もし、今月中に獲得する選手が大きな変化をもたらすと言ったら、皆さんを騙す発言になる。まず、そんなレベルの選手を狙っても来てくれない。そして、来てくれるとしても、このクラブにとって経済的には取れない。だから、今月中に誰かを獲得するとしても、大きな変化が期待できると言ったら嘘だ。」

4月25日、MID戦の前日会見:直近17試合で1勝しかしていなかった。7試合連続無得点も
出典:HITC
●"We have played well in recent games. We have had good moments. We need to stop conceding and score more."
●「最近の試合では良いプレーをしている。良い時間帯があった。ただ、失点を無くして、より多くの得点を決める必要があるだけだ。」

4月27日、16試合で勝利が無かったMIDに敗れた試合後コメント:サポーターの批判について
出典:BBC
●"I'm a football supporter, I know what it's like. You don't like seeing your team lose. There is nobody who wants to win more than me. I am used to winning, I'm not used to losing and I don't want to get used to it either. We are not enjoying it, we are not enjoying losing or the position we are in. Criticism is rightly due, but I wouldn't do it on tonight's performance. Tonight and against West Ham United we played well."
●「私もフットボールサポーターだから、気持ちが分かるよ。チームが負けるのを見て嫌だ。私よりも勝ちたいと思っている人は居ない。私は勝利に慣れている。負けることには慣れていないし、慣れていきたくない。負けることも、今の順位も楽しくない。批判を浴びるのは理解できるが、今日のパフォーマンスは批判できないだろう。今日も、ウェストハム戦も良い試合をしたと思う。」

しかし、サポーターはそれに納得いかず、ミドルズブラ戦中にずっと不満を露わにする
●ミドルズブラに負けた試合の内容にはサポーターがとても満足できたとは言えない。
●むしろ、チームとMoyesに対する不満をずっと露わにした。
●Moyes解任を呼び掛けるコールも、皮肉にもRoy Keane時代を懐かしく思い出すコールもあった。
(つまり、駄目監督と思われたKeaneでも、Moyesよりはましという意味だ。)


(2)しかし、降格の理由はここ数年、積み重ねてきた失敗にある
●又、今季はMoyesが元エヴァートンと元ユナイテッドを中心に、地味な補強ばかりしていて叩かれた。
●しかし、そこには可哀想なところがある。
●シーズン前、Allardyce前監督のイングランド代表監督就任により、急に就任が決まってあまり移籍する時間がなかった。Moyesはかなり移籍に関してゆっくり考えたがる(=躊躇する)タイプなので、夏の移籍マーケットは難しかった。
●就任時はそれが仕方ないとして、1月により前向きの補強ができるとMoyesは思っていた。
●しかし、その後、クラブにお金が無いことが明らかになって、1月もあまり補強できないことが分かり、Moyesはがっかりした。
●放映権料などが高騰したこの時代、プレミアリーグのクラブにお金が無いなんておかしな話だが、
サンダーランドはEllis Shortがオーナーになってから8年半で8回も監督を交代して、全く長期的なプランニングが出来ていないことが原因である。
●特に、Paolo di Canioを監督に、Roberto di FantiをTDに就任させた2013年以来、大型補強と監督交代の繰り返しが続いている。

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●2013/14〜2015/16の3シーズンだけで41人も獲得したが、今もチームに残っているのは僅か9人しかいない(「○×」で示している)。その為、今季も新たに13人も獲得した。
●監督を交代する度に、好みの選手も変わるので、大幅なメンバー入れ替えが続いている。
●また、ずっと緊急状態から救ってもらうという形で補強を続けている為、クラブの交渉する立場が弱い。サンダーランドに来てもらう為に、他のクラブよりも高い給料などを提示する必要がある。
●そして、放出するときも、監督が変わった為に不要になった、或いはそもそも短期的な補強だったので年齢的にリセールバリューが無い、という事情が多い。だから放出時の移籍金もロスになる。
●このダメダメなプランニングが降格に繋がるのは、ただ時間の問題だった。 


(3)後半:メンタルヘルスを巡る関係者コメント

Mauricio Pochettino監督、スパーズ (既にLennonの家族に連絡してサポートをオファーした)
●"It was someone who played here for nearly 10 years and of course Tottenham care about him. The players, the staff and everyone here cares about his situation."
「Lennonはほぼ10年間、ここでプレーしてくれたので、彼のことを心配しているのは当然だ。選手たち、スタッフが全員、彼のことを心配している。」

Leon Osman (1年半、エヴァートンでLennonと一緒にプレーした)
●"The problem is identifying the people who need help. Players tend to keep things to themselves. But things are changing within football and it's more accepted to come and get help if you need it and that has to be the way forward."
「問題は、サポートが必要な選手を特定することだ。選手は基本的に自分で抱え込む傾向があるからだ。しかし、サッカー界は徐々に変わっており、助けを求めやすくなってきている。」

Arsene Wenger監督、アーセナル (クラブ内で対応することが難しい)
●"Not all the players, even if they feel the need, want to be helped by people at the club. Sometimes you don't want to show your feelings as it could be interpreted as a weakness. I believe that most of the players want help from outside the club."
「サポートが必要だと感じても、クラブ内の関係者には求めたくないという選手が少なくない。弱さの現れとして思われるのが怖くて、あまり表に気持ちを出したくないというケースが多い。大半の選手たちはクラブの外でサポートを願うだろう。」

Adam Smith選手、ボーンマス (スパーズアカデミー出身)
●"We live and breathe football, it's not just our job it's our life and if you are not playing well, or not even playing, it's hard. When you are away from your family and friends sometimes it can be a lonely place."
「選手として、サッカーが全てだ。ただの仕事だけではなく、人生だ。だから、調子が良くないときや、使ってもらえないときは難しい。家族や友達から離れると、孤独の世界になることがある。」

Slaven Bilic監督、ウェストハム (SNSの影響も大きい)
●"One day, you are king the next, you are zero. With social media, you even know what the fans in New Zealand think about you before that wasn't the case. The clubs are trying but everyone that is involved in football should do more."
「ある日は王様のように絶賛を浴び、翌日は駄目者扱いになる。SNSの時代になって、ニュージーランドのサポーターたちにまで世間にどう言われてるか分かってしまう。昔はそうではなかった。クラブは頑張っているが、サッカー界として全力を挙げてサポートする必要がある。」

Steven Pienaar選手、サンダーランド (給料が高いからといってストレスが無いわけではない
●"I don't think we do get enough support. People think footballers get paid a lot of money but they don't know we are under a lot of pressure every day. As a player you need people around you who will help you and encourage you and are open to listen."
「サポートが足りないと思う。サッカー選手はすごくお金を貰っていると思われるが、毎日プレッシャーも大きいということはあまり知られていない。選手として、周りにサポートしてくれる人、そして悩み事を聞いてくれる人が居ないといけない。」

出典:Sky Sports

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May 9, 2017 10:18 AM /

Week 38 - Arseover

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Week 38 - Arseover


(1)「Arseover」、「St. Woolwich Day」
0004_英国4カ国 守護聖人の記念日.jpg
「St. Totteringham's Day」
●毎年、アーセナルが必ずスパーズよりも高い順位で終わることが決定した日は、アーセナルファンが「St. Totteringham's Day」を祝ってきたが、この結果により22年ぶりにスパーズが上の順位で終わることが決定し、今年は「St. Totteringham's Day」が無い。
●因みに、そのネタが始まったのは2002年。「ArseWeb.com」というファンサイトから、まずはアーセナルファンの中で広まった。
●そして、2010年には初めてマスコミにも取り上げられ、ノース・ロンドン以外でも良く知られるようになった。
●キリスト教圏では聖人や守護聖人の記念日がたくさんある。英国4ヶ国とアイルランドにもそれぞれの守護聖人とその記念日がある。
(3月1日がSt. David's Day(ウェールズ)、3月17日がSt. Patrick's Day(アイルランド)、4月23日がSt. George's Day(イングランド)、11月30日がSt. Andrew's Day(スコットランド)。)
●だから、非常に馴染みのあるネーミングであり、アーセナルファンが適当にトッテナムに近い名前を作ってネタにした。
l
「Arseover」 2015/16『Foot! TUESDAY』、#40の前半レポートより
●逆のケースはスパーズファンが「Arseover」と呼ぶ。
●これは実は、かなり賢いネーミングである!様々な意味がある。

1.響きは「Passover」に近い。これはユダヤ教では「過ぎ越しの祭」という意味。
昔からスパーズファンにユダヤ系の人が多い。
2.「over」は「終了」という意味を持つ。つまり、「アーセナルは終わっている」という意味になる。
3.「over」は「超える」という意味を持つ。
つまり、「スパーズはアーセナルを超えた」という意味になる。
4.英国のスラングに「arse over tit」という表現がある。「真っ逆さまに転がる」という意味である。
直訳すれば「ケツがおっぱいの上になる」。

もう1つの言い方、「St. Woolwich Day」
●そして「St. Woolwich Day」という呼び方もある。
●Woolwichとはサウスイースト・ロンドン(南東部)にある地名であり、アーセナルが元々1886年12月に創設された場所である。
●ノース・ロンドンに引っ越したのはその27年後、1913年のことだった。
●だから、スパーズファンにとってはスパーズだけがノース・ロンドンのクラブであり、アーセナルは後から引っ越した南東部のクラブだという拘り(ネタ)がある。
●因みに、Woolwichには英国王立工廠(こうしょう=軍隊直属の軍需工場)があった。そこで働いた労働者がクラブを創設した。
●最初は、その工廠の中にあった広場の名前、「Dial Square」をクラブの名前にしたが、わずか一ヶ月後には英国王立工廠の英名、「Royal Arsenal」へと改名した。
●その後、クラブが有限責任会社になった1893年にはまた「Woolwich Arsenal」へと改名した。
●ノース・ロンドンに引っ越したとき、最初はWoolwichという地名を残したが、1914年には「The Arsenal」へ、1915年には「Arsenal」と改名した。
●尚、「St. Woolwich Day」のコンテクストとは他にも、スパーズファンはネタとしてアーセナルのことを今も「Woolwich」と呼ぶことがある。

(2)1994/95のスパーズ:めっちゃくちゃのシーズン、経営編
●最後にスパーズがアーセナルよりも上の順位で終了したのは22年前、1994/95シーズン。
●そのとき、スパーズは7位、アーセナルは12位というシーズンだった。
●アーセナルは名監督のGeorge Grahamが移籍金の取り分をもらったスキャンダルに巻き込まれ、解任となった。その後、チームが失速して、一旦残留争いに巻き込まれてしまった。
●一方、European Cup Winners' Cupの決勝戦には進出して、レアル・サラゴサを相手に2連覇を目指した。しかし、延長戦の土壇場で元スパーズMFのNayimがハーフウェイ付近からゴールを決め、サラゴサが優勝した。

20170509_1.png

スパーズにも財務関係のスキャンダルにより、シーズン前は大ピンチを迎えていた
●前のシーズンは15位でフィニッシュしたスパーズ。5月にオールダムとのアウェイ戦で勝利して、残り1試合でようやく残留を決めていた。
●しかし、1980年代の前オーナー時代からの不正経理が発覚し、イングランドサッカー界史上最高の処分を課せられた。
●£60万の罰金、FAカップ出場権剥奪、そしてマイナス12の勝ち点ペナルティ。
●シーズンが始まってから、スパーズは暫く最下位で、勝ち点がマイナスだった。
●(最終的には、チェアマンのAlan Sugarが裁判を起こしてアピールして、罰金が£150万へと大きくなった一方、勝ち点ペナルティとFAカップ出場権剥奪の処分は取り消された。それが無ければ、アーセナルは1ポイント差でスパーズよりも上に順位出終了することになった。)

1994年5月5日、Ossie Ardiles監督、オールダム戦後のコメント
●"I'm going to be more clever and determined in the future."
「今後に向かっては、より大胆で賢いアプローチを取ろうと思っている。」
●出典:These Football Times

マイナス12の勝ち点ペナルティを課せられると、どうやって2年連続の残留争いを回避するのか?
●シーズンが始まった時点では、大ピンチを迎えそうだったスパーズは、成績を良くする為に当時にしては大型補強を図った。
●当時の監督は、のち清水エスパルス・横浜FM・東京ヴェルディ・町田ゼルビアの監督も努めた、
オズワルド・アルディレスだった。
●彼の「大胆で賢いアプローチ」は、その年のW杯アメリカ大会で活躍した、攻撃のエースを狙え!というプランだった。
●その年、イングランドをはじめとする英国4ヶ国はともに予選で敗退していたので、英国民はアイルランド共和国を軽く推しながら、中立の立場で試合を楽しんで、エースの活躍に憧れていた。
●その中、アルディレスが最初に狙っていたのは何と、Diego Maradonaだった!
●MaradonaはArdilesと仲が良く、実は1986年にArdilesのテスティモニアル・マッチでは1試合だけ、スパーズでプレーしたことがあった。

2017年2月17日、元スパーズFWのTeddy Sheringhamの言葉(マレーシア、Stadium Astro)

●"I got on really well with Ossie, and I think I was the captain at the time, and Ossie came to me one day and said 'I want your opinion, I'm thinking about signing someone'.
「あのとき、私はキャプテンも勤めていたし、Ossieと非常に仲が良かった。ある日、Ossieは相談したくて声をかけてくれた。『ある選手を獲得しようと思っているけど、意見を教えて欲しい』と。」
●"And I was like 'go on' and he was like 'Diego Maradona', and I went 'Ossie, Ossie, really!? Are you? Do it, just do it'.
「誰なのか聞いたら、『ディエゴ・マラドーナだ』と言われた。『Ossie、マジで言ってるの?本当の話なら、絶対に取ってくれ』と答えた。」
●"He said 'I'm in talks with him at the moment' and I was like 'my God, do it, it would be brilliant to play with him'.
「彼は『既に交渉を始めた』と言ったら、興奮した。あのマラドーナと一緒にプレーできたらすごいなと思った。」
●"He came to me about three days later and was like 'I've decided not to sign Diego, he's got too much baggage around him'."
「しかし、その3日後、彼はまた声をかけてくれた。『ディエゴの移籍はやめておくことにした。やはり、あの人はトラブルが多過ぎるからね』といった。」

第二志望も大物だった
●マラドーナはその年のW杯でドーピング違反が見つかり、15ヶ月の出場停止処分を課せられた。
●しかし、その代わりにスパーズが取ったのは何と、W杯で5ゴールを決めていた、ユルゲン・クリンスマンだった!
●当時、イングランド国内ではかなり嫌われ者だった。
●その理由は、1990年W杯からの印象だった。
イングランドが準決勝で西ドイツに敗れた、負け惜しみもあったが、何と言っても「めっちゃダイブする」という印象が強かった。
●1990年W杯の決勝戦では、Klinsmannの過剰反応によってアルゼンチンのPedro Monzonがレッドカードを貰った。(W杯決勝戦として初めてのことだった。) (Getty写真はこちら。)
●移籍が初めて報道されたら、「あのドイツ人のダイブ野郎がイングランドに来ちゃう」みたいなスタンスが多かった。
●その為、Klinsmannは前評判を早めに挽回する為に、ユーモアを使ってイングランド人にアピールすることにした。

Jurgen Klinsmann、スパーズ移籍発表会見、1994年8月
●"Maybe I can ask you the first question. Are there any diving schools in London?"
「皆さんの質問に答える前に先に質問したいと思います。ロンドンにダイビングスクールがありますか?」
●出典:FourFourTwo

それと同時、W杯で大活躍したルーマニア代表のエースも2人取った
●ルーマニア代表がラウンド16でアルゼンチンに3対2で勝利して、史上初のベスト8進出を決めた。
準々決勝ではPKでスウェーデンに惜敗した。
●あのアルゼンチン戦で2ゴール1アシストと大活躍したFW、Ilie Dumitrescuがステアウア・ブカレストから加入した。
●そして、DFか中盤スイーパーとして守備だけではく、パスをさばくのが得意だったGheorghe PopescuもPSVから加入した。
●外国人エースを中心にした、こんなに贅沢な補強がイングランドではかつてないことだった!

(3)1994/95のスパーズ:めっちゃくちゃのシーズン、黒板編
●それまで、スパーズのメインFWはTeddy Sheringhamだった。
●他に、若手FWも2人居た。イングランド代表のDarren Anderton(22歳)と、U21代表のNick Barmby(20歳)だった。のち、違うポジションでプレーするようになったが、当時はFWだった。
●当時、あまりターンオーバーすることが無かったので、集めたFWを一体どうやって起用するのか?誰がベストXIに入るのか?

黒板:アルディレス監督の「4-1-5」、いわゆる「The Famous Five」
●アルディレス監督の「大胆で賢いアプローチ」は、FW5人を同時に起用することだった!
20170509_2.png
(Popescu加入前の試合。Popescuは背番号④で、⑤Calderwoodのポジションに入った。)
●黒板:攻撃陣5人は流動的で、基本的に守備の責任を負わされなかった。
●マスコミには、この5人は「The Famous Five」と呼ばれた。
●これは、イギリスの有名な児童文学作家、イーニッド・ブライトンの「五人と一ぴき(の探偵団)」シリーズに因んだあだ名だった。因みに、このシリーズを元に、1969〜1971年にNHKが小学生向けにテレビドラマを放映した。(Wiki

アルディレス監督、1994年プレシーズンのコメント
●"...adventure, flair and entertainment... the front is now looking good, but don't ask me about the back".
「今季は冒険、派手さ、そしてエンターテイメントを目指したい。攻撃の調整はうまくいっている。ただ、守備についてあまり聞かないで下さいね。」
●出典:FourFourTwo

1994/95シーズン、アルディレス監督の指揮下での試合成績
●ゴールは確かに多かった!しかし、失点も半端ない...
20170509_3.png

マンチェスター・シティに2対5で敗れた後、アルディレス監督のコメント
●"Even if someone could guarantee that by playing the long ball and putting in two more defenders we would win, no, I still wouldn't do it."
「例えDFを2人増やして、ロングボールのスタイルに変えることで確実に勝利を保証できると言われても、私は絶対いやでやらない。」
●出典:FourFourTwo

やっぱり持たなかった
●マンチェスター・シティに敗れた後、Alan Sugar会長は守備専用コーチを就任させるべきだと提案して、候補としてDon Howeを挙げた。
●アシスタントのSteve Perryman(のち清水エスパルスと柏レイソルの監督を努めた)は賛成だったそうだが、Ardilesは拒否した。
●そしてリーグカップ3回戦では、2部リーグで最下位だったノッツ・カウンティに0対3で惨敗して、Ardilesの解任が決まった。
●後任者としてGerry Francisが就任した。より現実的なサッカーでチームを安定させた。

2011年、Sport.co.ukとのインタビューで、アルディレス監督が「The Famous Five」を振り返った
●"To be perfectly honest. I believed that those five people up front - or, to put it more correctly, five attacking players - could play in the same team.
「正直、あの5人は同じチームでプレーできると信じていた。というか、攻撃的な選手を同時に5人を起用することは可能だと確信していた。」
●"I was inspired by the Brazil team from 1970 with Pelé, Rivellino, Tostão and all these great, great players. They had five attacking players and Barcelona now play exactly like that, with only one holding midfielder, so it can be done."
「1970年のブラジル代表チームにインスパイアされていた。ペレやリベリーノ、トスタンなど、偉大な選手が多かったね。あのチームには攻撃的な選手が5人居たし、今のバルセロナも守備的MFが1人だけで同じく5人の攻撃的な選手だね。だから、可能だろう。」
出典:These Football Times



(4)1994/95:22年前は一体どんな世界だった?
●「Arseover」を記念して、ESPNFC.comが特集記事を掲載した。
●22年振りとはどれだけ久しぶりのことなのか見せるために、1994/95当時の世界をフットボールとフットボール以外の22項目で紹介した。
●出典:http://www.espnfc.com/english-premier-league/23/blog/post/3114176/what-was-life-like-when-tottenham-last-finished-above-arsenal-in-1995


FOOTBALL
1.ブラックバーン・ローヴァーズがプレミアリーグで優勝した
2.プレミアリーグに22チームがあった
翌シーズンから20チームへと減らす為に、このシーズン、4チームが降格して僅か2チームが昇格した。
3.アーセン・ベンゲルは名古屋グランパスエイトの監督で、イギリス人には知られていなかった
4.Dele Alliはまだ生まれていなかった
(尚、BBCが1994/95シーズン終了時点での、現在スパーズ選手の年齢を纏めた)

出典:http://www.bbc.com/sport/football/39766518 

5.Jurgen Klinsmannは1995年のバロンドールで準優勝
6.移籍金の世界記録はPaul Pogbaの14.5%
Gianluigi Lentiniが1992年に約£1300万でトリノからミランに移籍したのが、まだ世界記録の移籍だった。
7.Diego Maradonaがまだ現役だった
W杯でのドーピング違反で15ヶ月の出場停止処分を受けたMaradonaはその後、古巣のボカ・ジュニアーズに戻って現役を続けた。
8.Johan Cruyffがバルセロナ監督だった
9.Eric Cantonaのカンフーキック
10.今なら当たり前のルールがIFABによって導入された
交代枠が「2」から「3」へと増やされた。ハーフタイムは10分から15分へと延長された。そして、オフサイドのポジションに居る選手はプレーに関与していない場合、オフサイドにならないというふうになった。
11.Sepp BlatterがまだFIFA会長になっていなかった
12.アメリカにプロサッカーリーグがまだ無かった

WORLD EVENTS
13.アメリカ大統領はビル・クリントンだった。イギリスの首相はジョン・メージャーだった。そして日本の総理大臣は日本社会党の村山富市だった。
14.OJシンプソンの裁判
15.フォレスト・ガンプがアカデミー賞を6つも受賞した
16.人気テレビシリーズ『フレンズ』はまだ第2シリーズが放映中だった
17.オアシスの第2作『What's The Story? (Morning Glory)』が発売された
18.『マトリックス』映画で使われて有名になったNokia 8110携帯電話が開発された
19.ヤフーが初めて検索エンジンを公開した
20.ソニーがPlayStationを発売
21.Steve JobsがAppleに復帰した
22.Bill Gatesが堤義明を上回り、世界長者番付一位となった

(5)後半:Joey Bartonの処分とブログ
●2006年〜2016年の間、サッカー試合に1260件のベットをしたJoey Bartonは18ヶ月の出場停止処分を課せられた。
●本人によれば、これで現役キャリアを実質、終わりとする処分だ。

1260件のうち、30件は重大な違反と見なされた。Bartonの所属チームの試合だった
上:所属チームの勝利・得点に賭けた15件
下:所属チームの対戦相手の勝利・得点に賭けた15件


Market:ベットの種類
First Goalscorer:先制点の決め手
Match Odds:勝敗
Correct Score:最終スコア
Half Time/Full Time:前半終了と試合終了の勝敗
Match Involvement:Bartonが試合に出場したか
Starting XI:先発出場
Not Involved:ベンチ外

出典:http://www.joeybarton.com/betting-statement/



4月26日、処分を受けてJoey Bartonの発表(抜粋)
●I accept that I broke the rules governing professional footballers, but I do feel the penalty is heavier than it might be for other less controversial players. I have fought addiction to gambling and provided the FA with a medical report about my problem.
「私はサッカー選手に適用されるルールを破ったことは認める。しかし、私ほど話題の多い選手ではなければ、こんなに重い処分を受けたと思えない。私はギャンブル依存症と戦っており、それを証明する医師の診断書をFAに提出した。」
●But surely they need to accept there is a huge clash between their rules and the culture that surrounds the modern game, where anyone who watches follows football on TV or in the stadia is bombarded by marketing, advertising and sponsorship by betting companies, and where much of the coverage now, on Sky for example, is intertwined with the broadcasters' own gambling interests.
「FAのルールと、現在のフットボールを巡る文化とは大きな対立があり、FAはそれを認めるべきだ。テレビやスタジアムでサッカーを観る人間は、ブックメーカーの宣伝や営業活動、スポンサー活動に圧倒される。Skyをはじめとするテレビ中継にも、テレビ局と提携するブックメーカーの都合に合わせたコンテンツも混ざっている。」
●That all means this is not an easy environment in which to try to stop gambling, or even to encourage people within the sport that betting is wrong. It is like asking a recovering alcoholic to spend all his time in a pub or a brewery.
「つまり、ギャンブルを辞めるには、或いは関係者のベットを辞めさせるには、フットボール界が良い環境ではない。元アルコール依存症患者をパブとかビール醸造所に住ませるも同然だ。」
●If the FA is serious about tackling gambling I would urge it to reconsider its own dependence on the gambling industry. I say that knowing that every time I pull on my team's shirt, I am advertising a betting company.
「FAは本当にギャンブルの問題に取り組みたければ、それ自身の依存症を見直すべきだ。私だって、所属チームのユニフォームを着る度に、ブックメーカーの宣伝になってしまう。」

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▽ブンデスリーガ ハイライト
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▽菅原慎吾のリーガ・エスパニョーラ情報

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【5/23】MC:野村明弘 コメンテーター:ベン・メイブリー
火曜日はベン・メイブリー氏を迎え、週末に行われた注目ゲームを分析します。
▽プレミアリーグ
―チャンピオンズリーグ出場権争い
▽ベン・メイブリーの分析
―2016/17シーズン振り返り
▽現地メディアの特集記事


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【5/24】MC:下田恒幸 コメンテーター:木崎伸也
▽木崎さんをコメンテーターに迎え今シーズンのブンデスリーガを総括
▽木崎さんが全18チームを独自に採点
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