プリンス関東1部第5節 FC東京U-18×千葉U-18@深川

  • 2010年05月02日 22:14
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もう4節まで消化しているにも関わらず、まだ1回も会場に行けていなかったプリンスリーグにようやく行く日がやってきました。対戦カードはFC東京U-18と千葉U-18、Jリーグユース勢同士の激突です。ここまでの成績は東京が無傷の4連勝。「あんまりよくなかったね」と倉又寿雄監督が振り返った前節の八千代戦は、2点先制したものの1点を返され、突き放して、また失点。3-2の辛勝だったようです。一方の千葉は東京Vユース、三菱養和を共に1-0で破って連勝中。4試合でわずかに1失点という数字は驚異的ですね。ゲームは「結果から見ても失点が少なく、守備がなかなか崩れないブロックを作るチーム」(倉又監督)という予想から、東京は「ある程度ロングボールを意識した」(同)立ち上がりのプランを選択。ただ、開始1分に江口貴俊(3年・FC東京U-15むさし)、3分には佐々木陽次(3年・富山北FC)のFKから武藤嘉紀(3年・FC東京U-15深川)、6分には橋本拳人(2年・FC東京U-15深川)の右クロスから秋岡活哉(3年・FC東京U-15むさし)のヘディングと、序盤からチャンスを連発したことで早くもペースを掴むと、サイドを生かした繋ぐスタイルも存分に披露し始めます。両サイドの“槍”、右の江口と左の武藤が見せる推進力、佐々木のスマートなテクニックもさることながら、このゲームで効いていたのは佐々木とボランチを組んだ橋本。恵まれた体格を生かし、中盤で相手を潰すシーンもあり。サイドに散らす起点になるシーンもあり。指揮官も「本当は前目の選手だが、鍛えてやらせようとしている」と言及。今後が楽しみな選手だと思います。さて、トップチームと同様の4-3-3を敷いた千葉は3トップの中央に入った井出遥也(2年・千葉U-15習志野)、左の佐々部凌(3年・千葉U-15辰巳台)など技術の高い選手を擁し、前目の選手たちは流動的に動き回るものの、ここを基点にという選手なり、場所なりがなかなか定まらず、東京が「FWの秋岡は1枚下がった位置から寄せに行かせて」(倉又監督)と、昨年の養和対策と同様のプレッシングをしっかり貫いたことで、中盤の数的優位を生かせず、ボール回しもままなりません。すると先制はやはり東京。32分、前岡信吾(3年・FC東京U-15深川)がミドルゾーンから強烈なシュート、クロスバーの跳ね返りに詰めたのは江口。ゴールを決めたのは江口にもかかわらず、多数詰め掛けていた東京サポーターから先に名前をコールされたのが前岡だったことからもわかる、“9番”の積極性が生んだ一発。“ホームチーム”がリードを奪いました。迎えた後半も東京ペースは変わらず。61分には橋本が出足のいいボールカット、前岡が繋いで武藤のフィニッシュ。63分には江口が右サイドをぶっちぎって上げたクロス、高い打点で前岡が叩いたヘディングは、千葉GK志村悠平(2年・千葉U-15辰巳台)がファインセーブ。66分にも佐々木、67分にも前岡が枠内シュート。75分には佐々木のCKを橋本が合わせ、志村は破りますが、千葉のCB高橋龍之介(3年・千葉U-15習志野)が超ファインカバー。一方的に攻めながら、されど追加点は奪えません。千葉は体の強い成冨研蔵(3年・千葉U-15習志野)を最前線に置く形にシフトしながらも、相変わらずシュートすら打てずにいましたが、ようやく79分に好機到来。右SB吉永哲也(2年・千葉U-15辰巳台)のアーリークロス、佐々部は胸トラップから強引にボレー。ボールはわずかに枠を逸れましたが、東京からすれば今日一番肝を冷やしたシーンだったでしょう。結果、「中2日の連戦はキツいよね」と倉又監督は口にしたものの、終盤まで運動量の落ちなかった東京が千葉を完封。無敗を堅持して、首位奪取に成功しました。やっぱり東京は強かったです。とりわけ中盤4枚の個性は際立ち、2トップの献身性、最終ラインの安定感も抜群。既に“倉又トーキョー”になってきている印象を受けました。最後に1つ、倉又さんから聞いたメキシコ遠征話を。現地で一際目を引くメキシコ人の選手がいたんだそうです。東京のスタッフ陣も「アイツ、日本に連れていけないかなあ」と冗談混じりに話していたとか。で、帰国したら、そのメキシコ人選手の移籍話がニュースになっていたと。移籍先は、まさかのマンチェスター・ユナイテッド!さすが東京スタッフ陣。選手を見る目もファギークラスということでしょうかねえ。ちなみにその選手とはハビエル・エルナンデス。ワールドカップで見られるかもしれませんよ。    AD土屋


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