中山さんと行くフランス紀行2010(2)必然のアップセット~ノストラダムスも予言困難~

  • 2010年01月31日 12:14
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土曜日開催のリーグ・アンから
2位と4位の直接対決、今節屈指の注目カード
モンペリエ対マルセイユを取材してきたのでレポートします。

昇格組ながら、ここまで堂々の2位とフランス全土を驚かせているモンペリエ。
今節の相手は地理的にも順位的にもライバルと言える4位マルセイユ。
同じ南部のクラブ同士とあって、試合前から会場のスタッド・ドゥ・ラ・モソンは
凄まじい熱気に包まれました。
MOSSON1.jpg

1分にマルセイユはニアングがエリア内でルーズボールを拾って枠内シュート。
5分にモンペリエはモンターニョが左20mのFKをクロスバーにヒットさせるなど、
動きのある立ち上がりで、ハイスコアも予想されましたが
その後はどちらも主導権を取り切れずに膠着した展開が続きます。
モンペリエは4-3-3を敷く中で、中盤3枚の前方に位置する
マルヴォーとコスタがよくボールを引き出し、3トップ中央のモンターニョを
クサビに裏にと動かしながら、チャンスを窺います。
一方のマルセイユは、ブランドンがケガで欠場ということもあって
4-2-3-1の1トップにはニアングを起用。体の強さは見せるものの
基点とまではなりきれず、攻撃に連動性が生まれません。
期待していたベン・アルファも、パスにドリブルに単純なミスが目立ち、
28分にはエリア内での接触で倒されながらPKをもらえず、
逆に異議を唱えてイエローカードをもらうなど、精彩を欠くパフォーマンス。
43分にはクイックのリスタートから左サイドをアイト・ファナが抜け出しクロス、
中央どフリーのモンターニョはヘディングをバーの上に外してしまいますが、
全体的にはモンペリエが組織力でマルセイユを上回るような45分間を経て
ハーフタイムに入りました。
MOSSON2.jpg

すると迎えた後半は開始早々に動いたスコア。
48分、左サイドのスローインからピトーの浮き球パスをジュヌシャンが頭で繋ぐと、
受けたアイト・ファナはDFに挟まれながらエリア内をすり抜け、
右スミへ冷静に流し込みます。スタンド沸騰。先制ゴールはモンペリエが奪いました。
たまらずデシャン監督も、このゲーム初めてテクニカルエリアまで飛び出し、
何とか修正を図ろうと、指示の声を送ります。
以降はマルセイユも前への圧力を掛け始め、徐々に攻勢に。
ただ、62分にはバカリ・コネのクロスを、シュートも十分打てたフリーのアブリエルが
中へ折り返して簡単にDFにクリアされるなど、消極的な姿勢は拭えず。
決定機まではなかなか創出できません。
67分にはルチョ・ゴンサレスを投入して、流れを変えたい所でしたが、
そのルチョも周囲との呼吸が全く合わず、救世主とはなれず。
逆に72分にはコスタ、75分にはピトーのスルーパスから
モンターニョが抜け出し、惜しいシーンを創り出したのはモンペリエ。
前者はオフサイドになったものの、後者ではコーナーキックを獲得。
そのコーナーキック、コスタのボールをニアでゴールに押し込んだのは
なんとマルセイユのシェイルー。痛恨のオウンゴール。
2-0。スタジアムのボルテージは最高潮に。差は開きます。
82分にはユースから昇格したベランダを送り込み、4-2-3-1にシフトして、
中盤を引き締めたレネ・ジラール監督の采配も的確。
最後まで歯車が噛み合うことのなかったマルセイユは
終盤になってフラストレーションを爆発。
試合を通じて7枚のイエローカードを出したフォートレル主審の判定も
確かに曖昧な点が多かったとはいえ、あわや乱闘というシーンもあって
集中も欠き、必然の無得点。
止まらないモンペリエの躍進。強豪マルセイユ相手に
内容でも結果でも凌駕して、サポーターへと勝利を贈ることに成功しました。
MOSSON 3.jpg

モンペリエは初めて見たんですけど、まあしっかり組織された好チームでした。
中山さんもおっしゃっていた通り、主力が数人抜けると苦しいかもしれませんが、
このメンバーでやることはかなり意思統一されていて、現在の好調も頷けます。
サポーターも熱狂的で、非常にいい雰囲気でしたねえ。
一方のマルセイユは、ブランドン欠場もあってか前で収まり所を見い出せず、
どうしても単純なロングボールや無謀なドリブル突破に終始してしまいました。
前述したように、ベン・アルファも残念ながら期待はずれ。
少し今後のリーグやヨーロッパリーグに不安を覚えるような内容だったと言えそうです。

そんな中、帰り際に日本とゆかりのあるちょっと面白い人を見つけたので
ショートインタビューを撮ってみました。
いつになるかは未定ですが、帰国したら皆さんにもお届けできると思いますので
適度にお楽しみに!
MOSSON4.jpg
AD土屋


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