関東大学リーグ1部第22節 中央大×慶應義塾大@西が丘

  • 2009年11月22日 20:48
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一時は流通経済大が独走。早々に優勝が決すると思われた関東1部でしたが、ここに来て流経が3試合勝ちなしと失速。その間に驚異的な追い上げで追走してきたのは中央大。最終節は42ptsの2位中央が第1試合、44ptsの首位流経が第2試合を共に西が丘で戦うとあっては行かない訳にいきません。勝利が逆転優勝を果たす唯一の条件となる中央の相手は、1部への復帰シーズンながら台風の目とも言うべき健闘を見せている慶應義塾大。果たして奇跡は起きるのか。運命の火蓋が11時30分、切って落とされました。先にチャンスを掴んだのは慶應。7分、カウンターから、甲斐悠佑(4年・慶應義塾湘南藤沢)のラストパスを中町公祐(4年・ユニバ代表・湘南ベルマーレ)。バーの上へと外れましたが、まずは一発かまします。対する中央も左SB佐藤秀行(3年・塩釜FC)が2本連続の好クロスでチャンスを演出すると、17分には柴橋浩太(4年・桐光学園)が裏へ抜け出しシュート、慶應GK小島一輝(2年・愛知)はセーブ、こぼれに林容平(2年・浦和Y)が詰めるも枠外。序盤からやり合います。中央は4-4-2のSHに入る柴橋と得点ランクトップの鈴木寛一(4年・浦和東)、2トップの林と安柄俊(1年・東京朝鮮)を走らせて勝負させるスタイル。慶應は4-4-1-1で、ボランチの中町と1トップ下の河井陽介(2年・U-20代表・藤枝東)を軸に、しっかり繋ごうという意識が見えるスタイルで戦います。ゲームが動いたのは20分、動かしたのは慶應。CKの流れから、中川靖章(4年・静岡)のパスを中町が折り返すと、飛び込んだのはアルクディア国際ユースにも参加していた田中奏一(2年・U-20代表・FC東京U-18)。インカレの出場権を逃し、これがシーズン最終戦となる慶應がまずは先手を取りました。追い掛ける形になった中央は、焦りからかクロスやシュートの精度を欠き、なかなかゴールまで迫れません。時折ちらつかせる慶應の鋭いカウンターに脅かされながら、1点のビハインドを負って、前半を終えることになりました。後半に入ると、開始から中央が勢いを出して、前へ前へと積極的に圧力を掛けます。すると59分、村田翔(4年・FC東京U-18)のFK、高い打点からニアで合わせた大岩一貴(2年・中京大中京)のヘディングはゴールネットへ到達。不動のCB2人、名古屋内定の新井辰也(4年・都立日野台)をケガで、山田佑介(4年・川崎U-18)を出場停止で欠く中、代役とも言うべき大岩が大仕事。ゲームは振り出しに戻りました。それでも、ここからはしっかりボールを動かしながら好機を見極める慶應が圧倒し、中央は防戦一方に。72分、黄大城(2年・U-20韓国代表候補・桐生第一)のFKはGK小野博信(4年・韮崎)がセーブ。77分、中町のラストパス、三輪健太郎(4年・藤枝東)のシュートは中央の右SB田港周平(2年・桐光学園)が体でブロック。87分、甲斐がラインブレイクから完全に抜け出すも、全力で戻った大岩がクリア。中央も体を張って、水際で踏みとどまります。90分、中町が右サイドから溜めて溜めてクロス、織茂敦(4年・國學院久我山)が頭で落として、中川がプッシュ。劇的な決勝ゴール、慶應の勝利かと思いきや、オフサイドでゴールは認められません。すると92分、中央にビッグチャンス。最後は田港が頭から飛び込み、枠に飛ばしますが小島が超ファインセーブ。もはやこれまでと誰もが思った直後、奇跡の瞬間が訪れます。右サイド、村田のスローインを受けた林がドリブル開始。スルスルと持ち出し、渾身の力で振り抜いたボールは枠内へ。直後にできたのは中央の絶叫と歓喜の輪。意地と執念が呼び込んだ、まさに起死回生の一撃。そして慶應のキックオフから、5秒と立たずに吹かれたのは試合終了のホイッスル。倒れこむ両チームの選手たち。2-1、勝った中央は流経を勝ち点で1上回り暫定首位に。いやはや、とんでもないことになりました。   AD土屋




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