高校選手権東京A準々決勝 都立駒場×暁星@駒沢第2

約1ヵ月ぶりに再開された東京の選手権予選。今日は駒沢に行けば朝から2時間刻みで4試合見られるとあれば行かない訳にはいきません。第2でAブロック、補助でBブロックが開催される中、今回はAブロックの4試合をレポートすることにしました。Bブロックに注目していた方、ごめんなさい。さて第1試合は共に全国を経験しているチーム同士の激突。都立駒場と暁星が対戦します。まず序盤から攻勢に出たのは暁星。開始2分間でフィニッシュまで2度持ち込むと、8分には9番の難しいボレーがクロスバーを直撃。その後も2トップを生かしながら、サイドから崩しに行く意識の高い暁星が押し気味にゲームを進めます。やや劣勢を強いられた駒場も22分に決定機。中盤からのスルーパスに8番が素晴らしい動き出しでラインブレイク。フリーで抜け出してシュートを放つと、ここは暁星GKがファインセーブで逃れましたが、ここからはカウンターが冴え出した駒場にもチャンスが到来。35分にはGKに防がれたものの11番がボレーでゴールを強襲。流れが入れ替わって前半は終了しました。後半も勢いそのままに駒場ペース。すると60分に先制ゴールを奪ったのはやはり駒場。飛び出したGKを尻目に10番が柔らかいクロスを上げると、ニアでドンピシャのヘディングがゴールネットへ。残り20分でとうとう均衡が破れました。追い込まれた暁星は焦りからか可能性の低いミドルが多くなり、なかなか決定的なシーンを創れません。73分に9番、80分に14番が共にヘディングでゴールを狙いましたが、共にボールはクロスバーのわずか上へ。もはやこれまで。駒場の勝利が濃厚となり、所定の追加タイム5分も経過したラストプレーで、しかし奇跡が起こります。CKからのこぼれ球を繋いだ暁星、エリア内から放たれた9番のシュートはGKを破る、土壇場での同点弾。凄まじい展開でゲームはもう20分の時間が継ぎ足されました。延長は双方足をつる選手が続出しながら、衰えない執念。89分には暁星左SBの2番が鋭いドリブルからシュート。92分には駒場5番が10番とのヒールワンツーで抜け出し、エリア内に侵入するも暁星DFが辛うじてクリア。この頃になると、駒沢第2のスタンドは超満員に。結局100分終わって双方譲らず。準決勝への勝ち上がりはPK戦で決することになりました。共に成功して迎えた2人目、暁星が決めたのに対して駒場のキックは暁星GKがストップします。3人目、4人目は全員成功。決めれば終わりという先攻暁星の5人目でしたが、駒場GKが執念のセーブ。望みを繋ぎます。しかし、後攻駒場5人目のキックは無情のポスト直撃。信じられないような同点劇からの生還。勢いを結果に変えた暁星が、壮絶な死闘を制して準決勝に駒を進めました。あと数秒で追い付かれ、敗れた駒場も素晴らしい戦いぶりでした。延長開始時、応援席から聞こえた「頑張れしか言えなくてごめん… でも頑張ってくれ〜!!」という魂の叫び。結果で応えることはできませんでしたが、最後まで応援し続けたベンチ外メンバーの彼らに闘う姿勢で報いることは十分にできたと私は思います。記憶に残る名勝負でした。なお、このゲームはメンバー表を確認することができませんでした。ご了承下さい。 AD土屋
この記事へのリンク | その他の試合 | コメント (2) | トラックバック (0) | ページトップ


コメント
comment # 1
総評をありがとうございます。
私は、駒場の8番を付けていたプレーヤーの保護者です。
皆が全力を出し切った素晴らしいゲームであったとおもっています。
私は、ゲーム終了後、世界で一番幸せな保護者となった気がしました。
投稿者 お~ちゃん : 2009年10月19日 10:31
comment # 2
>お~ちゃんさん
初投稿ありがとうございます&コメント遅れて申し訳ありません。
今年も色々な現場でサッカーを見てきましたが、このゲームは間違いなくベスト10には入るような
本当に熱くて印象に残るゲームでした。
こちらこそ素晴らしい試合を見せてくれた選手たちに感謝したいと思います。
8番は、22分のGKに防がれたシュート、48分のゴールを決めたけどオフサイドになったシーンとどちらも
裏に抜け出すタイミングは抜群でしたし、外すと負けてしまう状況でのPK成功は見事でしたね。
私も高校3年間サッカーをしていましたが、父も母もほとんどの試合に来てくれていました。
インターハイのベスト8でPK戦に入り、決めれば勝てる5人目のキッカーで私が外して結局チームが負けた時も
試合後になかなか立ち直れずにいると、わざわざベンチまで父が来て励ましてくれましたし、
母は炎天下でも寒風吹きすさぶような時でもずっと試合のビデオを撮影し続けてくれました。
3年の選手権が終わった時も、両親への感謝の気持ちが負けた悔しさより大きかったかもしれません。
きっと息子さんもお~ちゃんさんのサポートに感謝していることだと思います。
それに、親に世界で一番幸せな保護者だと思ってもらえる息子さんも幸せですね☆
投稿者 AD土屋 : 2009年10月27日 13:31
コメントを投稿する