J1第14節 柏×FC東京@日立台

柏17位、FC東京14位。なかなか浮上のキッカケを掴みきれない両チームが激突した中断明け一発目のゲームは、順位こそ近いものの、その間に横たわる7の勝ち点差が持つ意味を、FC東京がまざまざと見せ付ける結果になりました。序盤はホームの柏ペース。菅沼が左サイドから積極的に攻め立て、試合前、「今日からが本当の開幕だ!」と気勢を挙げたサポーターに期待を抱かせます。しかしその想いは9分で霧散。栗澤の中途半端なFKは味方に届かず、「一番警戒していた」(柏・高橋真一郎監督)東京のカウンター。その数は柏3に対して東京6。ブルーノ・クアドロスのラストパスに、最高のタイミングで抜け出した石川がボレーでズドン。「前半何とかゼロに抑える」という高橋監督のプランも破壊されます。直後の10分、東京GK権田のミスキックを拾った李が無人のゴールにも関わらずシュートを外してからは、完全に東京ショー。20分には徳永のクロスを平山が胸で流すと、DFラインの裏でフリーのカボレが難なく叩き込み、0-2とリードを広げ、その後も23分平山、24分平山、30分カボレ、37分平山、42分石川と実に5回もの決定機を創出。柏は自陣で凌ぎ、それも崩されたら菅野のファインセーブ頼みという展開を余儀なくされました。要因は主に2点。まず、東京の2トップ、平山とカボレがほぼノーミスでポストプレーをこなしたこと。これで、後方からのオーバーラップは促進され、カウンターの切れ味は鋭さを増していきました。また、あと1つはセカンドボールをことごとく拾ったこと。まずはカウンターが発動、それが跳ね返されても、米本、梶山、羽生がすぐさま反応してボールを奪取し、2次攻撃、3次攻撃に繋げていきます。柏のラインは下がる一方。エリア内では東京が個の力でこじ開けようとトライ。ワンサイドゲームの様相を呈して45分が経過していきました。ハーフタイムで選手を替えずに臨んだホームチームの受難は続きます。後半開始40秒、徳永のスローインをカボレがヒール。エリアやや外で受けた平山は、同じ13番を纏ったワールドユースの盟友を肩で弾き飛ばすと、左足で左スミに豪快な一撃。間違いなくこの日の主役が決めた3点目。柏で最も奮闘していた13番も力及ばず。勝負は決しました。51分、「90分できるコンディションではない」(高橋監督)フランサとポポを同時投入。最初の5分は輝きを放った10番も、ミスの増加と共に集中力も削がれて埋没。11番も58分のポスト直撃弾が唯一の見せ場。そして60分に、最もゴールの可能性を感じさせた菅沼が交替させられ、その後は「課題だったゲームの終わり方も、最後まで自分たちの時間でバランスを崩さず守備もできた」(FC東京・城福浩監督)相手の前に、1つの決定機も生み出すことなくタイムアップ。ナビスコの好調は何処へ。まさに完敗を喫し、ゴール裏のサポーターからブーイングを浴びる結果になりました。東京は「チャンスを創り続けることで、ゴールは奪える」という城福監督の言葉を体現。文句の付けようがないゲームだったのではないでしょうか。個人的には平山、石川の活躍も見事でしたが、米本が一番印象に残りました。67分にはフランサの巧みなターンを前に、完璧な対応からボール奪取。梶山との補完関係も良好で、ルーキーながら起用されている理由がよくわかりました。柏は、いよいよ後がなくなってきましたね。これ以上言うこともあまり見つかりませんが、1点目と2点目は共にフリーでラインの裏へと抜け出されている辺りに、集中力の欠如が見てとれます。「こんなことでレイソルは死なない」という指揮官の言葉をサポーターはどう捉えるでしょうか。 AD土屋
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コメント
comment # 1
前半のみですが見ました。
今の代表に居ないタイプの、石川の縦への突破力とシュートの意識、平山のポストプレーとフィジカルの強さを代表で活かせないかなと思いました。
投稿者 Ryo : 2009年06月21日 13:53
comment # 2
現地で観戦してまいりました。いつもながら日立台は見やすくてエンターテイメントなスタジアムですね。
平山のポストは本当に柏をイライラさせていましたね。様々な番組で言われていましたけど、本当にこの力をコンスタントに発揮できれば代表でも力になると思いました。ただコンスタントにという事が一番難しいと思うので今しばらくは静観したほうがいいですね。
あと石川ナオは本当に凄いですね。まさしく絶好調だと思います。ケガが心配ですね。今までも調子がいいときほど怪我しているので。
柏はこの試合に関しては一つ一つが雑な感じがしました。ナビスコの初戦で戦った時は非常にパスワークもよくサイドから崩せていたのに、この試合では逆サイドへのパスをミスしたりと自滅したというイメージでした。
個人的にずっと注目しているミノルーニーなどタレントはいると思うのでこれから夏にどう盛り返していけるのか注目したいです。
投稿者 blomqvist : 2009年06月23日 11:31
comment # 3
もう限界。
代えて、あの監督
投稿者 au : 2009年06月25日 07:41
comment # 4
>Ryoさん
コメント遅れて申し訳ありません。
私も石川は、今が一番旬だと思いますし、当然代表にいたら面白いと感じています。
Jリーグで見ても、右サイドで彼以上に調子のいいアタッカーはちょっと見当たりません。
ただ、今の代表で4-5-1の右の中盤を担うことになるのは基本的にウイングタイプじゃないんですよね。
他の監督だったら十分招集される可能性はあると思うんですけど、
岡田監督の志向するスタイルを考えると、今からでは難しいかもしれませんね。かなり惜しいですけど。
>blomqvistさん
コメント遅れて申し訳ありません。
そうなんです。見やすくてエンターテイメントなスタジアムなんですが、いかんせん結果が…
残念ながら“浦安ディズニーランド”計画も見事に頓挫させられてしまいましたし。
平山がアレくらいやれることは、国見時代にもオランダでも証明されていますよね。
blomqvistさんのおっしゃる通り、コンスタントにアレができないから今の状況がある訳で。
ちょっとまだ清水戦は見てないのでわかりませんが、ゴールがなくてもアレくらいのパフォーマンスが
10試合前後続けば、十分代表の貴重な戦力になれるとは思ってます。
>auさん
なんか結果的に磐田戦は采配ズバリで勝っちゃいましたねえ。
ナビスコもそうだったけど、チョイチョイ結果が出ちゃうんだよなあ。
次の新潟戦を見てみましょう。新潟見てきましたが、ペドロはそう簡単に止まりませんよ。
投稿者 AD土屋 : 2009年06月29日 16:03
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