高校選手権1回戦 藤枝東×香川西@等々力

  • 2007年12月31日 18:46
  •  
  • このエントリーを

含むはてなブックマーク
  •  
  • この記事をクリップ!
  •  
  • BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク

王国としての矜持。静岡県勢10年ぶりの国立を課せられた古豪・藤枝東。初戦の相手は、昨年度の全国経験者を多数抱える実力校の香川西です。前半、強風を風下で受ける形の藤枝東は「ああいう試合の入り方はなかなかない。選手権独特の雰囲気かな」と服部康雄監督が振り返った通り劣勢に。10分には香川西、この日再三左サイドを切り裂いた登里享平(2年)の折り返しを村上聖弥(2年)が合わせ、これはGK正面を突くものの攻勢を印象付けます。香川西は中盤でのプレスが速く、ダブルボランチのキープ力も高いために主導権を確保。36分にはCKから際どいヘディングを見舞われますが、前半は相手のシュートをこの1本のみに抑え、いい流れでハーフタイムを迎えました。すると44分、ゴールをこじ開けたのはやはり香川西。裏のスペースへ飛び出した右SH石田一貴(2年)がGKと1対1に。一度はGKにぶつけますが、こぼれを頭でねじ込んで先制しました。しかし名門の意地も炸裂。46分、右からのクロスを平井大樹(3年)がうまく体を使ってボレー。GKがよく弾くもFW岡崎太一(2年)が素早く反応してネットを揺らし、藤枝東もたった2分で追い付いてみせました。その後はしばらく藤枝東の時間帯に。ショートパスやドリブルを織り交ぜた攻撃の形も見られるようになり、56分には平井のFKが左ポストに直撃するなど惜しいシーンを創出していきます。65分を過ぎると再び香川西も前述の登里、石田が左右両サイドから崩しにかかり反撃。終盤はどちらに決勝点が生まれてもおかしくない白熱の攻防の中、どちらにも決勝点は生まれず、試合は1ー1のドロー決着。2回戦への切符はPK戦で奪い合うことになります。6人が全て成功した後、先攻香川西4人目のキックはクロスバーに直撃。その後の3人も全て成功したため、藤枝東が辛うじて次のステージへ生き残った、というのがこのフットボール風ロシアンルーレットの結末でした。ドローという結果は、この日の両者のパフォーマンスから見ても妥当だったと思います。ただ、香川西が初戦で姿を消すのは妥当じゃないですねえ。今日等々力に詰め掛けた4800人だけしか見ることができなかったのはあまりに惜しい、コレクティブなフットボールを披露してくれました。スタメン中、1・2年生は7人。来年も是非、チーム、個人共にステップアップした姿を、今度はより多くの人に見せて欲しいと思います。  AD土屋




この記事へのリンク | その他の試合 | コメント (3) | トラックバック (0) | ページトップ

このエントリーのトラックバックURL

http://www.jsports.co.jp/blog/mt-tb.cgi/3104

コメント

comment # 1

なるほど、香川西は良かったですか。
昨年は青森山田とやったので見ましたが、1年生が多いせいか、サクッと山田に負けていましたけど。
最近の高校サッカーは、ほぼ出場校全てに優勝のチャンスがあるのでは無いかと思うぐらい裾野は広がった印象です。
矢板中央・境など聞いたことのない高校から代表や代表候補が出てきたり、国見・市船・丸岡等々常連校も予選敗退が珍しくなくなって来たり。
今年も初優勝かな?

本年はどうも有難うございました。また来年もお邪魔します。
よいお年を。

投稿者 松 : 2007年12月31日 19:18

comment # 2

土屋さん、今日の試合を取材されたんですね。
やあ、ホントに身も凍るような試合でした。
香川西のすばやい出足と激しい当たりに、藤枝東
がタジタジの展開でした。静岡や東京近辺から詰
め掛けた、藤枝東の大応援団は、沈黙しっぱなし。
香川西はファウルも多かったけど、守備と縦への
スピードは1級品ですね。それと、10番のボラン
チの選手はエレガントでした。
いやぁ、それにしても、10年前の選手権と比べて、
組織的な守備が高いレベルでできるチームが増えて
ますね。
静岡は、その点で停滞してるような気がします。

投稿者 藤色依存症 : 2007年12月31日 20:22

comment # 3

>松さん
あけましておめでとうございます。
昨年の青森山田戦が相当悔しかったそうで、今年は絶対に青森山田にリベンジするんだっていって
相当トレーニングを積んできたそうです。
惜しくも初戦で負けてしまいましたが、中盤より前はほとんどまだ2年生なので
気は早いですが、来年はかなり楽しみなチームになると思いますよ。
松さんのおっしゃる通り、ホントほとんどの出場校に優勝の可能性あるんじゃないですかね。
今日でベスト8決まりましたけど、そのブロックの本命で勝ち残ってきたのは流経柏と藤枝東くらいではないでしょうか。
そして東福岡と藤枝東以外は全て優勝未経験ですからね。

>藤色依存症さん
あけましておめでとうございます。
今年は見事予選を突破できてよかったですね。
ただ、この試合の藤枝東は正直ヤバかったですよね。
会場で青嶋君と会ったのですが「こりゃヤバいねえ」なんて話をしてしまいました。
それでもやっぱり香川西はいいチームだったと思いますよ。
藤色依存症さんが挙げた10番の三野田と、ダブルボランチのもう片割れの9番景野、
そしてサイドアタッカーの7番石田と8番登里はかなりいいモノ持ってますね。
そして香川西が強かったことは、藤枝東のその後2試合が証明していると思います。
次はいよいよベスト8。三鷹高校は結構面白いサッカーやっていたので楽しみです。

投稿者 AD土屋 : 2008年01月03日 19:17

コメントを投稿する




ログイン情報を記憶しますか?


[an error occurred while processing this directive]
PREMIER LEAGUE

J SPORTS FOOTBALL

Foot! とは?

2000年の番組開始から10年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、倉敷保雄、西岡明彦の両氏が、世界のサッカー情報を余すことなく紹介する。

ナビゲーター紹介

倉敷保雄、西岡明彦

倉敷保雄西岡明彦

Monday 月曜日:【MC 西岡明彦】
ヨーロッパ三大リーグ、イングランド、スペイン、イタリアの注目のゲームを現地メディアの記事を交えながら紹介。各国リーグの最新ニュース、トピックスもフォローし、他では見られないハイライトをお届けする。

Tuesday火曜日:【MC 西岡明彦】
ヨーロッパ主要リーグ、ドイツ、フランス、オランダ、ロシアの注目のゲームを現地メディアの記事を交えながら紹介。日本人選手の動向を中心に、各国リーグの最新ニュース、トピックスもフォローし、他では見られないハイライトをお届けする。

Wednesday水曜日:【MC 西岡明彦】
2008年から今年5月まで放送してきたプレミアリーグ情報番組「ENG -English News Gathering-」の番組コンセプトを継承しヨーロッパの現地メディアの記事を詳細に分析するとともに、人気の連載記事や評判の特集記事なども紹介。また、番組独自の取材による企画も随時放送。

Thursday木曜日:【MC 西岡明彦】
Jリーグを中心とした情報番組。「フットボール・アンチクライマックス(2002~2005年 放送)」「Jリーグ・プレビューショー(2006~2007年 放送)」の制作手法を継承。『そしてフットボールは続く…』を合言葉に「終わりなきフットボール的日常」をショート・ドキュメンタリーのスタイルで描く。

Friday金曜日:【MC 倉敷保雄】
金曜日は"ESPECIAL"と題し、月~木Foot!とは一線を画したスタイルでお届け。これまでの特集主義を継承しつつ、今シーズンはブラジル&アルゼンチンリーグのハイライトも。MC倉敷氏がゲストと共に、世界各国のフットボールをマニアックに分析する。

J SPORTS 視聴方法

J SPORTSは、スカイパーフェクTV!、スカパー!e2、全国のケーブルテレビなどでご覧頂けます。


>>詳しい視聴方法


J SPORTS見るならスカパー!e2

今週の放送予定

[an error occurred while processing this directive]
  • 初回放送 初回放送
  • J sports 1 J sports 1
  • J sports 2 J sports 2
  • J sports Plus J sports Plus
  • J sports ESPN J sports ESPN

>>Foot!詳しい放送予定をチェック


PR

  • RSS2.0
  • ATOM