J1第30節 甲府×横浜FM@小瀬

  • 2007年10月27日 23:39
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現在2連敗中。前節大宮が広島を残留争いに引きずり込みつつ、自らは勝ち点3を積み上げたために自動降格圏の17位に転落した甲府。今日の相手は、公式戦という視点から見ると甲府の3倍になる6連敗中の横浜FM。非常に予想のつきにくいゲームは、台風の影響を受け、降りしきる雨の中でキックオフされました。まずキープ率で上回ったのは甲府。いつもと変わらないショートパスの連続で狭い局面を打開しますが、なかなかシュートまでは繋がりません。横浜は左の中盤になんと那須を起用。「小宮山を前に出したかったんじゃないか」と大木監督は話していましたが、実際小宮山はほとんど上がれず、攻撃は大島の頭目がけたロングボール一辺倒に。しかし20分、甲府のDFラインが一瞬揃ってしまうと那須が左からクロス。一度はDFが止めますが、再び上げられたボールの行く先はファーサイドでフリーの大島。難なく頭で合わせ、「甲府のラインが非常に高いのでクロスが効果的」(横浜FM・早野監督)という目論みどおりに横浜が先制しました。さて、追い掛ける形の甲府ですが、当然戦い方は変わらず。するとスタイルを貫くことへのご褒美かのようなスーパーゴールが生まれます。38分、左サイドでボールを受けたアルベルトはGKが前に出ているのを確認すると、ノーステップでループシュート。ゆっくりと、しかし確実に描かれた放物線は榎本の頭上を越えて目的地点に到達。「すっごいシュートだった」と大木監督も絶賛する一撃で、均衡状態にゲームは戻されました。後半は頭から甲府が全開で攻勢に。51分には宇留野のCKを池端がフリーでヘディングしますが枠外へ。その後も林や藤田に茂原も絡み、ポゼッションしながら左右に散らしていきます。横浜は「甲府のパス回しが速くて、なかなか攻め上がれなかった」(早野監督)ために坂田を裏へと走らせるカウンターが一層増えたものの、現実的にはそれが一番チャンスに結びついていましたね。さて甲府が前がかって攻め、横浜がカウンターを繰り出すという構図上、甲府は中盤でボールを失うと即失点の危険性があるわけです。すると65分過ぎからピンチの芽を摘むためのイエローカードが増加。杉山と池端が相次いで貰うと、75分には中澤に対するタックルが危険だと判断した高山啓義主審は井上にイエローカードを提示。まあ正直かなり微妙なジャッジでしたが、井上は前半に1枚貰っていたため、ここで無念の退場。ホームチームはラスト15分、10人での戦いを余儀なくされることとなりました。さすがに左のSBにはアルベルトを下げて山本を補充しましたが、「10人でも引かずにできた」(大木監督)甲府は、最後まで人数差を感じさせないアグレッシブさを貫徹。一方の横浜も、81分にはJリーグデビュー戦となるユース所属の水沼宏太を右サイドに投入し、何回かは彼が絡んだ流れからチャンスを作りますがゴールは割れずに90分と3分が終了。仲良くと言うべきかはわかりませんが、双方連敗ストップ、双方に勝ち点1がプラスされる結果になりました。大木監督は試合後の会見で開口一番「いいゲームだった」と。「勿論引き分けより勝ちたかったが悪いゲームじゃなかった」と前向きに総括。秋本も「自分たちのサッカーはある程度できた」と語るなど、チームとして迷いやブレはなさそうです。残りは4試合。大宮、広島とは勝ち点4の差がつきましたが、最終節まで目の離せない壮絶な戦いは続きそうな予感がします。写真は、夜でも甲府の街を守り続けて鎮座する武田信玄公。   AD土屋




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