J1第12節 横浜FM×FC東京@日産

前節千葉に快勝したFC東京はスタメンをまったく変えず、左にはリチェーリと鈴木規郎をタテに並べることでサイドでの優位性を取りに行きます。一方の横浜FMは右SBに田中隼磨ではなく那須を起用するなど明らかにこのサイドを意識した布陣。逆も含めてサイドでの攻防が鍵を握りそうな予感で試合が始まりました。意外にも序盤最も目立ったのは那須。大島の安定したポストワークもあって、積極的なオーバーラップで東京を押し込みます。開始15分は一方的な横浜ペースで推移しました。試合前、「アウェイで下がっていくとせっかくの(前節での)勢いがなくなるので行け」と話したという原監督は、前半途中でリチェーリと川口に「プレスをかけても蹴られたので、少し下がってからやる」ように指示しプラン変更。これで逆に低い位置ながらリチェーリがボールをよく受けられるようになり、リズムが出てきます。結局サイドでの主導権はどちらにも傾くことなく、序盤の横浜以外はあまりゴールへの匂いが漂わないまま、前半はスコアレスで終わりました。後半も動きの少ない展開の中、原監督は60分に川口に替えて石川を投入、一方の早野監督は62分に吉田と狩野をスイッチと早めに手を打ってきました。しかし試合は意外な形で決着を見ることになります。68分、発熱を押して出場していたルーカスに替わって福西が登場、するとファーストタッチは30メートル近いロングシュートとなり、これが信じられない軌跡を描いてゴールネットへ到達。原監督も「サイドを変えてくれとは言ったけど、シュートを打てとは指示を出してません(笑)」と驚く一撃で東京が先制しました。予期せぬ失点を喰らった横浜はハーフナー・マイクをパワープレー要因として投入、ラスト15分はこれまで以上にロングボールを放り込みますが、体を張った東京DF陣の前に不思議とゴールが生まれそうな空気は乏しくタイムアップ。東京が今後への足掛かりとなりそうな連勝を決めました。非常に評価が難しい試合だったと思います。最後まで試合の天秤はどちらにも傾かなかったし、ゴールへのアクションも好調時に比べれば共におとなしかったですから。ただ、東京のベンチには出場した浅利、石川、福西以外にも栗澤や金沢などつい最近までスタメンだった選手がゴロゴロ。今日はお互いのチームの選手層が、わずかな差となったといったところでしょうかね。 AD土屋
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コメント
comment # 1
良く守ったFC東京。
試合後川勝さんの監督インタビュー、守備が良く耐えたという話題に原監督が少し残念そうに
「けど今野はあそこから外せないね」
と語っていたのが印象的でした。
今野の中盤に上げ、攻撃力は欲しいけどチーム事情的に仕方がないと。
それでも福西、梶山、伊野波、栗沢、栗澤、馬場とタレントは揃っているので層の厚さは流石だなあと思うと同時に、もっとやれるんじゃないかなあと。
もっとたくさん原監督が飛ぶところ見たいですね。
もちろん早野監督のキッパリとしたコメントも大好きです。
「小宮山にはもっとやってもらわなくちゃ困る!」(意訳)
とか面白かったなあ。
投稿者 さわだ : 2007年05月21日 00:59
comment # 2
この試合はお互いがお互いを研究した我慢比べのような試合でしたね。横浜は大島にボールが納まっていてセカンドボールを拾えていた時間が多かっただけにそこで取れなかったのが辛いところかもしれないですね。
結果は福西の技ありの一撃で勝ちましたが、イタリア人監督だったら0-0が妥当な結果だったというべき試合のではないでしょうか?
東京はリチェを中心にルーカスのキープ力という助っ人がフルに力を発揮(ワンチョペはもう少し頑張って欲しいけど)しているの大して横浜はベンチも含めて助っ人ゼロ。おまけにセルビア帰国の彼はどこに行ってしまったんでしょうか?その辺がスクランブルアタックと言われてしまう原因なのかもしれないですね。そのかわり小宮山やハーフナーみたいな若手が使えるわけですが。
東京サポな私ではありますが、早野監督の苦悩も少し垣間見えた日曜日でした。
投稿者 blomqvist : 2007年05月23日 10:39
comment # 3
>さわださん
今野はちょっとスーパーな選手になっちゃってきてますねえ。
あるサッカー誌に「今野はセンターバックやボランチをやっているのではなく
サッカーをやっている」という表現があったのですが
本当にその通りだと思います。しかも1試合に数回はセンターバックに入っていても
相手ゴール前までオーバーラップしてきたりしてますからね。
FC東京、層の厚さは本当にJリーグでも屈指だと思いますよ。
ただチームの熟成という意味ではまだまだ時間がかかりそうですね。
なまじ使える選手が多いだけに、なかなか連携を高めるまで至っていない印象を受けています。
>blomqvistさん
この試合、横浜が勝っていればマン・オブ・ザ・マッチは大島だったかもしれないですね。
ほとんどポストプレーはノーミスでしたし、あれで両サイドがスムーズに
オーバーラップできていたんだと感じました。
しかし、開幕からのメンバーの変わり様には驚かされますね。
外国籍選手3人と元日本代表3人を使わずにこのサッカーを短期間で構築した
監督の手腕はもうちょっと評価されてもいいような気はしますけどねえ。
ただ、マルケスとマルクスは一人で試合を動かす力を十分に持っている選手なので、
その融合をどうしていくかが今後の課題ではないでしょうか。
投稿者 AD土屋 : 2007年05月23日 23:07
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