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夏季五輪、サッカーW杯に続く世界で3番目に大きいスポーツイベント、それがツール・ド・フランス。今年も7月の3週間、沿道に詰め掛ける約1500万のファンと世界約190カ国のTV視聴者が注目する中、選手たちはフランスの大地を駆け巡る。 1903年に産声を上げ、今年で94回目を数える自転車レースは、これまで53人のチャンピオンを生み出してきた。「5勝クラブ」のアンクティル、メルクス、イノー、インドゥライン、さらに1999〜2005年に史上初7連勝の快挙を達成したアームストロング等々が、最終ゴール地パリにて、総合勝者の証である黄色のリーダージャージ「マイヨ・ジョーヌ」に袖を通したのだ。 |
全21ステージステージ中、プロローグとタイムトライアルを除く18の通常ステージでは、先頭でゴールラインを通過した選手がステージ優勝を手にする。タイムトライアルでは参加選手中で最も速いゴールタイムを出した選手が優勝。同ゴールタイムが計測された場合は、1/100秒単位までタイムを比較する。 |
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各ステージ終了後、ツール初日から当日までの総合タイムトップの選手が、総合首位として毎日表彰を受ける。また全21ステージを通しての総計首位選手がツール・ド・フランス総合優勝に輝く。そしてこの総合リーダーに授与されるのがマイヨ・ジョーヌ、つまり黄色いジャージだ。
集団の中で果たして誰がリーダーなのか観衆が一目で分かるように、という配慮のもとマイヨ・ジョーヌが誕生したのは、少々中途半端だが1919年の第11ステージスタート時。黄色が選ばれたのは、当時のツール主催元「ロト紙」の新聞紙の色が黄色だったから。実際かなり突発的なアイディアだったらしいが、結局、現在まで王者の証としてしっかり定着している。 2007年のジャージスポンサーはフランス銀行のLCL(長年スポンサーを務めてきたクレディ・リヨネの新社名)。 |
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キング・オブ・スプリンターを決める賞。各ステージ途中に設けられた中間スプリントポイントと、ゴールポイントを最も多く獲得した選手に与えられる。そしてこのポイント賞リーダーに授与されるのがマイヨ・ヴェール=緑ジャージだ。
※ステージ配分は別項を参考 またポイント総計が同点の場合、以下の優先順位で首位選手が決定される。
このジャージが作られたのは、ツール生誕50周年記念の1953年。園芸用品メーカーのベル・ジャルディニエールがスポンサーについたため、緑色のジャージが採用された。現在のスポンサーは場外馬券場販売協会のPMU(ペエムユ)。 |
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山岳王を決定する賞。各峠の頂上に設定された山岳ポイントの合計で争われる。山岳ポイントのカテゴリーはポイントの多いほうから超級・1級・2級・3級・4級と5段階。また各ステージ最後の峠が2級・1級・超級の場合は、最終峠ポイントは2倍となる。そしてこの山岳賞リーダーに授与されるのがマイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ=白地に赤玉ジャージだ。
ポイント総計が同点の場合、以下の優先順位で首位選手が決定される。
山岳賞自体は1933年から存在していたが、お馴染みのかわいいジャージが誕生したのは1975年。当時のスポンサーであった製菓会社ショコラ・プーランが、自社のキャンディパッケージをモデルにこのジャージデザインを考案した。現在のスポンサーはスーパーマーケットチェーンのシャンピオン(チャンピオンという意)。 |
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1982年1月1日以降に生まれた選手の中から、個人総合タイムトップの選手に与えられる。制限年齢以下なら何度でも受賞できるため、「新人賞」というよりは「最優秀若手賞」の意味合いが強い。そしてこの新人賞リーダーに授与されるのがマイヨ・ブラン=白ジャージだ。
新人賞が誕生したのは1975年。色の由来は「汚れない若さの色」という説と、「色とりどりのチームジャージが氾濫する中、あえて無色」という説がある。現在のスポンサーはチェコ自動車メーカーのスコーダ。 |
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毎ステージ終了後に各チーム上位3人タイムを総計によって、チームステージ順位とチーム総合順位が決定される。そして総合首位のチームに所属する選手全員には、黄色地に黒い数字が書かれたゼッケンが送られる。 総計が同タイムの場合は、以下の優先順位で上位チームを決定する。 またチーム内の出走選手が2人以下となった場合は、チーム総合順位から除外される。 |
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プロローグ、タイムトライアルを除く各ステージで、成績に関係なく最も勇敢な走りを見せてくれた選手に与えられる。大会関係者・ジャーナリスト・元選手で構成される審判団が投票と話し合いで決定する主観的な賞である。 審査基準は以下の6点。 他の賞と違ってポイント総計制・タイム制ではなく、各ステージごとに新たな受賞者が誕生する仕組み。そしてこの敢闘賞受賞者に授与されるのがドサール・ルージュ=赤ゼッケンだ。このゼッケンをつけて出走できるのは、受賞日の翌ステージのみ。また最終日前日には審判団が、ツール全期間を通して最も奮闘した選手を決定。スーパー敢闘賞としてシャンゼリゼで表彰を受ける。
敢闘賞が誕生したのは1952年、スーパー敢闘賞が誕生したのは2003年。長年赤ゼッケンでおなじみだったこの賞も、2004年だけはスポンサーの関係で青ゼッケンと変わってしまった。ただし2005年からの新スポンサー家電メーカーのブラントが、再び「赤地に白抜きの数字」ゼッケンを採用している。 |
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同一選手が複数のジャージを獲得した場合、以下の優先順位で着用する。 1. 各賞首位選手によって着用されなかったジャージは、2位の選手が着用する(2位選手が着用できない場合は3位選手へ繰越)。ただし2位選手が世界選手権チャンピオン、国内選手権チャンピオンの場合は、これらのジャージが優先される。 |
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個人タイムトライアル以外のステージでは、ゴールラインと中間スプリントポイントの上位通過者3選手にボーナスタイムが与えられる。このボーナスタイムは、総合タイムからマイナスされる(ステージタイムには影響なし)。
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ステージ難易度とステージ首位選手の平均走行速度によって、各ステージの制限タイム基準が決定される。制限タイム内にゴールできなかった選手は、通常失格となる。 ただし悪天候、道路コンディション、レース中に発生した事故など、状況によって審判は制限時間を変更することができる。また制限タイムに間に合わなかった選手がステージ出走選手の20%以上にのぼる場合、審判は制限時間を変更することが出来る。 |
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集団でゴールした選手全員に、集団先頭選手と同タイムが与えられる。降格処分などを除いて、ステージ順位は実際にゴールした順番で付けられる。 ゴールまで3km以内の地点で落車、パンク、メカトラブルなどの犠牲になった選手は、事故の時点で属していた集団と同じタイムが与えられる。ただしステージ順位は、ゴールを通過した実際の順位。また落車のせいでゴールラインを超えられなかった場合、最下位の順位が与えられる。ただし個人タイムトライアルと山頂ゴールステージ(第8・14・16ステージ)ではこの3kmルールは適応されない。 最終20ステージのシャンゼリゼ周回コースが、突入前に雨などのために滑りやすくなっていた場合、最初のゴールライン通過でゴールタイムが決定される。また周回中に雨などのために滑りやすくなった場合、次回のゴールライン通過でゴールタイムが決定される(最初のゴールライン通過で与えられたボーナスタイムは適応される)。ただしゴールタイム計測後も、最後まで周回を継続し、ゴール順位を決定する。 |
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ゴールポイントや制限タイム設定のため、プロローグを除く各ステージには難易度が設けられている。
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選手たちは決められた一定時間毎に、ひとりひとりスタートを切る。ゴールタイムは1/100秒まで計測され、ステージ順位が決定される。
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