| 長く辛かったツール・ド・フランス終了から、わずか3週間後。8月27日、グラナダの個人TTで2005年ブエルタ・ア・エスパーニャがスタート!
スペイン一周は山が大好き。もちろん今年も選手たちの脚を容赦なく苦しめる。山岳・丘陵合わせてなんと9日間(山頂ゴール5)。しかも第13〜15ステージは3日連続の山頂ゴール!もちろん「マイヨ・オロ」候補も史上初4回目の総合優勝を狙うエラスを筆頭に、バルベルデ、マンセーボ、セビリャと山岳王揃いだ。特に今年のツールでクールシュヴェル山頂ゴールを勝ち取り、その逸材ぶりを見せ付けたバルベルデが、いよいよ本物の王者として輝き始めるかもしれない。
聖書に次ぐ世界2番目のベストラーと言われる「ドンキホーテ」の出版400周年を記念して、小説の舞台ラマンチャ地方を余す所なく走り回るのも今年の大いなる見どころ(第3・4・5・6・20ステージ)。風車や古城、石畳と、物語そのままの情景を残す地方をあますところなく通過すると、最後は例年通りのマドリッドゴール。ツールをわざわざ欠場してまでブエルタ(&直後の世界選手権)に照準を合わせてきた世界最速スプリンター・ペタッキが、もちろんこの地での最終スプリントに全力をかける!
しかし何よりも朗報なのは、「スペインのスペインによるスペインのためのブエルタ」構図が変化を見せそうなこと。例年外国有力チームの不参加が目立ったが、2005年からはプロツアーのおかげで全20プロチームが完全参戦。早めにブエルタ用リーダーを決定して準備選定を始めている外国チームも多く、以前よりも開かれたハイレベルなレースとなることは間違いなさそうだ。 |