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 |  | 【デイリープロトン】ツール休息日レポート フォナック後編 |  |  | デイリープロトン 07/20 23:12 |  |  | 前編より続く…
「多くの人は自分が痛みでツールをリタイヤしたと考えてるようだけどね。確かに痛みはあるけど、本当の理由はそうじゃないんだ。とにかく力が入らないんだ。基本的に脚って腹筋と背筋がそろってはじめてしっかり動くんだ。どちらか一方が欠けちゃうと、ペダルを踏む力が入らなくなる。テレビを見ていた人なら分かるかもしれないけど、全く苦しがってなかったでしょ?それはただ単に力を出し切ってないってことなんだ。」
「第12ステージで3分半失ったのはがっかりだったが、どうそんなにタイムを失ったのか分からないんだ。次の日の朝、アルヴァロ・ピノがチームミーティングを開いてくれたんだ。夜に色々と考えてどうすべきか結論を出していたようで、もし第13ステージで他のリーダーについていけないようなら、リタイヤしようと決めたんだ。一瞬、彼が言ったことが信じられなかったね。でもアルヴァロは論理的だし、いつも選手のことを気に掛けてくれているし、選手たちの将来を駄目にしてしまうようにはしない人だからね。彼の決定は絶対だった。自分は知らなかったけど、もうアルヴァロはクリストファーと話していて、彼から自分の怪我は大目に見ても悪いと聞いていた様だったしね。」
「二つ目の峠で、もうどうにもならないと悟ったんだ。集団のペースはゆっくりなのに、ペダルを漕ぐ力もなくてね、心拍は120以下なのに、集団についていくのがやっとだったんだ。片方の脚しかない電動おもちゃみたいな感じだったね。どうやってもそのスピードしか出なかったけど、それはいつもの半分の力だったんだ。だからアルヴァロのところまで戻ると、彼が止めろと目で言うのが分かったんだ。それからほぼ平坦のところで、集団の皆のところを回ってお礼を言ってきたんだ。戦ってきた仲間達から離れるのは今までで一番つらいことだった。」
「このチームがどれほど自分にとって重要か、この8人のチームメイトがツールに来るまで、ツールでどれほどのことをしてきてくれたか、説明しきれないほどだけど、最強チームとしてリエージュにやって来たことは確かなんだ。自分達が5人しかいない中でチームタイムトライアルで2位になったことがそれを証明してるよね。あの5つのメカトラブルがなかったらと思うと残念でならないんだ。勝てたかもしれないんだからね。でもこういったことはよく起こるし、まあ自分じゃコントロールできることじゃないしね。去年も今年も、最高の状態でツールにやって来て、準備万端だと思ったんだけど、運命とは厳しいもので、どうにもならないこともあるんだよね。」
「今回の怪我は克服しようにもできないものだったね。2本鎖骨を折ったってその痛みには耐えられるんだけど、何だかプラグを抜かれたような感じだったんだ。まあ、休んで、来るべきレースのことを考えるいい時期なのかもしれないね。アテネでいい走りを出来ると信じてるし、ヴェルタもあるしね。でもまずしなきゃならないのは、休んで回復すること。だって飼っていた犬のタグボートを失ったし、今こうしてツールをリタイヤしたしね。来年もツールドフランスはあるから、今から楽しみさ。」
「でも、まだ今年のツールは終わってないよ。チームフォナックはパリに向けていい成績を上げてくれるだろうしね。昨晩、長い逃げの後、2位に入った二コラ・ジャラベールと話したんだけど、”よう、今日はお前の為に勝利しようと思ったんだけどな”なんて言ってくれるんだ。こんなこと言ってくれるなんて嬉しくてたまらないよ。よくよく考えれば、自分は幸せな男だと思うよ。妻と自分は今週末、パリで皆を迎えようと思ってるんだ。それが楽しみでしかたないよ。」
「色々ツールについて考えてからもうすぐまたパリに戻るよ。そしてツールでのこと、タグボートのことを皆と共有するつもりさ」
いつも応援してくれてありがとう、そしてこれも読んでくれて。
TEXT:Janna Trevisanut
翻訳:富澤正行 | | |
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