ジロ・デ・イタリア2010注目選手
たきもとかよイラスト選手紹介

- 新城幸也
- 昨年のツール出場に続き今ジロも出場決定!レース展開次第ではステージ優勝を狙える可能性もあり。今大会唯一の日本人選手、毎晩日本から彼にパワーとエールを送ろう!

- イヴァン・バッソ
- 本来は去年のジロ同様ダブルエース体制だったリクイガスだが、ペッリツォッティの不参戦により事実上のバッソ単独エース体制へ。直線の調整レースでは今ひとつだったが果たしてジロでどこまで力を発揮できるか。復帰2年目の今大会、もうお坊ちゃまではいられない。

- ヴィンツェンツォ・ニバリ
- ペッリツォッティに代わって急きょ参戦。ここまでツールに照準を合わせ調整してきた彼がこの突然の前倒しスケジュールにどれだけ対応できるかが焦点。ここで結果を出して男を上げられるか!

- シュミッド他
- 強力なエース体制ではなくなったが、ベテラン・中堅・新人アシスト勢ともに依然強力であることに変わりないリクイガス。どこまでチームの成績を上げられるかは彼らの力にかかっている。

- ダミアーノ・クネゴ
- 「ワンデーレーサーへ転向」「ダメジャナイノ・クネゴ」の評価が定着しつつある(?)が、本人はステージレースでも勝つ力はあると自信満々!チームも無事に堂々UCIプロツールチームとなり、今大会でステージ優勝&若き日のジロ制覇の栄光を再び手中に収めるか注目。

- ジルベルト・シモーニ
- 過去に各選手との様々な格闘の歴史があった彼も、今大会を最後に引退を口にしている。果たして有終の美を飾るか。そして因縁のクネゴとチームメートとしてうまくやっていけるのか、最後まで格闘の伝説を作り残していくかも注目!?

- アレッサンドロ・ペタッキ
- 今季ランプレに移籍し順調に力を発揮。その後一時個人的問題も発生したが、その動揺を引きずることなくスプリントに臨んでいけば今大会でもステージ優勝を量産する可能性大。

- ステファノ・ガルゼッリ
- 昨年のジロでは終始果敢な走りを見せ山岳賞を取る。今季も今大会に照準を合わせ調整してきた彼、終盤まで上位に残れば総合優勝の可能性も大。今年は”しけてんな”とは言わせない!(?)

- カデル・エヴァンス
- フレッシュ・ワロンヌで優勝し、不運なイメージを払いのけ「虹の呪い」を逆に味方につけてしまった感のあるエヴァンス。果たして今大会で念願のグランツール総合優勝の栄冠を勝ち取ることができるか、それともやはりMr.2位伝説を着実に残していくか。

- アレクサンドル・ヴィノクロフ
- 直前の最難関アルデンヌクラシック・リエージュ〜バストーニュ〜リエージュで優勝。ジロに向けて調整が上々であることを証明したが周囲からの徹底的なブーイングを受けることに。怒りと不屈の魂に火のついた彼がどれだけ強いかは過去にも実証済みなだけに今大会でも総合優勝最有力候補の1人。

- カルロス・サストレ
- 力尽きたと見せ気がつけばしっかり上位に残っている彼お得意の演技力で、今大会も主演男優賞、もとい、総合優勝を狙う!

- ミケーレ・スカルポーニ
- 昨年大会でステージ優勝2回、完全復活の兆しを見せつけた。新たな魚を入れる大きな水槽も確保し(?)今大会では総合優勝の台風の目になる可能性大、要注目選手の1人。

- スプリンター注目選手達
- 前半の平坦ステージで力を発揮、ポイント次第ではマリア・ロッソ・パッショーネも狙うであろう選手たちの候補。果たして今大会ではどのような名・珍ゴールスプリント伝説が生まれるか。寝落ちせずに目撃者となろう!

- その他注目選手
- ステージ優勝やTT、あるいは総合優勝などで活躍が期待される選手たちの候補。怒って物を投げたりネットで舌戦したり顔から転んだり大勢の動物助っ人が現れたり…そんなシーンが今大会繰り広げられるのか?
イラストすべて:たきもとかよ
注目選手
カデル・エヴァンス
Cadel EVANS
- チーム:
BMCレーシングチーム - 生年月日:
1977年2月14日 - 国籍:オーストラリア
- 過去のジロ成績:
- 2002年14位
- 主な戦績:
- 2010年フレッシュ・ワロンヌ優勝、2009年世界選手権優勝、2007・2008年ツール総合2位、2009年ブエルタ総合3位
世界チャンピオンジャージを身にまとい、今季は積極的なレース展開を見せている。8年前のジロ出場時には、マリア・ローザ着用経験あり。愛するキアラ夫人の母国で、念願のグランツール総合初優勝を手に入れたい。
カルロス・サストレ
Carlos SASTRE
- チーム:
サーヴェロ・テストチーム - 生年月日:
1975年4月22日 - 国籍:スペイン
- 過去のジロ成績:
- 1999年101位、2002年38位、2006年43位、2009年5位、区間3勝(TTT含む)
- 主な戦績:
- 2008年ツール総合優勝、2005・2007年ブエルタ2位、2008年ブエルタ3位
昨ジロでは難関山岳ステージを2つ勝ち取り、圧倒的なクライマー能力を見せ付けた。今季は3大ツールの全コースを見比べた上で、山の多いジロが最も自分向きだと判断。3週目の山岳連戦でマリア・ローザ取りを目指す。
イヴァン・バッソ
Ivan BASSO
- チーム:
リクイガス・ドイモ - 生年月日:
1977年11月26日 - 国籍:イタリア
- 過去のジロ成績:
- 2000年52位、2005年28位、2006年総合優勝、2009年4位、区間6勝
- 主な戦績:
- 2004・2005年ツール総合3位、2009年ブエルタ4位
復帰年となった昨季はジロとブエルタをいずれも総合4位。今大会はエースとして出場予定だったペッリツォッティの欠場により、事実上エースとして臨むことに。もちろん復活ツールへ向けて調子を上げることが最大の狙いだ。
アレクサンドル・ヴィノクロフ
Alexander VINOKOUROV
- チーム:
アスタナ - 生年月日:
1973年9月16日 - 国籍:カザフスタン
- 過去のジロ成績:
- なし(初出場)
- 主な戦績:
- 2006年ブエルタ総合優勝、2003年ツール総合3位、2005・2010年リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ優勝、2010年ジロ・デル・トレンティーノ総合優勝
2年間の出場停止処分を終えて、昨ブエルタから復活を果たした。絶好調の4月を過ごし、この5月に生まれて初めてのジロへと挑む。目標はマリア・ローザを1日でもいいから着用することと控えめだが、野心家のヴィノを侮ってはならない。
アンドレ・グライペル
Andre GREIPEL
- チーム:
チームHTC・コロンビア - 生年月日:
1982年7月16日 - 国籍:ドイツ
- 過去のジロ成績:
- 区間1勝
- 主な戦績:
- 2009年ブエルタポイント賞、ブエルタ区間4勝、2008・2010年ツール・ダウンアンダー総合優勝
チームメイト、カベンディッシュのアシストとして2008年ジロで区間勝利を上げた。現在はカベンディッシュとのチーム内覇権争いが表面化しており、今年こそツールに出場させてくれないならばチーム離脱も辞さないと公言している。
タイラー・ファラー
Tyler FARRAR
- チーム:
ガーミン・トランジションズ - 生年月日:
1984年6月2日 - 国籍:アメリカ
- 過去のジロ成績:
- 2009年途中棄権
- 主な戦績:
- ブエルタ区間1勝、2009年ヴァッテンフォール・サイクラシックス優勝
昨年は一部未完走ながらも全3大ツールを経験した。8月から調子を上げ、クラシック勝利とエネコツアー区間3勝に加えて、ブエルタで初のグランツール区間勝利を手に入れた。今年はトレイン要員が補強され、さらなる成長が期待できそうだ。
アレサンドロ・ペタッキ
Alessandro PETACCHI
- チーム:
ランプレ・ファルネーゼヴィーニ - 生年月日:
1974年1月3日 - 国籍:イタリア
- 過去のジロ成績:
- 区間21勝、2004・2007年ポイント賞
- 主な戦績:
- ツール区間4勝、ブエルタ区間19勝、2005年ブエルタポイント賞、2005年ミラノ〜サンレモ優勝、2007年パリ〜トゥール優勝
昨大会はカベンディッシュ相手に見事な作戦勝ちをおさめて、存在感を示したベテランスプリンター。グランツール区間勝利通算44勝は現役選手の中でトップを誇る。今年は新チームに移籍し、春先から順調に勝利を重ねている。
ロビー・マキュアン
Robbie McEWEN
- チーム:
チーム・カチューシャ - 生年月日:
1972年6月24日 - 国籍:オーストラリア
- 過去のジロ成績:
- 区間12勝
- 主な戦績:
- ツール区間12勝、2002・2004・2006年ツールポイント賞、2008年ヴァッテンフォール・サイクラシックス優勝
昨季は落車によるケガや手術が相次いぎ、グランツール出場が果たせなかった。ケガで走れなかった分、今季は例年以上にやる気に燃えている。特に6月に誕生する3人目の子供に、ジロの区間勝利をプレゼントしたいと願っている。
新城 幸也
Yukiya ARASHIRO
- チーム:
Bbox ブイグ テレコム - 生年月日:
1984年9月22日 - 国籍:日本(沖縄)
- 過去のジロ成績:
- なし(初出場)
- 主な戦績:
- 2009年ツール129位、2007年全日本選手権優勝、2008年ツール・デュ・リムザン区間1勝
欧州プロ入り1年目にしてツール完走を果たし、今年はジロへの初挑戦権を手に入れた。昨ツールの区間5位を上回る成績だけではなく、もちろん区間勝利を狙う。日本のファンとしては大逃げも見たいところ。
ジルベルト・シモーニ
Gilberto SIMONI
- チーム:
ランプレ・ファルネーゼヴィーニ - 生年月日:
1971年8月25日 - 国籍:イタリア
- 過去のジロ成績:
- 1998年58位、1999年3位、2000年3位、2001年総合優勝、2003年総合優勝、2004年3位、2005年2位、2006年3位、2007年4位、2008年10位、2009年24位、区間8勝
- 主な戦績:
- ツール区間1勝、ブエルタ区間2勝
激坂ゾンコランを2回制したプロトン屈指のヒルクライマー。サエコ時代に確執があったクネゴと和解し、人生最後のジロを一緒に走ることに決めた。過去2回マリア・ローザを勝ち取った38歳の大ベテランは、ジロ最終日に現役を引退する。
ブラドレー・ウイギンズ
Bradley Wiggins
- チーム:
スカイ・プロフェッショナルサイクリングチーム - 生年月日:
1980年4月28日 - 国籍:イギリス
- 過去のジロ成績:
- 2005年123位、2008年134位、2009年71位
- 主な戦績:
- 2009年ツール総合4位、トラック世界選手権メダル11個、トラック五輪メダル6個
昨ツールの総合4位でオールラウンダーへの華麗なる転身を遂げた。母国イギリスのチームに合流し、今季は大胆にもツール総合優勝を目指している。ジロはツール調整のためだけでなく、マリア・ローザも着用してみたいと意欲的。
ダミアーノ・クネゴ
Damiano CUNEGO
- チーム:
ランプレ・ファルネーゼヴィーニ - 生年月日:
1981年9月19日 - 国籍:イタリア
- 過去のジロ成績:
- 2003年34位、2004年総合優勝、2005年18位、2006年4位、2007年5位、2009年19位、区間4勝
- 主な戦績:
- ブエルタ区間2勝、2004・2007・2008年ジロ・ディ・ロンバルディア優勝、2008年アムステルゴールドレース優勝、2006年ツール新人賞
6年前にはチームリーダーのシモーニから優勝をさらい取ったが、今年は再び同じチームで走ることになった。山岳で上手く協力し合えば、総合表彰台も夢ではないかもしれない。最終日のステージ地、故郷ベローナに錦を飾れるか。
写真すべて:(c) Yuzuru SUNADA




