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ジロ・デ・イタリア2007

【ジロ2007】第21ステージレースレポート

2007年06月04日

いよいよ今日で最後となる2007年のジロ・デ・イタリア。3週間にわたる厳しいレースを生き残った141人がミラノの街を盛大にパレードした。ペタッキ(ミルラム)がスプリントを制し、今大会5勝でマリア・チクラミーノに輝いている。表彰台ではマリア・ローザを身にまとったディルーカ(リクイガス)がトロフィーを高々と掲げ、第90回ジロの終幕を告げた。

誰もが最終ステージまでたどり着いた喜びの表情見せながら、プロトンはゆっくりとヴェストーネをスタートした。4km地点でアルヴェセン(チームCSC)とコントリーニ(ティンコフ)が逃げるがプロトンは反応しない。アルヴェセンは20km地点で、コントリーニも27km地点の生まれ故郷で家族と言葉を交わしてから集団に戻った。

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37.4km地点には、最後の山岳ポイントとなるカテゴリー3級トレ・テルミーニ峠が。ベシィ(コフィディス)が1位通過したが、山岳賞順位には全く影響はなし。マリア・ヴェルデはピエポリ(サウニエルドゥバル)が獲得した。

その後も落ち着いた雰囲気で走り続けたプロトンはミラノ市街へと入っていく。ここからは4.8kmのサーキットを10周してゴールとなる。市街地の入り口で落車が発生するが、巻き込まれた選手は問題なく復帰。プロトンは周回を重ねるごとにペースを上げていった。
残り5周にさしかかるとイグナチェフ(ティンコフ)がアタック。イリサール(エウスカルテル)やカミングス(ディスカバリー)の追撃を寄せつけなかったイグナチェフだったが、ゴールまで1周半、残り約7kmでプロトンに吸収された。

最終周に入るとスプリンターたちが動き始める。レースを完全にコントロールしたのはミルラム。コルティノヴィス、ロレンツェット、ランキャスターのトレインに引かれたペタッキが、リチェッツェ(パナリア)とベッティーニ(クイックステップ)を抑えて今ジロ最後となるステージ優勝を果たした。

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新人賞マリア・ビアンカは総合2位に輝いた22歳のシュレク(チームCSC)が手にした。最難関山岳ステージのトレチーメ・ディ・ラヴァレードを制した23歳のリッコ(サウニエルドゥバル)と共に、今後とも注目していきたい選手だ。

第90回ジロが幕を閉じたこの日、早くも来年のスタート地点が発表された。2008年5月10日、シチリア島パレルモからプロトンは再びイタリアを走り抜ける。


<選手コメント>

●アレッサンドロ・ペタッキ(チームミルラム) ステージ優勝、マリア・チクラミーノ

「僕が最強だった。素晴らしいジロを走りきったよ。昨日ディルーカが言ったようにジロは美しいレースさ。ジロ通算24勝、今年だけで5勝できたね。去年はテレビで見なきゃいけなかったんだ。あれから必死にトレーニングをしたから今があるんだよ」


●ダニーロ・ディルーカ(リクイガス) マリア・ローザ

「ミラノに到着できてとても満足してる。ファンが迎えてくれるのもうれしいね。僕にとって今日は盛大なパーティーだよ!この24時間は本当に素晴らしかった。ミラノでのパーティーが終わったら家に帰るよ」


photo by Yuzuru SUNADA

ジロ・デ・イタリア2007

【ジロ2007】第20ステージレースレポート

2007年06月03日

明日のミラノゴールを控え、マリア・ローザ争いもいよいよ最後の日を迎えた。舞台はバルドリーノからヴェローナまで43kmの個人タイムトライアルだ。断続的に降る雨の中で最速タイムをたたき出しステージ優勝を飾ったのはサヴォルデッリ(アスタナ)。危なげない走りでリードを守ったディルーカ(リクイガス)が悲願のジロ制覇を確実にした。

ほぼ平坦とはいえ、スタート約5km地点から3kmにわたって最大斜度10%の登りがあるなど楽ではない今日のコース。最初に出た好タイムは、積極的な逃げで今ジロを盛り上げたティンコフのイグナチェフの54分21秒だった。その後ボドロギ(クレディアグリコル)が激しい雨にも負けず力走し53分28秒を記録するが、ザブリスキー(チームCSC)がそれをさらに上回る52分58秒で暫定首位に立つ。

ザブリスキーのタイムを破ったのがサヴォルデッリ。平均時速49.3km、52分20秒でゴールラインを通過しトップの座を奪った。

サヴォルデッリを上回る選手が出ないまま、いよいよ残るは5人に。マッツォレーニ(アスタナ)が素晴らしい走りを見せ、3分前にスタートしたリッコ(サウニエルドゥバル)を追い抜いて52分56秒でゴール。続くクネゴは54分37秒、シモーニは55分4秒で走り、この結果マッツォレーニが総合3位に順位を上げた。

総合でディルーカと2分24秒差のシュレク(チームCSC)は53分48秒を記録。ディルーカはシュレクに遅れること29秒の54分17秒でゴールし、第12ステージから袖を通し続けてきたマリア・ローザを手放さなかった。

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明日でついにジロも最終日。ヴェストーネからミラノまで185kmのコースで、プロトンが最後の走りを見せてくれる。最後のゴールスプリントを制するのが誰になるのかも気になるところだ。


<選手コメント>

●パオロ・サヴォルデッリ(アスタナ) ステージ優勝

「この勝利でカムバックできてうれしいよ。この結果は本当に大きいね。(第11ステージ、ピネローロでの)あの落車で失ったものが大きかったけど、今はこうして戻ってこられた。ルームメイトのマッツォレーニもよくやったよ。ミラノで表彰台に立てるだろうね。ディルーカは一番強かった。彼のリクイガスとサウニエルドゥバルがジロをコントロールしてたね」


●ダニーロ・ディルーカ(リクイガス) マリア・ローザ

「ものすごくうれしいよ。ジロは世界で最も重要で美しいレースだから、今日は人生で最高の1日になった。ツールが最も価値あるのも事実で、いつかは考えないといけないレースだけど、ジロにはまた別の魅力があるんだ。比べることなんてできないよ」

photo by Yuzuru SUNADA

ジロ・デ・イタリア2007

【ジロ2007】第19ステージレースレポート

2007年06月02日

冷たい雨の中で競われた今日の第19ステージ。序盤から積極的に動いたマヨ(サウニエルドゥバル)がラスムッセン(ラボバンク)とヴィスコンティ(クイックステップ)の追撃を振り切りジロ初ステージ優勝を手にした。ディルーカ(リクイガス)は今日もマリア・ローザを守っている。

雨の降るウディネをスタートしたプロトンから、27km地点でベッティーニ(クイックステップ)やマヨら14人が抜け出した。一時は差を45秒まで広げたが徐々に人数も少なくなり、61km地点でプロトンに吸収された。

プロトンはカテゴリー1級フガッツェ峠にさしかかる。レースをコントロールしたいリクイガスだったが、頂上まで5kmでピエポリ(サウニエルドゥバル)がアタック。ピエポリはすぐに吸収されてしまうが今度はディルーカが動き、集団は少人数となっていった。

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フガッツェ峠の下りでリードを奪ったのはロサダ(ケースデパーニュ)とマヨ。127.3kmの中間スプリント地点では、後続のラスムッセン、ヴィスコンティ、ペトロフ(ティンコフ)、ガルゼッリ(アックア・エ・サポーネ)、マルツァーノ(ランプレ)に25秒差をつけた。この中に総合順位で脅威となる選手がいなかったため、ディルーカ集団は無理に追うことはしなかった。

ゴールまで30kmでカテゴリー3級バッリーノ峠が始まる。後続5人との差をキープしていたマヨとロサダだったが、峠まで5kmでマヨがアタック。ロサダは、脱落したガルゼッリを除く4人にも追い抜かれていった。この日が33歳の誕生日だったラスムッセンがアタックするもマヨはペースを落とさず、41秒のアドバンテージで峠を通過した。

その後ペトロフとヴィスコンティがアタックし、残り7km地点ではマヨに25秒差にまで迫った。ここからはゴール地点テルメ・ディ・コマーノまで下りが続く。滑りやすい路面のためペトロフが2度クラッシュしてしまい、最後はヴィスコンティが1人で追うことに。だがトリッキーなコースをうまく下りきったマヨがヴィスコンティを寄せつけず、堂々のステージ優勝を飾った。

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明日はいよいよ43kmの個人タイムトライアル。マリア・ローザを守り続けてきたディルーカと、シュレク(チームCSC)やシモーニ(サウニエルドゥバル)ら逆転を狙う選手の最後の戦いとなる。

<選手コメント>

●イバン・マヨ(サウニエルドゥバル・プロディール) ステージ優勝

「最も美しい勝利の1つになった。終盤は夢中で走ってたよ。今大会ではチームはすごく良い結果をだしてきたし、チーム4勝目を達成できたのも素晴らしいね。フガッツェ峠はすごく急な登りだった。ピエポリがアタックしたけどディルーカが強すぎたよ」

●ダニーロ・ディルーカ(リクイガス) マリア・ローザ

「サウニエルドゥバルが仕掛けてきたのは問題なかった。僕はピエポリをマークしたけど、彼らとしてはマヨを逃がして勝利できたからうまくいったんじゃないかな。タイムトライアルを恐れてはいないよ。これまでと同じように全力を尽くす。常に時間差を確かめながら走るよ」


photo by Yuzuru SUNADA

ジロ・デ・イタリア2007

【ジロ2007】第18ステージレースレポート

2007年06月01日

ウディネからリエーゼ・ピオ・デーチモまで平坦な203kmの第18ステージは、戦前の予想通りスプリント対決に。ロングスプリントを制したペタッキ(ミルラム)が今大会4勝目を飾った。またジロ通算では23勝となり歴代7位タイに順位を上げた。総合順位に動きはなく、マリア・ローザはディルーカ(リクイガス)のままとなっている。

序盤から次々とアタックが生まれるがその度にプロトンに吸収されていく。決定的な逃げが生まれたのが35km地点。エンヘルス(クイックステップ)、ゴウロフ(アスタナ)、ビーラ(ランプレ)、ルニエ(ブイグテレコム)、ベルトゥ(ケースデパーニュ)、イグナチェフ(ティンコフ)、オリーリョ(ラボバンク)の7人が抜け出した。63km地点で差は2分半にまで広がるが、ミルラムを中心にスプリンターを擁するチームがプロトンのペースを上げ徐々に差を詰めていった。

7人がリエーゼ・ピオ・デーチモに入った時にはプロトンとの差は1分15秒に。ここから16.5kmのサーキットを2周してゴールとなる。残り30kmでエンヘルス、ゴウロフ、ルニエ、ベルトゥの4人がアタック。遅れたイグナチェフら3人は残り21kmで猛追してきたプロトンに吸収された。ゴールを目指して力走していた4人も残り5kmでついに捕まってしまった。

勝負は大集団でのスプリントに持ち込まれた。スプリンターたちは各自ポジション取りを終え残り1kmのゲートを通過。だが残り800mの最後のカーブで落車が発生してしまう。これをきっかけにペタッキが一気にスピードを上げると、そのままトップでゴールラインを通り抜けた。

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第19ステージは2つの峠が待ち受ける179kmのコース。土曜日の個人タイムトライアルを控え、総合を狙う選手は力をセーブしてくるだろう。長距離の逃げで注目を集めたい選手にとっては最後のチャンス。果敢なアタックを見せてくれるのはいったい誰だろうか?


<選手コメント>

●アレッサンドロ・ペタッキ(チームミルラム) ステージ優勝、マリア・チクラミーノ

「長いスプリントだった。最後のカーブをうまくやりすごせると思った選手もいたみたいだけど、もうめちゃくちゃだったよ。巻き込まれたチームメイトのランキャスターに怪我がなければいいね。チームの人数が少なくなってるから、終盤をコントロールするのは大変だったよ」

●アンディ・シュレク(チームCSC) マリア・ビアンカ

「体調は本当にすごく良いし、疲れからも回復してる。ディルーカがリードしてるのは確かだけど、タイムトライアルでは僕の方が速いからね。警戒したほうがいいよ」

photo by Yuzuru SUNADA

ジロ・デ・イタリア2007

【ジロ2007】第17ステージレースレポート

2007年05月31日

今ジロ最後の山頂ゴールとなった第17ステージ。わずか10.1kmで1203mを登るゾンコラン峠を制したのは、2003年にもここで勝利を収めたシモーニ(サウニエルドゥバル)だった。31秒遅れの4位でゴールしたディルーカ(リクイガス)は、総合2位シュレク(チームCSC)と2分24秒差でマリア・ローザを守り、総合優勝へまた一歩近づいた。

今日は早めにレースが動いた。20km過ぎでチオーニ(プレディクトール・ロット)、コドール(アックア・エ・サポーネ)ら11人がプロトンから抜け出すと、ベッティーニ(クイックステップ)も加わり12人の逃げ集団を構成する。55.9km地点カテゴリー2級クロチェ・ディ・コメリコ峠では約4分の差をつけた。

12人はハイペースを維持し、カテゴリー2級トゥアリス峠への登りが始まる残り30km地点では差を5分に広げた。プロトンはリクイガスとサウニエルドゥバルが中心となり追撃態勢に入っている。

いよいよゴールまで10km。10万人のファンで埋め尽くされたゾンコラン峠が始まった。過酷な登りに逃げ集団はバラバラとなり、残り5kmではチオーニが単独で先頭を走る。プロトンはマヨ(サウニエルドゥバル)やペッリツォッティ(リクイガス)によりペースを上げ、次第に人数が少なくなっていく。残り7kmでのシモーニのアタックに反応できたのはディルーカ、シュレク、ピエポリ(サウニエルドゥバル)、クネゴ(ランプレ)の4人だけだった。

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逃げ集団の生き残りコドールがチオーニを捉えたのが残り3.5kmでのこと。30秒差でシモーニ、ピエポリ、シュレクの3人が、さらにその後ろをディルーカとクネゴが追いかけた。残り1.5kmでコドールを追い抜いた3人は、そのままラスト1kmに突入する。サウニエルドゥバルの2人は残り200mでシュレクを置き去りにすると、ほとんど並んでゴールラインを通過。2人は抱き合って2004年以来となるシモーニのジロステージ勝利を祝った。シュレクは7秒遅れの3位でゴールイン。ディルーカが31秒、クネゴが37秒遅れで続いた。

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明日はほぼ平坦な203kmのステージ。山岳に苦しめられてきたスプリンターたちが、久々となるゴールスプリントを見せてくれることを期待したい。


<選手コメント>

●ジルベルト・シモーニ(サウニエルドゥバル・プロディール) ステージ優勝 

「2003年に勝ったときには、4年後にまた勝てるかなんてわからなかったよ。勝ててうれしいけど、ディルーカだって勝てただろうし、彼が勝利にふさわしかっただろうとも思うよ。悪気は無かったけど彼を敵に回してレースするしかなかったね。ピエポリは良い仕事をしてくれたし、僕も登り始めで自分の仕事ができたよ」

●ダニーロ・ディルーカ(リクイガス) マリア・ローザ

「たぶんゾンコラン峠の始めの部分で小さなミスをしたけど、最後はうまくいったと思う。最初の6キロは永遠に続くかと感じたよ。アドバンテージは大きいけど決定的じゃない。ジロは土曜日に決まるんだ。僕はタイムトライアルが得意じゃないけど、シモーニとシュレクに対する切り札は持ってると思うよ」


photo by Yuzuru SUNADA

ジロ・デ・イタリア2007

【ジロ2007】第16ステージレースレポート

2007年05月30日

休息日を終えてジロもついに最終週に突入。その出だしとなった今ステージは、30km以上を単独で逃げたガルゼッリ(アックア・エ・サポーネ)の勝利に終わった。マリア・ローザのディルーカ(リクイガス)ら総合を狙う選手たちは8分10秒遅れで揃ってゴールしたため、総合順位に変動はなかった。

寒さと雨に悩まされたプロトンはゆっくりとしたペースで走り出す。スタートから45km地点のカテゴリー2級カンポロンゴ峠まで登りが続いたが、寒さで体が動かないのか大きな動きはなかった。プロトンがトンネル内でストップし、防寒対策のためウェアーを着こむ場面もあった。

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リクイガスが先頭を走るプロトンからアタックが生まれたのは残り70km地点でのこと。ジョアキム(アスタナ)とマンジェル(アージェードゥゼール)が逃げ出すと、残り63kmのイタリア-オーストリア国境では20秒の差をつける。その後20人ほどの集団がプロトンから抜け出し2人を追撃していった。

残り50kmからはカテゴリー3級バンベルグ峠を含む3つの登りが続く。1つ目の登りではプロトンからガルゼッリがアタック。2つ目の登りが終わるころには彼を含む8人が先頭を走っていた。ここの下りでガルゼッリが再びアタックし、7人に差をつけてバンベルグを登り始める。ガルゼッリはそのまま1人で峠を通過。後続のマンジェル、ラストラス(ケースデパーニュ)、ルビエラ(ディスカバリー)、カウッキオーリ(クレディアグリコル)、セラーノ(ティンコフ)ら5人が44秒遅れで後を追った。プロトンは6分遅れていたが、ガルゼッリが総合タイムで20分遅れているため特に反応は見せなかった。

ラスト16kmはほぼフラット。苦痛の表情を浮かべながら必死の走りを見せるガルゼッリが、後続5人とのタイム差をキープし続けた。残り約3kmで5人は追撃の手を緩め、2位争いへと目標を修正。その結果ガルゼッリが2位マンジェルに1分1秒差をつけ、第14ステージに続く今ジロ2勝目を手にした。

明日はリンツからゾンコラン峠までの142kmの山岳ステージ。最大斜度22%と過酷なゾンコラン峠で、マリア・ローザの行方を占うドラマが生まれるのだろうか。


<選手コメント>

●ステファノ・ガルゼッリ(アックア・エ・サポーネ) ステージ優勝

「ただ負けたくなかっただけなんだ。勝てて本当にうれしいよ。総合争いから外れてたから運試しができたね。コースの最後はジロ・デル・トレンティーノで走って知ってたんだけど、全力を出さなきゃいけなかったからもうクタクタだよ。最後の10キロは向かい風で、本当にもう無理かと思った。ゴール近くで時間差を知った時に、勝てるんだとわかったよ。(第15ステージの)トレチーメ・ディ・ラヴァレードを犠牲にしたから勝利できたんだと思う。それに昨日は1日中眠ってたしね!」


Yuzuru SUNADA

ジロ・デ・イタリア2007

【ジロ2007】第15ステージレースレポート

2007年05月28日

3つの峠と山頂ゴールという過酷なステージに立ち向かったプロトン。サウニエルドゥバルが主役となり、リッコがステージ優勝を、ピエポリがマリア・ヴェルデを獲得している。ディルーカ(リクイガス)は6位でゴールし、総合2位のマッツォレーニ(アスタナ)に1分51秒差をつけてマリア・ローザをキープした。

レースは早めに動き出した。21km地点でベッティーニ(クイックステップ)ら22人が逃げると、カテゴリー1級サンペレグリノ峠の登りにさしかかる81km地点では差を約7分にまで広げる。リクイガスが引くプロトンからはリッコとピエポリが抜け出し、それにパッラ(コフィディス)とクアピオ(パナリア)が加わった。

111.5kmの補給地点では、逃げとプロトンとの差は約4分半に縮まっていた。その数キロ後にはリッコら4人が逃げに追いつく。124.5km地点から始まった約10kmの登りでカニャダ(サウニエルドゥバル)がペースを上げると、およそ半数が脱落していった。

2つ目の峠であるカテゴリー1級ジァウ峠への登りでは、ピエポリがアタックし先頭集団はさらに少数に。約3分の差で後を追うプロトンではサヴォルデッリ(アスタナ)がペースを上げ、ディルーカやクネゴ(ランプレ)をチームメイトから孤立させていった。

カテゴリー2級トレ・クローチ峠では、先頭集団はリッコ、ピエポリ、パッラ、クアピオの4人となる。マッツォレーニが1分20秒、ディルーカ集団が4分遅れで峠を通過した。

いよいよ最後の難関トレチーメ・ディ・ラヴァレードに突入。先頭集団でリッコとクアピオが激しく競り合う中、マッツォレーニは差をキープしながらついていく。その後ろではクネゴのアタックにカウンターを仕掛けたディルーカが、シモーニだけを従えハイペースで登っていった。

残り1kmでパッラが仕掛けるとリッコがカウンターアタック。その勢いについていけたのはチームメイトのピエポリだけだった。ゴール直前でピエポリが勝利を譲り、23歳のリッコがジロ初ステージ優勝を飾った。

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最後の休息日をはさんでの第16ステージは、オーストリアのリンツがゴールとなる189kmのコース。ジロも最終週に突入し、より熾烈な総合争いが繰り広げられることになるだろう。


<選手コメント>

●リカルド・リッコ(サウニエルドゥバル・プロディール) ステージ優勝

「ジロ初ステージ優勝をうれしく思うよ。それも最難関ステージでの勝利だからね。好きなようにさせてくれたシモーニと、勝利を譲ってくれたピエポリには感謝してる。冬にチームでヒルクライム練習をしたときに、シモーニが僕のことを呼んでこういったんだ。『ついて来いよ。ジロ最難関ステージを登ることになるからな』ってね」

●ダニーロ・ディルーカ(リクイガス) マリア・ローザ

「マッツォレーニがジァウ峠の下りでアタックしたときは、力をセーブすることに専念したんだ。チームメイトから孤立したけど、最終的には結果に満足してるよ。マリア・ローザを失ってた時間もあったけど、最後の数キロでうまく力を出せた。マッツォレーニは近づいてきてるし、タイムトライアルもできる選手。でもシュレク(チームCSC)にも注意してるよ」

photo by Yuzuru SUNADA

ジロ・デ・イタリア2007

【ジロ2007】第14ステージレースレポート

2007年05月27日

第14ステージは2つの峠を乗り越える192kmのコース。ガルゼッリ(アックア・エ・サポーネ)がシモーニ(サウニエルドゥバル)との戦いを制し、2004年以来となるジロでの勝利をあげた。ライバルたちの攻勢に苦しんだディルーカ(リクイガス)だったが、マリア・ローザは譲っていない。

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カントゥをスタートしてから約26kmでプロトンはコモ湖畔沿いの道に入る。ここで何度かアタックが仕掛けられたが、リクイガスが打ち消していった。逃げが生まれたのは、カテゴリー1級マルコ峠の登りに差しかかった約90km地点。ベッティーニ(クイックステップ)、バリアーニ(パナリア)、パッラ(コフィディス)ら11人のグループがプロトンから抜け出すと、登りでどんどん差を広げていく。112km地点のマルコ峠を通過した時には差は約2分となっていた。

下りでプロトンの中で動きが生まれる。コドール(アックア・エ・サポーネ)がものすごい勢いで下っていくと、サヴォルデッリとマッツォレーニ(アスタナ)、ペッリツォッティ(リクイガス)、ガルゼッリ、シモーニも動き計6人が先行。残り約50km地点で、すでに脱落者の出ていた逃げグループと合流し、新たに16人での逃げを構成した。この時点でプロトンとの差は約1分にまで縮まっている。

カテゴリー2級ラ・トリニータ・ドッセーナへの登りで、逃げグループから次々と脱落者が出始める。遅れずに山頂にたどり着いたのはガルゼッリ、サヴォルデッリ、マッツォレーニ、バリアーニ、パッラ、ベッティーニ、シモーニの7人だけだった。リクイガスとランプレが懸命に引くプロトンだったが、差は約1分と変わらなかった。

7人はアドバンテージをほぼ保ったままベルガモ市内へと入る。石畳の上り坂でシモーニがアタックするが、ガルゼッリとベッティーニが食らいつく。ゴールライン目前に迫ったシモーニだったが、残り100mでガルゼッリが追い抜きステージ優勝を奪った。ディルーカは38秒遅れの8位でゴール。ガルゼッリやシモーニに差を詰められたものの、総合リーダーの座は揺らいでいない。

明日の第15ステージは、3つの峠を越えて山頂ゴールという難関中の難関。今日に続いて総合優勝を巡る攻防が期待される。

<選手コメント>

●ステファノ・ガルゼッリ(アックア・エ・サポーネ) ステージ優勝

「ジロでは2004年から勝ってなかったけど、今日は本当に素晴らしいステージで優勝できた。ベルガモの上り坂でシモーニがアタックするなんて考えてなかったけど、彼の石畳での走りは力強かったね。勝利はチーム戦術がうまくいったおかげ。下りで本当に良くやってくれたコドールに感謝してるよ」

●ダニーロ・ディルーカ(リクイガス) マリア・ローザ、マリア・ヴェルデ

「下りではサヴォルデッリがアタックすると思ってたんだけど、ガルゼッリとシモーニも一緒に行ってしまったよ。シモーニは日に日に強くなっているね。明日は本当に厳しいステージになる」


photo by Yuzuru SUNADA

ジロ・デ・イタリア2007

【ジロ2007】第13ステージレースレポート

2007年05月26日

ビエッラからオロパ教会までの12.6km、高低差727mの個人山岳タイムトライアル。平均斜度5.8%、最大13%の厳しい登りを制したのは、イタリアタイムトライアルチャンピオンのブルセギン(ランプレ)だった。マリア・ローザのディルーカ(リクイガス)は3位に終わったが、総合争いのライバルとの時間差を広げることに成功している。

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初めに30分の壁を破ったのは29分38秒でゴールしたクアピオ(パナリア)だった。その後ザブリスキー(チームCSC)が29分14秒で暫定トップに立つ。

ここまで登りで大活躍しているピエポリ(サウニエルドゥバル)がこの日も強さを見せる。スタートこそゆっくりとしたものだったが、ラストスパートで一気にタイムを縮め28分56秒でゴール。ザブリスキーから暫定トップの座を奪った。

ラスト15人となると総合優勝を狙う選手が次々とスタート。サヴォルデッリ(アスタナ)が30分41秒と遅れる中、ガルゼッリ(アックア・エ・サポーネ)は29分24秒とまずまずのタイムを残した。シモーニ(サウニエルドゥバル)は昨日奮闘した影響が残っているのか30分1秒と振るわず。クネゴ(ランプレ)は29分33秒、マリア・ビアンカを着るシュレク(チームCSC)は29分35秒だった。

残るは3人。アローヨ(ケースデパーニュ)は30分38秒と遅れ、総合順位を6位に落とした。続くブルセギンはラスト3kmで素晴らしい走りを見せ、ピエポリをわずか1秒上回る28分55秒を記録。最後のディルーカが29分3秒でゴールしたため、ブルセギンのステージ優勝が決まった。

優勝こそ逃したがマリア・ローザは守ったディルーカ。2位のブルセギンとの差は8秒縮まり55秒となったものの、ライバルと目される4位クネゴには2分40秒、8位シモーニには3分32秒と差を広げている。

第14ステージはカントゥからベルガモまでの192km。カテゴリー1級マルコ峠への登りで命運が別れるステージとなりそうだ。


<選手コメント>

●ダニーロ・ディルーカ(リクイガス) マリア・ローザ、マリア・ヴェルデ

「僕にとってはライバルとの差を広げられたことが重要だった。ミラノはまだまだ遠いからね。いつもジロを勝つことを考えてきた。たぶん今が勝利に一番近づいてる時だろうね。自分の特性と能力はよくわかってるよ」

●レオナルド・ピエポリ(サウニエルドゥバル・プロディール) 

「1秒差で負けるのはつらいね。でもこの結果でコンディションの良さを再確認できた。後悔する点もいくつかあるけど結果を受け入れるよ。サウニエルドゥバルのジロがここオロパで終わるわけじゃないしね」


photo by Yuzuru SUNADA


ジロ・デ・イタリア2007

【ジロ2007】第12ステージレースレポート

2007年05月25日

アニェッロとイゾアールの2つの峠がプロトンを苦しめた第12ステージは、シモーニ(サウニエルドゥバル)との激戦を制したディルーカ(リクイガス)が優勝。マリア・ローザも獲得し、総合優勝へ名乗りをあげた。

ヒンカピー(ディスカバリー)やマキュアン(プレディクトール・ロット)らが出走せず、177人でレースはスタート。14km地点でルブーランジェ(ブイグテレコム)とリブロン(アージェードゥゼール)が逃げ出すが、プロトンは全く反応を示さない。55km地点では17分半の大差がついた。

今ジロ最高峰アニェッロ峠の登りに入っても差は開いたままだったが、プロトンではサウニエルドゥバルが積極的に動き出す。まずリッコがハイペースで走ると、続いてピエポリが一気に加速。ピエポリと共に頂上にたどり着いたのは、シモーニ、ディルーカ、クネゴ(ランプレ)、シュレク(チームCSC)、マッツォレーニ(アスタナ)の5人だけだったが、下りでガルゼッリ(アックア・エ・サポーネ)が追いついた。アニェッロ峠を下りきった残り37km地点では、1人で逃げるルブーランジェがリブロンに3分、シモーニら7人には5分15秒の差をつけている。

この日第2の難関イゾアール峠への登りでもピエポリが動く。7人の先頭に立ちまずリブロンを捕まえると、アタックを仕掛けガルゼッリを脱落させるが、その後自らもペースダウンしてしまった。さらにシモーニもアタックを繰り返し、頂上まで約3km地点でルブーランジェを追い抜いた。

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峠まで約1kmで今度はディルーカがアタック。シモーニらを引き離し単独で峠を通過した。だが下りでシモーニ、シュレク、マッツォレーニ、クネゴが合流し、5人でブリアンソンの街に突入した。

ラスト900mの登りでディルーカがアタックすると、シュレクとシモーニがすかさず反応する。一度はペースを落としたディルーカだったが再びアタック。シモーニの猛追を振り切って先頭でゴールラインを通過した。

明日の第13ステージは12.6kmの登りで競われる個人タイムトライアル。ディルーカとシモーニを中心とした総合優勝を狙う選たち手には、ミスの許されないステージになりそうだ。

<選手コメント>

●ダニーロ・ディルーカ(リクイガス) ステージ優勝、マリア・ローザ、マリア・ヴェルデ

「ピエポリのハイペースが続いてたらどうなってたかわからないよ。イゾアール峠の下りは知らない道だったから危険を冒したくなかったんだ。それで追いつかれたけど無理はしたくなかった。残り900mでアタックして差をつけたかったんけど、うまくいかなかったね。ジロはまだ決まってない。アドバンテージも大きくはないしね。次の1週間がうまく行くことを期待してるよ」

●アンディ・シュレク(チームCSC) マリア・ビアンカ

「今日の走りには満足してる。シモーニやディルーカと3人で走れたからね。まだ力は残ってるから、これからのステージで勝てるようまたチャレンジするよ。でもラストスパートできるような足じゃないから、もっと早めに仕掛けないといけないね」


photo by Yuzuru SUNADA

ジロ・デ・イタリア2007

【ジロ2007】第11ステージレースレポート

2007年05月24日

ほぼ平坦な198kmの道のりで争われた第11ステージは、予想通りのスプリント対決に。バルドゥッチ(アックア・エ・サポーネ)とマキュアン(プレディクトール・ロット)に競り勝ったペタッキ(ミルラム)が今大会3勝目をあげた。総合順位に変動はなく、ノエ(リクイガス)がゴール前での大規模な落車に巻き込まれながらもマリア・ローザを守っている。

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厳しい山岳ステージにはさまれた今日は、ゆっくりとしたペースで始まる。約40km地点でプロトンから抜け出したビュファーズ(コフィディス)があっという間に差を広げ、一時は9分ものリードを奪った。途中で止まってしまう場面もあったが、監督の激励を受けて再スタート。残り70km地点では再び差を9分にまで広げた。

ちょうどこの時点でプロトンがペースを上げ始める。スプリンターを擁するランプレやミルラム、プレディクトール・ロットが中心となり追いあげると、残り11kmでビュファーズを吸収した。

集団はそのままゴールの街ピネローロに突入。残り3.8kmでのUターンを通過するとイグナチェフ(ティンコフ)がアタックするが、残り3kmでミルラムに吸収される。さらにゴールまで600mでディーン(クレディアグリコル)が飛び出すも、ランキャスター(ミルラム)に捕まった。そして後ろに控えていたペタッキがスパート。チームメイトの献身的な仕事を、ステージ優勝で完璧なものとした。

その直後にトルーソフ(ティンコフ)が濡れた路面でスリップし落車すると、すぐ後ろを走っていたベッティーニ(クイックステップ)が巻き込まれた。これを引き金に大規模な落車が発生し、マリア・ローザのノエは滑りながらゴールラインを通過する羽目となってしまった。

第12ステージは今ジロ最高峰アニェッロ峠を越えてフランスに入る163kmの過酷なステージ。ツールを目標とするスプリンターであるペタッキやマキュアンはここでリタイアすると見られているが、マリア・ローザを狙う選手たちが激しい攻防を展開してくれるだろう。


<選手コメント>

●アレッサンドロ・ペタッキ(チームミルラム) ステージ優勝、マリア・チクラミーノ

「危なかったけどチームメイトがよくやってくれたよ。たぶんチームが早く動きすぎたのかちょっと失速したけど、何とかスピードを上げることができた。ひざをまた痛めるのが嫌で濡れた路面は本当に怖かったから、ランキャスターの素晴らしい働きを本当にうれしく思うよ。ツールで良い結果を残したいから明日スタートするかはわからない。監督と話し合って考えるよ」

●アンドレア・ノエ(リクイガス) マリア・ローザ

「ゴールには滑りながら入ったよ。不運なことにスプリンターたちがゴールラインで落車したけど、どうしてそうなったのかわからないね。明日はディルーカ(リクイガス)だけじゃなく、誰にとっても厳しい1日になるだろうね」

photo by Yuzuru SUNADA

ジロ・デ・イタリア2007

【ジロ2007】第10ステージレースレポート

2007年05月23日

今ジロ2度目の山頂ゴールとなった第10ステージは、35歳のピエポリ(サウニエルドゥバル)がラスト4kmを1人で登り切る堂々たる勝利を収めた。また38歳ノエ(リクイガス)がピノッティ(T-モバイル)からマリア・ローザを奪うなど、ベテランの活躍が光ったステージとなった。

昨日のゆっくりとした展開とは打って変わり、プロトンは最初の1時間を51kmのハイペースで走っていく。何度かのアタックの末に決定的な逃げが生まれたのは72km地点。パッラ(コフィディス)、ロサダ(ケースデパーニュ)、アルディラ(ラボバンク)、デュポン(アージェードゥゼール)、バリアーニ(パナリア)、ヒンカピー(ディスカバリー)の6人がプロトンから抜け出した。

30度近くの暑さの下で6人はアドバンテージを広げていく。144km地点のカテゴリー2級ビッシャ峠を通過した時点で差は4分に。この時点ではヒンカピーが暫定マリア・ローザとなっている。

リクイガスとランプレによりペースを上げたプロトンが徐々に差を詰める中、逃げグループはカテゴリー3級カンピへと差しかかる。デュポンとアルディラが脱落し、残る4人がゴールまで27kmの山頂にたどり着いた頃には、プロトンは約1分にまで迫っていた。

いよいよ最大の山場である聖母教会への8.8kmの登りが始まった。最後まで粘っていたパッラだったが、リクイガスの猛追で差を詰められると、残り約5kmでアタックしたディルーカ(リクイガス)に捕まった。だがディルーカの動くタイミングが早すぎたため、残り約4kmで集団に吸収されてしまう。

ここでカウンターアタックを仕掛けたのがピエポリ。シュレク(チームCSC)の追撃を振り切り、そのまま1人でゴールラインを通過。再度アタックしたディルーカがシュレクを抜き2位の座とマリア・ヴェルデを手に入れた。シュレクは3位に終わったが、新人賞マリア・ビアンカに袖を通している。

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10位でゴールしたノエがマリア・ローザを獲得。ディルーカは2分58秒遅れの総合8位となった。総合優勝を狙う選手では13位クネゴ(ランプレ)が4分29秒、15位サヴォルデッリ(アスタナ)が4分40秒、18位シモーニ(サウニエルドゥバル)が5分24秒遅れで続いている。

明日の第11ステージはほぼ平坦な198kmのコース。ゴール地点ピネローロでのスプリント対決が期待される。


<選手コメント>

●レオナルド・ピエポリ(サウニエルドゥバル・プロディール) ステージ優勝

「チームリーダーのシモーニと話す時間はなかったけど、アタックすべきだというのはわかってた。最後の300mは本当に、本当に厳しかったよ」

●ダニーロ・ディルーカ(リクイガス) マリア・ヴェルデ

「良いテストになったステージだった。最初のアタックはうまくいくと思ったんだけど、早すぎたみたいだね。ここまでの走りには満足してる。(第4ステージの)モンテヴェルジーネ以来、良い流れで進んでると思うよ。今日の結果で総合優勝が見えたとは思わないけど、重要な1歩にはなったね」


photo by Yuzuru SUNADA

ジロ・デ・イタリア2007

【ジロ2007】第9ステージレースレポート

2007年05月22日

ゆったりとしたペースで進んだ第9ステージは、予想通りスプリンター達の競演に。ナポリターノ(ランプレ)がマキュアン(プレディクトール・ロット)とペタッキ(ミルラム)に競り勝ちステージ優勝を果たした。マリア・ローザは今日もピノッティ(T-モバイル)が守っている。

翌日に厳しいステージが待ち受けているためか、これまでとは違った展開でレースが始まる。登りが続いたこともあるが、最初の2時間でわずか54kmの遅いペースでプロトンは進んでいった。

カテゴリー2級チェッレート峠への登りでこの日最初の動きが生まれた。アッジャーノ(ティンコフ)が飛び出すと、すかさずパナリアのラベルデとセラーが後を追う。マリア・ヴェルデを着るラベルデが峠を1位通過し、山岳賞リーダーの座を固めた。

下りに入るとベシィ(コフィディス)、クロスビー(ブイグテレコム)、クニスキー、マシャレッリ(アックア・エ・サポーネ)の4人が逃げ出した。約35kmの長い下りを終えてゴールまで70kmの補給地点を通過する頃には、プロトンとの差は約3分となっていた。

プロトンの先頭を走るのは、ピノッティのT-モバイルとペタッキのミルラム。ゴール近くに居を構えるペタッキを勝利させたいミルラムが最も積極的にペースを上げていった。残り15kmでプロトンから今ジロ最年少19歳のロフニー(ティンコフ)がチームメイトのイグナチェフと共に抜け出すが、残り9km地点で吸収される。逃げていた4人も残り6kmで捕捉され、今日もスプリントで勝負が決められることとなった。

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レース終盤を完全にコントロールしたミルラムが、ペタッキ勝利のシナリオを完成させたかのように思われた。だが焦りのせいか早く飛び出しすぎたペタッキをマキュアンが追い抜く。さらにそのマキュアンを差したナポリターノが、見事ジロ初ステージ優勝を飾った。

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第10ステージは、今日のゴール地点カマイオーレから250km先の山頂ゴールを目指す厳しいコース。聖地にある教会へと向かう最後の登りが、今後の総合争いを占う場所になりそうだ。


<選手コメント>

●ダニーロ・ナポリターノ(ランプレ・フォンディタル) ステージ優勝

「勝ててすごくうれしいよ。ペタッキについて行くつもりだったんだけど、マキュアンが素早く動き出した。結局マキュアンについたことが大成功につながったね。ペタッキの後ろでチャンスを狙うのは、いつもリスクの大きいギャンブルだよ」

●アレッサンドロ・ペタッキ(チームミルラム) マリア・チクラミーノ

「近くに住んでるから勝ちたかった。アタックするのが早すぎて風の影響を受けすぎたね。はっきりしてるのは、今日のナポリターノが強かったということ。それでも今日のスプリントには満足してるし、素晴らしい仕事をしてくれたチームメイトに感謝してるよ」


photo by Yuzuru SUNADA

ジロ・デ・イタリア2007

【ジロ2007】第8ステージレースレポート

2007年05月21日

今日の第8ステージは170km以上を逃げたグループがスプリント対決を披露。アルヴェセン(チームCSC)がベッティーニ(クイックステップ)をさしてステージ優勝を飾った。マリア・ローザはピノッティ(T-モバイル)が何とか守ったが、2位以下との差は大幅に減っている。

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スタート直後から始まったカテゴリー2級フタ峠を過ぎた24km地点で逃げが生まれる。チオーニ(プレディクトール・ロット)がアタックすると、20人を超える選手が後を追いグループを形成、プロトンとの差を広げていった。この逃げに加わっていたリッコ(サウニエルドゥバル)はしばらくするとプロトンに戻ったが、レース後この動きについてチームリーダーのシモーニが「彼の独断だった。話し合わないといけないね」とコメントし物議を醸している。

リッコらの離脱で22人となった逃げグループは、61km地点でプロトンを4分以上リード。ベッティーニが中心となりさらにペースを上げていくと、101km地点のカテゴリー3級セストーラでは6分38秒にまで差を広げた。

このままではマリア・ローザを失ってしまうピノッティのT-モバイルが、サウニエルドゥバルやミルラムと共にプロトンを引いていく。残り24kmの時点で差は4分半に縮まったが、これが精一杯。だがリーダージャージを守るというT-モバイルの目標は、最終的に達成されることとなった。

08_ARVESEN_b.jpg先行グループが動いたのは残り5kmでのこと。次々とアタックが生まれては吸収されていった。残り2kmでノチェンティーニ(アージェードゥゼール)が飛び出すと、ブル(ティンコフ)がすかさず後を追い、残り1km地点で先頭に立つ。そのブルをさらにセラー(パナリア)が抜くが、残り500mで勢いが衰えてしまった。ここでベッティーニが抜け出すも、彼をぴったりとマークしていたアルヴェセンが一気にスパート。茫然とするベッティーニの前で、4年ぶりに味わうジロでの勝利を祝った。

第9ステージはレッジョ・エミリアからリード・ディ・カマイオーレまでの177km。後半は平坦な道が続くため、ゴール近くに家を構えるペタッキ(ミルラム)を中心としたスプリントが見られるだろう。


<選手コメント>

●クルトアスル・アルヴェセン(チームCSC) ステージ優勝

「今日はとてもうまくいった1日だった。チームの方針で誰かが逃げに加わることになったんだ。逃げてる間はみんなと協力して走れたと思うよ。ベッティーニにはすまなく思ってるけど、彼と違って僕は4年に1度しか勝てないからね」


photo: Yuzuru SUNADA

ジロ・デ・イタリア2007

【ジロ2007】第7ステージレースレポート

2007年05月20日

今大会最長254kmの第7ステージ。6時間以上に及んだ長いレースの末、ムジェロ・サーキットでのスプリント対決をペタッキ(ミルラム)が制した。総合順位には動きはなく、ピノッティ(T-モバイル)が昨日獲得したマリア・ローザを守っている。

スタート地点のスポレートからわずか9kmで、アッジャーノ(ティンコフ)、ベルトリアーティ(サウニエルドゥバル)、アルビズリ(エウスカルテル)、パタンション(フランセーズデジュー)がプロトンから抜け出す。アドバンテージはどんどん広がっていくが、4人の中にピノッティのマリア・ローザを脅かす選手がいなかったため、プロトンは特に追う動きを見せなかった。

07_GH6N8015p_b.jpg121km地点では差は約11分にまで広がった。ここでスプリンターのマキュアン擁するプレディクトール・ロットが中心となり、集団のペースを上げ差を詰めていく。ゴールまで残り55km、この日唯一の峠であるカテゴリー3級クロチェ・ア・モーリを逃げる4人が通過する頃には、差は約1分にまで縮まっていた。さらにベッティーニを中心とするクイックステップがプロトンをペースアップさせ、残り39kmで4人を捉えた。

ゴール地点となるムジェロ・サーキット直前でホワイト(ディスカバリー)がアタックするが、ミルラムの働きにより吸収される。ここからはミルラムがレースをコントロール。コメッソ(ティンコフ)のアタックも打ち消された。

残り1kmで飛び出したのはカンチェッラーラ(チームCSC)。ミルラムはまずランキャスターが、続いてオンガラートが先頭となり猛追しカンチェッラーラを捕まえると、チームメイトの後ろで力を蓄えていたペタッキがゴールに向けて一気に飛び出す。後ろから迫るフースホフト(クレディアグリコル)とベッティーニを抑え、ペタッキが第3ステージに続いて今ジロ2勝目をあげた。

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第8ステージは、いきなりカテゴリー2級の登りからスタートする全長200kmのコース。ゴール地点のフィオラーノ・モデネーゼは、陶器メーカーであるパナリアのお膝元モデナ県の街だ。地元に凱旋するパナリアの動きに注目したい。


<選手コメント>

●アレッサンドロ・ペタッキ(チームミルラム) ステージ優勝、マリア・チクラミーノ

「調子が良くて素晴らしいスプリントができた。チームは僕を本当に信頼してくれてるし、ジロに参加してないチームメイトにも感謝したい。日に日にコンディションは良くなっているし、つらかった時期はもう過ぎ去ったと思うよ。今日のマキュアンは登りで少し苦しんだんだろうけど、明日はまた別の話。彼に注意して走るよ」

●パオロ・ベッティーニ(クイックステップ・イネリゲティック)

「ステージを自分たちでコントロールしようとしたんだ。ペタッキは僕らの仕事をうまく利用したと思うけど、しょうがないね。彼やフースホフトのようなスプリンターに勝つのは難しいけど、地元ゴールだったからどうしても勝ちたかった。妻や娘も見に来てたしね。でも今日は初めて良い感触で走れたよ」


photo: Yuzuru SUNADA

ジロ・デ・イタリア2007

【ジロ2007】第6ステージレースレポート

2007年05月19日

ティヴォリからスポレートまでの177kmで争われた第6ステージは、100km以上の大逃げを見せたラベルデ(パナリア)がステージ優勝を果たした。さらに山岳賞ポイントが設定された3つの峠すべてを1位通過し、マリア・ヴェルデにも袖を通した。ラベルデと共に逃げたピノッティ(T-モバイル)がディルーカ(リクイガス)からマリア・ローザを奪っている。

ティヴォリをスタートしたプロトンは、ポポヴィッチ(ディスカバリー)が落車するアクシデントがあったものの、落ち着いたペースで進んでいく。スタートから50km付近でのアタックも問題なく吸収していった。

逃げが生まれたのは61km地点でのこと。コントリーニ(ティンコフ)が飛び出すと、ピノッティ、ラベルデ、ケルヌ(クレディアグリコル)、シュワブ(クイックステップ)が加わった。チームへの負担を軽くするためマリア・ローザを脱ぎたいディルーカの思惑もありプロトンは無理に追いかけず、差は広がる一方だった。

ほどなく始まったカテゴリー1級テルミニッロの登りも、5人が協力してハイペースで進んでいく。ラベルデがトップで頂上を通過し、18kmの下りを終え補給地点に到達した頃には、集団と約7分の差がついていた。この時点ですでにピノッティは暫定マリア・ローザとなっている。

06_LAVERDELuis_b.jpg続いて待ち受けるカテゴリー3級フォルカ・カピストレッロもラベルデが1位で通過。逃げる5人は最後の峠であるカテゴリー2級フォルカ・ディ・チェッロに差しかかる。ピノッティとラベルデだけがペースを落とさず、シュワブ、ケルヌ、コントリーニの3人は引き離されていった。ここでもトップで通過したのはラベルデ。今日だけで18ポイントを稼ぎ、15ポイントのディルーカを抜いて山岳賞リーダーの座を手に入れた。先頭を走る2人とプロトンとの差は依然として7分のままだ。



あとはゴール地点のスポレートまで下るだけ。マリア・ローザ獲得が確実となったピノッティは、ステージ優勝を共に逃げてきたラベルデに譲った。ケルヌとシュワブは約1分半、コントリーニは3分45秒遅れでゴール。ペタッキ(ミルラム)を先頭にしたプロトンは、7分9秒遅れでステージを終えた。

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明日の第7ステージは、スポレートからスカルペリアまでのほぼ平坦な254km。ゴール地点ムジェロ・サーキットでのスプリント対決が期待される。


<選手コメント>
06_PINOTTIMarco_b.jpg●マルコ・ピノッティ(T-モバイルチーム) マリア・ローザ

「これが僕の最初のリーダージャージ。マリア・ローザを獲れるのがわかってたから、ラベルデにステージ優勝を譲ったんだ。2人とも何かを得られたってことだね。(ハンセンとツィーグラーが出走できずチームが6人になったことについて)運が悪いのはわかってるけど、2、3日はマリア・ローザを守れるはずだよ」





●ルイス・ラベルデ(チェラミカ・パナリア・ナヴィガーレ) ステージ優勝、マリア・ヴェルデ

「逃げてる間の感触はすごく良かった。勝てて本当にうれしいよ。ピノッティがマリア・ローザを、僕がステージ優勝を獲得した。暗黙のルールが守られたってことだけど、勝ちを譲ってくれたのは素晴らしいことだったね。彼がリーダージャージを狙うのがわかってたから、2人になった時も心強かったよ」


photo: Yuzuru SUNADA

ジロ・デ・イタリア2007

【ジロ2007】第5ステージレースレポート

2007年05月18日

イタリア南部をテアーノからフラスカティまで173kmを北上した第5ステージは、大集団でのスプリント勝負で幕を閉じた。フースホフト(クレディアグリコル)とペタッキ(ミルラム)を抑えたフェルスター(ゲロルシュタイナー)が、2006年最終ステージに続いてジロ2勝目を飾った。総合争いには動きがなく、マリア・ローザはディルーカ(リクイガス)のままとなっている。

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昨日の落車に巻き込まれたオラク(ケースデパーニュ)が出走を断念し、プロトンは190人でテアーノを出発する。今日も最初の動きを見せたのは、ここまで果敢な逃げでジロを賑わせているティンコフ。イグナチェフが集団から抜け出すと、ビュファーズ(コフィディス)がその後を追い、スタート15km地点から2人での逃げがスタートした。

35km地点では5分半にまで広がったアドバンテージだが、ミルラム、プレディクトール・ロット、サウニエルドゥバルがプロトンを引き徐々に差を詰めていく。2人がスタートから109kmの補給地点を通過した際には、差は約3分となっていた。この直後にイグナチェフがビュファーズを置き去りにし、1人でゴールを目指していく。

残り約20km、カテゴリー3級レ・マチェーレの登りに差しかかったところでプロトンがイグナチェフを吸収。そのプロトンからのラボン(T-モバイル)のアタックは失敗するが、セラー(パナリア)が上手く抜け出しレ・マチェーレをトップで通過した。

ここからゴールまでは下り坂。コンパクトになったプロトンは颯爽とゴールの街フラスカティへ入っていく。ラスト5kmでホワイト(ディスカバリー)とコメッソ(ティンコフ)がアタックするも、ペタッキ擁するミルラムに打ち消される。残り3kmではアッジャーノ(ティンコフ)がチャレンジしたが、残り1.5kmで再びミルラムにより吸収され、勝負はスプリントで決せられることとなった。

ゴールまで100mの地点ではフースホフトが前を行く。後ろからはリチェッツェ(パナリア)を押しのけたペタッキが追い上げてくるが、この日勝利の女神が微笑んだのはフェルスター。フースホフトを見事に差しきったフェルスターは、信じられないといった表情でステージ優勝を祝った。

第6ステージはローマにほど近いティヴォリから177km先のスポレートまで、3つの峠を乗り越えるコース。カテゴリー1級のテルミニッロの登りで熱い攻防が見られそうだ。


<選手コメント>

●ロベルト・フェルスター(ゲロルシュタイナー) ステージ優勝

「ラスト3、4kmはとても危険だった。競り合ってたナポリターノ(ランプレ)は僕を柵の方に押してきたからね。ペタッキやマキュアン(プレディクトール・ロット)のような常連スプリンターは問題を起こしてばっかりだよ。スプリントは右に行ったり左に行ったりでめちゃくちゃだった。でもリスクを犯した甲斐があったよ」


photo: Yuzuru SUNADA

ジロ・デ・イタリア2007

【ジロ2007】第4ステージレースレポート

2007年05月17日

休息日をはさんで迎えた第4ステージは、サレルノからモンテヴェルジネまでの153km。今日からプロトンはミラノを目指して北上を始める。イタリア本土最初のステージを制したディルーカ(リクイガス)が、ステージ優勝だけでなくマリア・ローザも手に入れた。

サレルノから出発したプロトンは、世界でも有数の景観を誇るアマルフィターナ海岸をゆっくりと進んでいく。最初の1時間でわずか30kmという遅いペースだったが、クリフトソフ(アージェードゥゼール)が逃げてレースが動き出した。ブル(ティンコフ)がこれに反応すると、しばらくしてイリサール(エウスカルテル)も加わり、3人での逃げが始まった。

3人を特に追うことのなかったプロトンでは、残り約70kmの地点で小雨で滑りやすくなった道のため落車が発生。ディルーカやベッティーニ(クイックステップ)と共にマリア・ローザのガスパロット(リクイガス)も巻き込まれた。この落車の影響もあり、残り約60kmでは逃げる3人との差は6分40秒にまで広がった。

ここでサウニエルドゥバルがプロトンを引っ張り始め、モンテヴェルジーネの登りにさしかかる頃には3人を吸収。だがレースが落ち着いたのもつかの間、残り9km地点でペレス・クアピオ(パナリア)が勢いよく飛び出すと、今度はリクイガスが先頭に立ちペースを上げる。ここからも次々とアタックが仕掛けられるが、リクイガスは慌てることなく対処していった。そしてゴールまで800mでついにペレス・クアピオに追いつく。

チームメイトの働きで力を温存していたディルーカが飛び出したのは残り200mでのこと。今大会注目の若手リッコ(サウニエルドゥバル)と総合争いに絡みたいクネゴ(ランプレ)がすかさず追いかけるが、ディルーカの勢いを止めることはできず。ステージ優勝と共にマリア・ローザにも袖を通したディルーカが、モンテヴェルジーネで総合優勝へ最初の名乗りを上げた。

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第5ステージはテアーノからフラカスティへの173kmを北上する。比較的平坦なコースのため、この日は姿を潜めたスプリンター達がチャンスを狙ってくるだろう。

<選手コメント>

●ダニーロ・ディルーカ(リクイガス) ステージ優勝、マリア・ローザ
「本当に素晴らしいステージだったよ。チームの仕事に感謝してる。落車してから30分くらいは調子が良くなかったんだ。路面がスケートリンクみたいで、落車するとわかっても何もできなかった。ブレーキをかけても全然意味がなかったよ」


●リカルド・リッコ(サウニエルドゥバル・プロディール) ステージ2位
「あと少しのところでディルーカに追いつけなかった。でも登りでの感触は良かった。僕もシモーニもコンディションの良さを確かめられたよ。少しがっかりしてるけど2位は良い結果だし、これからはもっと良くなっていくと思う」

photo: Yuzuru SUNADA

ジロ・デ・イタリア2007

【ジロ2007@サルデーニャ】今ジロ最初の真夏日

2007年05月16日

 サルデーニャでプロトンが過ごす最後の日は、気温がついに33度まで上昇。空は雲ひとつなく青く晴れ渡り、日差しは目を開けていられないくらいにまぶしい。スタート前はヴィラージュのテントに大慌てで逃げ込む選手が続出し、ステージ後はとにかく水分補給にいそしむ。

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 そんな中でも、第3ステージ優勝者のペタッキだけは、貴重な水分を、瞳から出さずにはいられない。涙を流しすぎたせいか、それとも喜びの後の脱力感からか、はたまた興奮しすぎて疲れちゃったのか、記者会見ではなんだかもぬけの殻だった。

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text: Asaka MIYAMOTO
photos: JPV

ジロ・デ・イタリア2007

【ジロ2007】第3ステージレースレポート

2007年05月15日

サルデーニャ島最後の日となった第3ステージは、バルーミニからカリアリへと続く181kmの道のり。ゴール地点の街カリアリは、ペタッキ(ミルラム)のジロ通算20勝目の舞台となった。マリア・ローザは再びリクイガス内で移動し、ガスパロットが2度目の総合リーダージャージに袖を通した。

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前日と同じように5人が逃げ出してレースが動き出す。スタートからわずか4kmの地点でピショ(ブイグテレコム)、ビュファーズ(コフィディス)、イグナチョフ、アッジャーノ(ティンコフ)、ヴィスコンティ(クイックステップ)がプロトンから抜け出すと、次第に差を広げていき、一時はアドバンテージは7分にもなった。

残り約70kmの地点でイグナチョフがアタックすると、それについて行けたのはヴィスコンティ1人だけ。2人はこのまま逃げ切ろうと必死の走りを見せるが、スプリンターを擁するチームが中心となって追い上げたプロトンに残り4kmで吸収され、その夢は絶たれてしまった。

ゴール間近まで迫ったプロトンから、まずはトザット(クイックステップ)が、続いてロッシュ(クレディアグリコル)がアタックを仕掛けるが、どちらも失敗に終わる。これで前日に引き続きスプリントで勝負が決められることとなった。

ゴールラインまであとわずかの地点でフースホフト(クレディアグリコル)、クネゴ(ランプレ)、シモーニ(サウニエルドゥバル)が巻き込まれる落車が発生する。これを切り抜けた選手達がスプリント勝負への挑戦権を手にしたが、この日の主役はペタッキだけ。フェルスター(ゲロルシュタイナー)とリチェッツェ(パナリア)を抑えてジロ20勝目を飾った”アレ・ジェット”は、涙を見せながら復活を高らかに宣言した。

出走前にスプリント勝負に加わることをチームで決めたガスパロットは8位に終わったが、集団でゴールしたディルーカに先着したためマリア・ローザを再び手にした。

1日の休息をはさんだ16日からプロトンはイタリア本土に戦いの舞台を移す。今大会初の山頂ゴールとなる第4ステージでは、マリア・ローザを狙う顔ぶれが見えてくるだろう。


<選手コメント>

●アレッサンドロ・ペタッキ(チームミルラム) ステージ優勝、マリア・チクラミーノ
「感情をとどめることができなくて嬉し泣きしちゃったんだ。過去のつらい出来事から解放されたようなものだったからね。昔の自分を取り戻せたよ。今日の勝利はまるで初めての勝利みたいに感じた。去年僕を支えてくれた妻や家族、全ての人にありがとうと言いたい」

photo: Yuzuru SUNADA

ジロ・デ・イタリア2007

【ジロ2007@サルデーニャ】レースの後は……?

2007年05月15日

 ステージが終わると、さっそく表彰台のすぐ隣でライのハイライト番組が始まる。表彰式の最中もお構いなし。表彰式を終えたマリア・ローザも、すぐさま舞台の上に駆けつける。さらにはその日活躍したイタリア選手たちが、駐車場からの生インタビューに答えたりしている。

 第2ステージで3位に沈んだペタッキが、チームカーから失意のコメントを発したときなどは(ため息交じりで、まるでこの世の終わりのような顔をしていた)、プレスルームのパソコンを打つ音がいっせいに止まった。イタリアのジャーナリストたちは、慌ててメモを取ったり、ICレコーダーに録音したり。携帯電話がどこかで鳴ると、「シーッ」という声があちこちから上がったほどだ。

 第2ステージの後は、待望のマリア・ローザを獲得したディルーカが、ご機嫌な様子で番組に登場。そして番組が終わってから、ようやく公式記者会見のためにプレスルームに姿を現した。

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 ところで、第1ステージのガスパロットとの例の問題だが……、果たしてディルーカの怒りはいかほど?

 リクイガスのマッサー、中野さんに話を聞いてみると、「ディルーカは、いつでもどこでもはっきりモノを言うタイプ。でも一度言ってしまえば、そこできっぱり気持ちを切り替えられる人なんです。だから、一言だけ注意した後は、もう全く気にしていない様子でしたよ。むしろディルーカにマリア・ローザを着てほしいと願っていたスポンサーさんたちのほうが、残念がっていたようです」とのこと。

 第2ステージの記者会見では、ジャーナリストたちから「今日はガスパロットに、『おい、お前どこ行くんだよ!俺のマイヨを奪うな!』と怒られなかったの?」などとギャグのような質問が飛ぶと、ディルーカは顔を真っ赤にしながらヒーヒー大笑い。「本当に!今日は彼のマイヨを守るために僕は走ったのに、彼のマイヨを奪っちゃったね~」と、実に楽しそうだったのだ。

text: Asaka MIYAMOTO
photo: JPV

ジロ・デ・イタリア2007

【ジロ2007】第2ステージレースレポート

2007年05月14日

02_McEWENRobbie004p.jpg第2ステージはテンピオ・パウサニアからボサまでの205km。スプリント勝負となったゴールを最初に通過したマキュアン(プレディクトール・ロット)が、マリア・チクラミーノに袖を通した。マリア・ローザはリクイガス内でガスパロットからディルーカの手に渡っている。

さわやかな風の中を走り出したプロトンだったが、スタートから9kmの地点で今大会初の逃げが生まれる。ベシィ(コフィディス)、ファッチ(クイックステップ)、マシャレッリ(アックア・エ・サポーネ)、ブル(ティンコフ)、ラベ(ブイグテレコム)の5人が果敢にも長い逃げに挑戦していった。

プロトンをコントロールしたのは、もちろんマリア・ローザを持つリクイガス。ゴールまで60kmの時点で4分以内に差を詰め、逃げる5人を射程距離内に収めた。その後エウスカルテルも追い上げに協力すると、ラベとマシャレッリが逃げグループから脱落した残り50kmの地点では、差は3分以内にまで縮まった。

新たな動きが生まれたのは残り20km。ここまでベシィ、ファッチと共に逃げてきたブルがアタックを仕掛けた。2人がブルを追わなかったのは、すでにプロトンが45秒差まで近づいてきていたからだろう。彼らの予想通りブルは集団に吸収され、勝負はスプリント対決に委ねられることとなった。

ゴールまで1300mの地点で落車が発生し、マリア・ローザのガスパロットが巻き込まれてしまう。最終的には何とか集団の中でゴールできたものの、この結果わずか1日でチームリーダーのディルーカにマリア・ローザを譲ることとなった。

スプリント対決を繰り広げたのはお馴染みの3人。残りわずか50mでベッティーニ(クイックステップ)が先頭に立ったが、猛追したマキュアンが差しきった。3位に入ったのはペタッキ(ミルラム)。

14日はバルーミニからカリアリへ181kmのコース。サルデーニャ島最後となる第3ステージでも、スプリンターたちの戦いが見られそうだ。


<選手コメント>
●ロビー・マキュアン(プレディクトール・ロット)
「(ビラノバ・モンテレオーネの)登りの時点ではペタッキより15~20人くらい後ろにいたから、下ってるうちに追いつくことが重要だった。後は簡単さ。ペタッキについて行っただけだよ。スプリントではミルラムが素晴らしい働きをしてくれた。今日は僕の方が力があったから、ペタッキをかわせたんだ。ベッティーニがチャンスをうかがってたのも知ってたけど、問題なくゴールできたよ」

●アレッサンドロ・ペタッキ(チームミルラム)
「動かなかったのはチームトレインじゃなくてペタッキなんだ。最後の登りで最高のスプリンター達と一緒だったから、ゴールでは上手くいくだろうと思ってたんだ。去年は不運だったから今は満足してる。たぶんコンディションは最高ではないけど、少なくても1度はステージ優勝できると期待してるよ」

photo: Yuzuru SUNADA

ジロ・デ・イタリア2007

【ジロ2007@サルデーニャ】待つことも仕事。

2007年05月14日

 レベッリンは、「大きな大会には、これが付きものだから」と悟りの境地。ヴォクレールは「貴重な休養時間が丸つぶれ」とうんざり。コフィディスのベテランマッサーは、「これも仕事のひとつさ」と締めくくる。

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 航空母艦でのチームプレゼンテーションやら、二つの島をまたいでのチームタイムトライアルやら、華やかな趣向を凝らした2007年ジロ・デ・イタリアだが、なにしろ「海」という障害物がある。移動にはどうしても時間がかかる。

 例えば第1ステージ前日。15時から始まるチームプレゼンテーションのために、選手たちは13時に港に集合した。13時15分のフェリーに乗って、海軍基地のあるサン・ステファノ島まで約15分。その後は15時まで……炎天下の船着場で待たされた。もちろんチームカーどころか、ベンチさえない。また16時に終わったプレゼンテーションの後も同じ。1度に選手を乗せ切れず、3往復するフェリーを、選手たちは地べたに座って延々と待つ。

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 さらに第1ステージの島へと渡る船は、普通の定期便だった。一般の車両に混ざり、キャラバンカーやチームカーはフェリーを待つ列に並ぶ。我々が並んでいたときは、幸いにも(?)ラジオ局のキャラバンカーが大音量で音楽を掛け始め、キャンペンガールたちは車の間で楽しそうに踊り出し、さながらパーティーのような雰囲気に。ただし数時間後にレースを控える選手たちは、もちろん踊ったりなんかせず、おとなしくじっと待つのであった。

 チームタイムトライアルで優勝を決めたリクイガスが、帰りもフェリーの列にしっかり並んで、ホテルに帰りついたのは夜8時過ぎ。マッサーの中野さんによると、何はともあれすぐにマッサージを始めたそうだけれど、全ての仕事が終わったのは12時過ぎだったんだとか。

 次に選手たちが待たされるのは、サルデーニャからナポリへの移動。ただし今度は飛行機移動だから、椅子もあり、空調も効いている空港での待ち時間。さすがに船着場よりは、気持ちよく過ごせることだろう。

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text: Asaka MIYAMOTO
photos: JPV

ジロ・デ・イタリア2007

【ジロ2007】第1ステージレースレポート

2007年05月13日

01_GASPAROTTOEnrico015p.jpg記念すべき第90回を迎えたジロ・デ・イタリアがいよいよスタートした。第1ステージはサルデーニャ北部をカプレーラ島からラ・マッダレーナ島へと渡る25.6キロのチームトライアル。強風と暑さに苦しめられながらも、参加22チームが感触を確かめるかのように走り抜けた。

最初のマリア・ローザを手にしたのは総合優勝を狙うディルーカを擁するリクイガス。だがこの日マリア・ローザを着たのはディルーカではなくガスパロットだった。ゴールの瞬間には「お前はどこに行くんだ!」と叫んだようにも見えたディルーカだったが、すでに明日以降の長いレースに向けて気持ちを切り替えたようだ。

2位には13秒遅れで総合優勝候補に推されるサヴォルデッリ率いるアスタナが、3位には30秒遅れでカンチェラーラのチームCSCが続く。4位の座はクネゴのランプレが42秒遅れで手にした。不運だったのがディスカバリー・チャンネル。バッソの離脱で急遽チームリーダーに抜擢されたポポヴィッチが転倒するアクシデントに見舞われてしまったが、それでも49秒差の5位につけている。

ガルゼッリのアックア・エ・サポーネは1分2秒遅れての6位。シモーニがリーダーを務めるサウニエルドゥバルはトップから1分25秒差の10位に終わった。

ジロはまだ始まったばかり。第2ステージから、いよいよプロトンが主役となる3週間が本格的に幕を開ける。

<選手コメント>
●ダニーロ・ディルーカ(リクイガス)
「ガスパロットは最後のカーブを僕よりも上手く抜けていったよ。彼にスピードを落とすよう叫んだんだけど、チームメイトを止めるなんて無理な話だよね。でも結果には満足してるし、大事なのはチームが勝ったこと。ガスパロットがマリア・ローザを失ったときには、僕のために走ってくれることを確信してるよ」

photo: Yuzuru SUNADA

ジロ・デ・イタリア2007

【ジロ2007@サルデーニャ】ディルーカ、叫ぶ

2007年05月13日

 ゴール前、エンリーコ・ガスパロットにスピードを緩めるよう叫んだが、その声はむなしく届かず2位となったディルーカ。

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(確かにゴール直前、口を大きく開けて何か叫んでいる)


 かくして年下のアシストに、マリア・ローザとマリア・ビアンカを盗られてしまったが、「気分を害したりはしていないよ。大切なのはチームが勝ったこと。チームの状態を知る、非常に良いテストとなった」と落ち着いて答えた。それもそのはず、表彰台では中央に立ってリーダーの風格を見せ付けたディルーカにとって、3週間後のミラノで、ピンク色のジャージを着ていることが一番大切なことなのだ。

 チームメイトたちの待つ表彰台へ自転車に乗って一人で向かうディルーカを、呼び止め、力強く抱きしめ、頬にキスをする婦人を見かけた。ディルーカは少々恥ずかしそうにしているが、よく見ると彼と同じ、特徴のある顔型と瞳をしている。IDパスの名前欄には、「ディルーカ」と書かれてあった。話を聞いてみると、どうやらお母さんのようだ。

 感激した様子で表彰式を眺めていたママのもとに、シャンパンのおすそ分けもやって来た。息子も口をつけた大きなシャンパンの瓶を重たそうに抱え、一口だけ味見してみる姿がなんとも微笑ましい。

text: Asaka MIYAMOTO
photo: JPV
 

ジロ・デ・イタリア2007

【ジロ2007@サルデーニャ】空母でのプレゼンテーション

2007年05月12日

 空港母艦ガリバルディ号で行われた、2007ジロ・デ・イタリアチームプレゼンテーション。オリンピック方式で入場、と開催委員会が事前に大々的に謳っていたとおり、各チームはプラカードを持って、鼓笛隊の奏でるリズムに合わせて滑走路へを行進した。

 世界選手権個人TTのチャンピオン&2位をそろえ,、初日チームタイムトライアル優勝の大本命にあげられるチームCSCもこの通り。

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 地元メディアでは、2007年の優勝候補として4人の名前があげられている。クネゴ、シモーニ、サヴォルデッリ、そしてディルーカ。優勝獲り断言しつつ、失速に終わった去年を反省してか、今年はシーズン序盤から発言に注意していたディルーカの口からも、開幕前日、ついに「マリア・ローザに大きな魅力を感じてる。総合優勝狙って走るよ」とついにジャージ獲り宣言が飛び出した。

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 クネゴは、元チームメイトのシモーニを優勝候補ナンバーワンにあげた。しかし大本命4人の中で最も年上、35歳のシモーニは、「とにかくジロを楽しみたい。自分がどこまで出来るのか、予想も付かないけどね」と語っている。

 メディア注目度なら、バッソの代わりにディスカバリーのエースに選ばれたポポヴィッチも4人に負けていない。「あの問題についてはあまり考えないようにしてる。いいジロに出来るよう、モチベーション高く走りたい」。

 空母の上でプレゼンテーションを見届けたのは、開催委員会とチーム関係者、予約制で船に乗ったメディアと、そして海軍兵士たちだけ(+ベッティーニの奥さんとお嬢さん!)。一般のファンたちは、フェリー乗り場でじっと選手たちの帰還を待ち続けていた。


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text: Asaka MIYAMOTO
photo: JPV

ジロ・デ・イタリア2007

【ジロ2007@サルデーニャ】プレゼンテーション前夜

2007年05月11日

 エメラルドグリーンのラグーンと、岩肌がむき出しの荒涼たる山々。アンバランスな風景が、不思議な魅力をかもし出すサルデーニャ島。この地から、チームプレゼンテーション、そして第1~第3ステージの現地レポートをお届けします!

 写真はプレゼンテーション前夜の、ヨットハーバーの風景。11日金曜日には、この港から選手たち一行は船に乗って、プレゼンテーションの地へと向かいます。プレゼンテーションが行われるのは、なんと海の上、もとい空母の上!

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 また写真に見える対岸の島の、どうやらその後にある「もや」がかかった島が第1ステージ・チームタイムトライアルのゴール地になるラ・マッダレーナ島のようです。

※ジロ2007特集ページ完成!コース図、各ステージの見所などはこちらから。

text: Asaka MIYAMOTO
Photo: JPV

ジロ・デ・イタリア2007

ジロ出場22チームの198人発表

2007年05月08日

2007年ジロ・デ・イタリア開幕まであと5日に迫った5月7日、大会開催委員会から全出場チームの暫定出場リストが各メディアにメールで送付された。もちろんガゼッタのHPで発表されており、こちらから確認できる。

ところでディフェンディングチャンピオンのバッソが、オペラシオン・プエルトとの関与を認めたようだ。残念なニュースではあるが、勇気を出して真摯に告白したバッソが苦境から這い出せる日を待とう。

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ジロ・デ・イタリア2007

新たに4チームがジロ(仮)メンバー発表

2007年05月06日

 しばらく夏のような暑さが続いたヨーロッパも、ここ数日は荒れ模様。ツール・ド・ロマンディは大雨の中行われていたし、パリでは季節はずれのあられも降った。2007ジロのスタート地、サルデーニャも雨が降っている。ただし本番に向けて、お天気は上り坂の予報。きれいに晴れ渡った青空と美しい地中海が望めそうだ。

■ディスカバリーチャンネル
ディフェンディングチャンピオンのバッソが直前に脱退し、果たしてリーダーは誰……?と心配されていたが、大役を引き受けたのはポポヴィッチ。2003年3位、2004年5位と好成績を挙げているだけに、総合優勝も狙える位置にいる。

出場メンバー:Volodomyr Bileka、Steve Cummings、Pavel Padrnos、Yaroslav Popovych、Jose Luis Rubiera、
Tomas Vaitkus、Brian Vandborg、Jurgen Van Goolen、Matthew White

■リクイガス
昨季は「優勝を狙う」と宣言しながら23位に沈んだディルーカが、マリア・ローザに再挑戦。リエージュ~バストーニュ~リエージュの優勝後には、総合4位だった2005年の調子に近いと自信を見せた。

出場メンバー:Danilo Di Luca、Enrico Gasparotto、Vladimir Miholjevic、Vincenzo Nibali、Andrea Noe、
Francesco Pellizotti、Alessandro Spezialetti、Alessandro Vanotti、Charles Wegelius

■プレディクトール・ロット
昨ジロではステージ3勝と絶好調だったマキュアンが、再びリーダーの座を引き受ける。ただしジロよりもツールが大切と語るだけに、無理してジャージは獲りに行かないだろうか。

出場メンバー:Aerts Mario、Cioni Dario、Gates Nick、Jufre Pou Josep、Lloyd Matthew、McEwen Robbie、Vandenbroeck Jurgen、Vanhuffel Wim、Zanini Stefano

■フランセーズデジュ
総合上位を狙えるマクギーやカザールは不出場。大逃げに乗って、ステージ優勝をひとつでも上げたい。

出場メンバー:Carlos Da Cruz、Arnaud Gerard、Timothy Gudsell、Lilian Jegou、Ian McLeod、Cyrille Monnerais 、Francis Mourey、Fabrice Patanchon、Jussi Veikkanen

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ジロ・デ・イタリア2007

アスタナとAG2Rのジロ(仮)メンバー

2007年05月04日

 ジロ開幕までついに1週間!カプレーラ島→ラ・マダレーナ島→サルデーニャ島と、地中海の美しい島巡りスタートへ向けて、各チームもそろそろ本格準備を始めたころでしょうか?ジロ開催本部は、5月9日水曜日に早くも現地で設置されるようです。


■アスタナ
ツール・ド・ロマンディで現在(第3ステージ終了後)リーダージャージを着ているサヴォルデッリが、3度目のジロ総合優勝を目指す。

出場メンバー:Assan Bazayev、Maxim Gourov、Benoit Joachim、Eddy Mazzoleni、Andrey Mizurov、Steve Morabito、Dmitiri Muravyev、Paolo Savoldelli、Sergey Yakovlev

■AG2R
アクア・サポーネから移籍してきたノチェンティーニがリーダー&唯一のイタリア人。今季すでに2勝を上げており、非常に調子はよい。

出場メンバー:Hubert Dupont、Yuriy Krivtsov、Julien Loubet、Rene Mandri、Laurent Mangel、Lloyd Mondory、Rinaldo Nocentini、Christophe Riblon、Alexandre Usov

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ジロ・デ・イタリア2007

クイックステップ&エウスカルテルのジロ(仮)メンバー

2007年05月04日

 クイックステップとエウスカルテルも、2007年ジロへ向けてメンバー選考を終了。

 そろそろマリア・ローザや表彰台を本気で狙いにいくチーム、つまりランプレ(クネゴ)、サウニエルデュバル(シモーニ)、アスタナ(サヴォルデッリ)、リクイガス(ディルーカ)の、本格的な最終メンバー発表が待たれるところ。そして気になるのは、バッソの抜けたディスカバリーのチーム構成だが……。

■クイックステップ
リーダーはもちろん世界チャンピオンのベッティーニ。序盤のマリア・ローザと、ミラノでの2年連続マリア・チクラミーノを狙う。

出場メンバー:Paolo Bettini、Addy Engels、Mauro Facci、Leonardo Scarcelli、Hubert Schwab、Andrea Tonti、
Matteo Tossato、Jurgen Van de Walle、Giovanni Visconti

■エウスカルテル
H.スベルディアとサンチェスという2大リーダーはジロ不参加。今季ティレノ~アドリアティコでステージ優勝したスプリンター・フェルナンデスの活躍に期待。
出場メンバー:Benat Albizuri、Koldo Fernandez、Dionisio Galparsoro、Aitor Hernandez、Markel Irizar、Antton Luengo、Aketza Pena、Ivan Velasco、Joseba Zubeldia

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ジロ・デ・イタリア2007

コフィディスのジロ(仮)メンバー

2007年05月03日

 2007年ジロ・デ・イタリア開幕まであと8日。ジロ公式HPはまだまだ本番に向けて始動していないようだが、各チームは続々とメンバー調整を進めている。メンバーを正式発表したプロチームは、現在確認できる限り、コフィディスで6つ目。

■コフィディス
リーダーを務めるのは、コロンビア人クライマーのパッラ。2005年ジロでは山岳13・14ステージを連覇している。

予定メンバー:Frederic Bessy、Mickael Buffaz、Herve Duclos-Lassalle、Bingen Fernandez、Mathieu Heijboer、Amael Moinard、Ivan Parra、Tristan Valentin、Steve Zampieri

交代メンバー:Leonardo Duque

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※なんと、ジロ公式HPにも「日本でもジログッズ発売!」と話題になっているJ SPORTSのオンラインショップ。2007ジログッズはこちら

ジロ・デ・イタリア2007

CSCのジロ(仮)メンバー

2007年05月02日

 2007年のジロ開幕まであと10日。バッソのディスカバリーチャンネル離脱、ティンコフがハミルトン&ヤクシェの出場停止と、ジロの優勝争いにも影響が出てきそうな話題が続いているけれど……。

■チームCSC

個人タイムトライアル世界王者のカンチェラーラと世界2位ザブリスキーを擁するCSCは、初日のチームタイムトライアル優勝候補。序盤数日間はマリア・ローザを着用するのが狙いか。

予定メンバー:Kurt-Asle Arvesen, Matti Breschel, Fabian Cancellara, Volodymir Gustov, Juan Jose Haedo, Alexandr Kolobnev, Andy Schleck, David Zabriskie

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ジロ・デ・イタリア2007

ジロ出場メンバー、発表始まる

2007年04月25日

p_070425.jpg春クラシックシリーズも最終版。ここにきて5月12日(土)開幕のジロ・デ・イタリアに向けての、(仮)出場選手発表が相次いでいる。3週間の長期戦の始まりは、もうすぐそこまで迫っている。


■クレディアグリコル
フースホフトとカウッキオーリがチームの柱。ツールとブエルタでポイント賞ジャージを獲得したことのあるフースホフトにとっては、キャリア初めてのジロ挑戦となる。

予定メンバー:Francesco Bellotti, Pietro Caucchioli, Angelo Furlan, Laszlo Bodrogi, Julian Dean, Patrice Halgand, Christophe Kern, Thor Hushovd, Nicolas Roche
交代要員:Benoit Poilvet, Mads Kaggestad


■ゲロルシュタイナー
アムステルゴールドレース後にUCIプロツールリーダーに立ったレベッリンが出場。新人賞に該当する1982年以降生まれの選手が5人も存在する若手中心の選択だ。

予定メンバー:Robert Forster, Thomas Fothen, Oscar Gatto, Tim Klinger, Sven Kraus, Volker Ordowski, Davide Rebellin, Matthias Rus, Oliver Zaugg


■ラボバンク
ブラウンでスプリント勝利を、ラスムッセンとアルディラで山岳ステージの勝利を目指す。

予定メンバー:Mauricio Ardila, Graeme Brown, Pedro Horrillo, Dmitriy Kozuntchuk, Gerben Lowik, Koos Moerenhout, Michael Rasmussen, Leon Van Bon, Max van Heeswijk
交代要員:Jan Boven, Rick Flens


■ブイグテレコム
絶対的リーダーのいないチームとはいえ、おそらく精神的・実力的にヴォクレールが中心人物となるのだろう。

予定メンバー:Olivier Bonnaire, Nicolas Crosbie, Pierre Drancourt, Yohann Gene, Arnaud Labbe, Yoann Le Boulanger, Alexandre Pichot, Franck Renier, Thomas Voeckler


※ジロ公式HPはこちら

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ジロ・デ・イタリア2007

2007ジロ・デ・イタリア コース発表!

2006年12月03日

来年2007年5月12日に始まる第90回ジロ・デ・イタリアのコースが発表された。スタート地に選ばれたのはカプレーラ。地中海サルディーニャ島のほんのわずか北に浮かぶ、面積15平方キロメートルという小さな小さな島だ!初日24kmのチームタイムトライアルは、このカプレーラから西隣のマダレーナ島へと渡ってゴール。

3日間の島めぐりを終えると、ジロ一行はイタリア本土へ上陸だ。長靴の足首のあたりからレースを再開し、そのままジロ特有の山岳ツアーが始まる。なにしろ上陸初日第4ステージから山頂ゴール!ステージ序盤から最終盤まで文字通りまっさらな平坦ステージは、第18ステージひとつしかない。

そしてアルプス・ドロミテ越えではフランスやオーストリアにも少しだけおじゃまして、もちろん最後はミラノへ到着。3週間21ステージの旅はこうして完成する。

・2007年5月12日(土)~6月3日(日)
 ・23日間、全21ステージ、休日2日
 ・個人タイムトライアル:3
 ・難関山岳ステージ:5(山頂ゴール:4)
 ・中程度ステージ:5
 ・平坦ステージ:8

※コース詳細はジロ2007公式HP(イタリア語)にて

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