パリ~ニース 第1ステージ
2007年03月13日
「太陽」の待つニースへたどり着く前に、さんさんと降り注ぐ太陽に恵まれた第1ステージ。このオフシーズンに南仏コートダジュールへと「太陽を求めて」引っ越したばかりのジャンパトリック・ナゾンが、ボーネン、ベンナーティ、ベントソといった優勝候補を抑えてスプリントを勝ち取った。パリ~ニースでは初のステージ優勝。
また大逃げを打った4人組は最後の最後でつかまってしまったけれど、フェイユーが見事赤玉ジャージを身にまとった。昨年の世界選手権アンダー23歳のメダリストは、「あとわずかが足りなかった。いけると思ったのにな……」と残念そうだが、山岳賞獲得には満面の笑みを見せた。とにかく第2ステージだけはジャージを守ろう、と言うのがアグリチュベルのチーム目標だ。
■ジャンパトリック・ナゾン(AG2R)
「スプリンターにとって大切なのは、なによりも自信を持つこと。今日は自信があったし、なによりイニシアチヴがとれたね。ゴール前300mのところで、コンマ4分の1秒くらいだけど僕はためらった。ほかの選手がついてくるのを待ったほうがいいのだろうかとね。でも『いや、自分がイニシアチヴをとるんだ』とそのままアタックをかけた。そのまま2、3、4、5、6……とこぎ続けた。ゴールまで50mのところで、まだ誰も追いついてきていないことが確認できた。だからすばやく道路の中央へ移動した。勝利への準備ってやつだね。長い長いスプリントだった。でも努力が報われたよ。今日の勝ちには本当に満足している。
ボーネンような強い選手を倒す力が、自分にもあることは分かっていた。今までだって何度か倒してきたんだからねね。以前『調子のいい日には、誰も怖くない」と言ったけれど、まさに今日がそんな日だった。でも問題はボーネン個人ではなくて、むしろクイックステップ。このチームこそが本当に手ごわいんだ。しばしばボーネンの後ろに滑り込む前に、すでにチームによって大差をつけられてしまっている。だから倒すべきはクイックステップ。でも今日は800mのところで、どうしたのかな、チェーンが外れてしまったのか、それとももう勝てないと悟ったのか……、彼らは力を落としてしまった。だから僕にイニシアチヴが取れた。
僕がここのところスプリントに加われなかったのは、何もフィジカル的な問題だけではなくて、精神的な問題もあるんだ。スプリントにおいて、僕は不幸だった。だってチームのみんなが僕を信じてくれていないのを、ひしひしと感じ取れたから。僕にはみんなの協力が必要だし、みんなが僕の周りに集まってくれることを欲しているし、みんなには僕を取り囲んで支えてほしいと思っている。子供のようにね。みんなが僕を信頼してくれないと、僕も自分自身に自信が持てないんだ」
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by Asaka MIYAMOTO
photo by JPV


