パリ~ニース プロローグ
2007年03月12日
7月にツール・ド・フランスのロンドンプロローグ優勝を狙っている彼が、やってくれた!2007年パリ~ニースの初日、4.7kmの個人タイムトライアルで、個人TTスぺシャリストのデーヴィット・ミラーが、ステージ優勝とマイヨ・ジョーヌを獲得した。パリ~ニースでは初めてのステージ優勝。
ゴール時と表彰時には観客たちの非常に大きな拍手が聞かれたけれど、さらに表彰台脇でミラーの出待ちをするジャーナリストたちが「いやぁ、いい勝利だったね」「フランスでは久しぶりの勝利だから、たくさん話すこと あるんじゃない?」「だったら話してもらいましょう!」とかなり興奮気味だったのが印象的。ドーピング問題やら利権問題と少々暗い話題が多かった自転車界にとって、ドーピングによる出場停止を経てクリーンになったミラーの勝利は、本当に嬉しい出来事だったのだ。
■ステージ優勝&総合首位 デーヴィット・ミラー(サウニエルドゥバル・プロディール)
「今日のコースは14回下見した。特に最後のコーナーは、今朝何度も見直したんだ。ハードワークの賜物だよ。今、再び波に乗っている。自信が戻ってきた。自分本来のレベルを取り戻せたと感じている。(総合優勝?)シュレックやコンタドーレ、そのほかたくさんの選手が僕の座を狙ってくれるからね。でもチームはかなり粒ぞろいだし、守ってくれると思う。簡単ではないだろうけどね。
僕には、ドーピングの弊害について語る責任があるんだ。この間もロンドンで、UKスポーツ主催のアンチ・ドーピング講義で話したよ。そして人々に自転車とは何か、レースとは何か、これがどんなにすばらしいものなのかを教えられたらいいなと思う。
ASOとUCIの問題については、あまりにも問題が山積みだよね。選手と開催委員、そして連盟が一致団結していくことが必要だと思う。今後も何年かは、われわれにとって難しい時が続くだろう。でも次の世代のために、解決していなきゃならないよ。
僕の選手としての最終目標は、プロトン内の最高選手になること。僕にはまだ選手生活が5年残ってる。2012年で引退するつもりだから、2012年までにはプロトン最高選手になっていたい。最高というのは、精神的な面でも、成績の面でもだ。責任のあるポジションを任されたら、引き受けるつもりはあるよ。いろいろな問題について発言していく心構えはある。そしてこれから上がってくる若者たちの見本になりたいんだ。クリーンなままで、大きなレースに勝てるということを証明したい。つまり注射器なしで……。自転車界におけるこの『注射器』の伝統はもう止めなくちゃならない。これからの若者たちが、この伝統を背負い込まなくてもよいように。こんな伝統は、必要じゃないんだから」
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※第2ステージはスプリンターの脚の見せ所。プロフィールはこちら
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text by Asaka MIYAMOTO
photo by JPV


