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J SPORTS社長 笹島一樹のブログ スポーツの感動を共に

『伝える。』

July 14, 2011 10:40 AM | » permalink
written by sasajima | Category :

皆さん、現在放送中の『ガンバレ日本プロ野球!?東北訪問編~いまできること~』を、もうご覧頂いたでしょうか?そうです、あの『ガンバレ』です。松坂投手から落合監督まで、大物ゲスト多数出演にもかかわらず(?)、金村義明さんと(僕と同い年で42年会の)大塚光二さんが、とにかく飲みまくって、無茶なトークを繰りひろげる、あのオフシーズン恒例の番組です。もう10年以上続いている僕たちJ SPORTSの看板番組の、あの『ガンバレ』です。第一回のゲストは、僕の記憶が正しければ、現埼玉西武ライオンズの渡辺監督で、渡辺監督の"武勇伝トーク"の前に、収録現場は前代未聞の盛り上がりをみせたものの、第一回から編集の際に途方にくれた、あの『ガンバレ』です。

その『ガンバレ』の東北訪問編の番組紹介は、サラッと、こんな記載になっています。
『東北福祉大学出身の大塚は、4年間の大学生活を仙台で過ごした。3月11日に発生した東日本大震災では、多くの知人が被災者となり、家族を亡くした同級生もいる。大塚は震災後、現地で野球教室を開催している知人を訪問する。』...。

ある日の僕たちJ SPORTSの部長会での事、この『ガンバレ』の企画案が報告されました。その時、会議室はザワつきました。正直、会議室内の空気が不規則に乱れました。『あの"ガンバレ"だぞ...』から『流石"ガンバレ"だね。チャレンジ!!』など、様々なリアクションがありましたが、共通しているのは、"重いテーマ"に立ち向かっているとの解釈でした。

『3.11』の東日本大震災から既に4ヶ月以上の時が経ちましたが、日本は、震災前の姿に戻る気配が無く、次から次に新たなる課題・チャレンジがお目見えしています。そして新たなる課題・チャレンジが登場する度に、"良い"とか"悪い"とかではなく、"正しい"とか"間違っている"とかではなく、地域ごとに関心の持ち方や受け止め方に違いが出てきているように、僕は感じています。それは当然の話で、そもそも地域ごとに被害のレベルが異なる中、最近に登場した新たなる課題、例えば電力系の課題など、地域によって状況が違いますしね。

そんな世間の風、正確には東京の風の中で生活している『ガンバレ』のスタッフが、被災地にロケに赴きました。帰ってくると、皆、現在の被災地の空気を肌で感じ、現実を直視し、そして向き合い、重く重く何かを受け止めている様子です。企画自体が"チャレンジ"であると言われているような"言葉"のレベルの話ではなく、軽々しく言葉に出来ないレベルの話のようです。僕も軽々しく書くつもりは毛頭無いのですが、もし、ご家族や親戚を亡くされた方と向き合ったと想像したら...、きっと、皆さんも何かを感じ取って頂けると思います。(日本語が下手でスミマセン...。)

『ガンバレ』一行がロケから帰った後、夜の宴席で、大塚光二さんとご一緒する機会がありました。僕が大塚さんに素朴に"放送するべきか?"と問いかけると、彼からは『是非とも放送して欲しい。被災者の皆さんもそれを真剣にそれを望んでいる。』との回答でした。そして語り始めたのは『当初、野球教室に赴いた際には、正直、"この地で、今、野球を教えとる場合か?"と感じた。しかし、野球教室を始めると、"被災地の皆さんが望んでいる。自分に出来る事は野球教室!!"と感じるようになった。』との話でした。

そして『J SPORTSに出来る事は、(今回のロケを)放送する事だと思う。』と締めくくりました。時の経過とともに、被災地の皆さの受け止め方、考え方も、ドンドン前向きに変わっているのかもしれません。同じように、日本各地でも、様々な課題に直面し、様々な方向に関心が移る中、きっと僕たちJ SPORTSにも、被災地の"今"を伝える事が出来るのかもしれません。何かをするのか、それとも、何もしないのか、迷っている場合ではありません。

そしてJ SPORTSには、もう一つ、"今"を伝えようとしている番組があります。皆さんは『トータル・ラグビー』をご覧になった事はあるでしょうか?この番組は、国際ラグビーボード(IRB)による世界のラグビーの"今"を伝える週刊情報番組です。更に、この番組は、日本のみならず、世界168の国と地域で放送されています。この世界的な番組に対し、僕たちJ SPORTSのラグビー班では、被災地に本拠を置く釜石シーウェイブスの奮闘も模様を取材し、VTRにまとめ、提供しました。そのVTRが、この度、正式に採用され、世界中で放送される事となりました。

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各メディアで報道されている通り、海外で、日本への訪問を避ける傾向は未だに収まりきっていません。張り切って日本に滞在するのは、レディー・ガガぐらいのもの(?)です。皆さんもご記憶の通り、フィジーで開催されていたIRBパシフィック・ネーションズカップは、そもそも震災前は東京で開催の予定でした。もし現在、東京で開催されていたなら、9月のラグビー・ワールドカップに向け、日本の注目度は格段に上がったかもしれません。先日、J SPORTSで放送した『日本vs.トンガ戦』は、日本が見事な逆転勝ちを収めましたが、このカード、ワールドカップでも9月21日(水)に予定されています。そして、パシフィック・ネーションズカップでは、日本は初優勝を遂げました。

世界に対し"日本に来るのは何の問題も無い"とのアピールをする最も近道は、"俺たちは、この日本で、バッキバッキに生きているぞ!!"と映像で見せる事だと思います。映像で見れば"何の問題も無い"との肌感覚になるかもしれません。これも、僕たちJ SPORTSが出来る"今"を伝える事の一環だと思います。これも、何かをするのか、それとも、何もしないのか、迷っている場合では無く、サッサと予算措置を施し、実施すべき事と思います。それが、日頃、スポーツ界にお世話になっているスポーツチャンネルのすべき事と思います。それが『J SPORTS』だと思います。

2つの番組をまだご覧になっていない皆さんも、このブログで諸々感じる事があるかと思います。そんな皆さんも、是非、番組をご覧頂き、僕たちJ SPORTSのチャレンジが、ほんの少しでも誰かの為になっているのか、考えてみて下さい。ご覧になった皆さんも含め、J SPORTSは何をすべきか、考えてみて下さい。僕が軽々しく語る必要はありません。J SPORTSは、必死にJ SPORTSらしく前に進みます。当然に、視聴者の皆さんと伴にです。


笹島 一樹

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笹島一樹
青海で働く株式会社ジェイ・スポーツ社長・笹島一樹がスポーツのことや当社のビジネスについて発信するブログです。
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