February 3, 2012 10:54 AM / その他のスポーツ , バドミントン
先週も少し触れましたが、テニスの全豪オープンで錦織圭選手が日本男子選手80年ぶりのベスト8入り。世界ランキングも、男子シングルスとしては日本最高の20位まで上げてきました。これって、すごいことですよね。スポーツ紙はじめ、各メディアが大々的にとりあげました。でも、バドミントンだってもっと注目されてもいいんじゃないかなぁ......って思うんです。
2010年の全英OPでは、田児賢一選手が日本男子として44年ぶりの準優勝。11年は、廣瀬栄理子選手が女子シングルス32年ぶりの準優勝。だけどメディアの扱いは、今回の錦織選手とは比べものにならないほどささやかでした。世界ランキングでいえば現在、佐々木翔選手が6位、田児選手が7位、女子複では日本の3ペアが4~6位を占めているんですよ。日本選手がこれだけ上位にいる競技って、ほかにないのでは...?
かつて東京オリンピックでは、"東洋の魔女"といわれた女子バレーが優勝し、バレーボールが国民的な人気種目になりました。バドミントンでも、今年のロンドン五輪でだれかがメダルを獲得すれば、人気が爆発するんじゃないでしょうか。なんて大きな期待をかけてしまうんですが、いまの日本には、そのプレッシャーに耐えられる選手がそろっていると思います。
1月31日には、12年度に日本バドミントン協会主催の3大会が開かれるさいたま市の市長さんを表敬訪問。昨年の全日本総合で、史上最年少優勝を果たした大宮東高校2年・奥原希望選手も同席。その時に、「1日からナショナルチーム合宿に入るんですけど、初めてで緊張すると思いますが、いろんな選手と練習が出来るので楽しみです。」と、ニコニコしながら話してくれました。ロンドンは無理でも、間違いなくリオデジャネイロ五輪の星。全日本優勝後も取材攻勢がすごかったそうですが、もっともっとメディアに登場するような活躍を祈っています。
January 27, 2012 10:42 AM / その他のスポーツ
男子テニスの錦織圭選手が、全豪オープンで、見事ベスト8に入りました。書きたいことはたくさんありますが、今回は、こちらの話題で...。卓球の全日本選手権で、福原愛選手が女子シングルスで優勝しましたね。小学校5年生のときから挑戦して13回目の初優勝。子どものころから天才少女といわれ、14歳で世界選手権のベスト8入り、オリンピックもアテネ、北京と2回出場している愛ちゃんですが、不思議とこのタイトルには縁がありませんでした。「肩身の狭い思いをしてきたので、ホッとしました」。記者会見では、試合直後の涙もなく、笑顔だったようです。
肩身が狭い、というのはなんとなくわかりますね。私の場合も、ダブルスではなんとか全日本のタイトルをとることができましたが、シングルスではなかなか手が届きませんでした。北田スミ子さんという女王がいたからです。「このまま勝てないのでは」「1回は勝ちたい」、毎年さまざまな思いで臨みながら、北田さんが引退する88年も決勝で当たって負け。このあとも結局、シングルスでは優勝できずじまいでした。
卓球の男子シングルスを制したのは、高校3年の吉村真晴選手で、6連覇を狙った水谷隼選手を決勝で下してのもの。だぶったのはバドミントンの女子シングルスです。昨年の全日本総合、決勝は廣瀬栄理子選手と、高校生の奥原希望選手の対戦。廣瀬選手は体調不良のなか、棄権という決断をせざるを得なかったのですが、直前までアップを続ける姿が、日本の第一人者としての意地だったでしょう。
それにしても、最近の若い世代は頼もしいですね。私のころも、世界チャンピオンはあこがれでしたが、実際に目にする世界チャンプの先輩たちがあまりに偉大すぎ、口に出すことははばかられたものです。それがいまでは、「オリンピックでメダルを取りたい!」。映像などで世界のトップのプレーを見、自分でも海外遠征に出かけ、世界というものを身近に感じているんだと思います。
また今日は、センバツ高校野球の出場校が選考される日。わが故郷・熊本からは、バドミントンも強豪の九州学院高の出場が有望だとか。そして気がつけば、オリンピックまであとちょうど半年です!選手の皆さんにとって有意義な半年になりますように...。
January 20, 2012 10:30 AM / オリンピック , バドミントン
1月の14、15日、福島の郡山市といわき市で震災復興支援活動「スポーツで笑顔プロジェクト」を今年もスタートすることができました。その講習会の後半、質疑応答のコーナーで、「スタミナをつけるには、どうしたらいいですか?」という質問。放射能という目に見えない相手と戦う環境にあっては、「まずは、下半身を強化するために、外で走り込みをしましょう」などとは口にできず、「室内でできる縄跳びなんかはどう?」と答えましたが、そのときは本当に胸がつまる思いでした。
さて、正念場を迎えた五輪レース。マレーシアOPで田児賢一選手が準優勝を果たし、世界ランキングを7位まで上げてきました。昨年、ランキングを25位まで落としたときにはこっちがヤキモキし、「オリンピックレースのためには、SS限定ではなく、グレードが下の大会にも出たほうがいいんじゃない?」と話したものです。ところが本人、「下の大会でポイントを狙うというのは、オリンピックで勝つことではなく、出ることが目標になってしまう。それよりもいまは、1回戦で負けようが、SSという最高峰でプレーすることが、自分のレベルを上げてくれると信じています」
と、あくまで自分の意志を貫き、昨年後半からはフレンチOPで準優勝するなど、ここへきてのSSでの充実ぶりです。決勝で敗れたリー・チョンウェイにはこれで11連敗ですが、大相撲では10日目の白鵬対鶴竜戦。これまで初顔合わせからの4年間20戦全敗で、1度も勝ったことがなかった横綱白鵬に、関脇の鶴竜が勝ちました。ケン坊だって絶対に勝てないはずはない。大きな勝利がオリンピック本番で出るように、期待しましょう。
なでしこジャパンの澤穂希選手が、国際サッカー連盟の2011年の女子最優秀選手に選ばれました。アジア勢として初めての快挙は、優勝した昨年のW杯ドイツ大会で、得点王とMVPに輝く活躍が評価されたものです。澤選手といえば思い出すのは、終始アメリカに先行された決勝戦、延長も残り4分で決めた同点弾ですね。
残り時間か少なくなるにつれ、澤選手は「ここまでか」と正直、思ったそうです。15歳から代表入りし、アメリカでのプレー経験もあるからこそ、ライバルの強さをハダで知っていたのでしょう。だけど若い選手たちは「まだまだ!」「楽しいよね」というムードで、そのあきらめない気持ちが同点ゴールを後押ししました。
9日に決勝が行われた高校サッカーでも、後半のロスタイムにミラクルがありました。試合終了間際に同点に追いついた市立船橋高校が、延長で逆転して優勝――。私も、現役時代の苦い経験を思い出しました。試合中、リードしての終盤、「早く終わらないかな」「相手がミスしてくれないかな」と、弱気になることがあったんです。魔物がそこにつけ込むと、ときに大逆転につながってしまう......。敗れた四日市中央工も、優勝が目前にちらついて、そんな心理状態だったんじゃないかしら......。
ちょっと古典のウンチクを。徒然草には、木登り名人の話があるそうで、弟子が木の高いところにいるときにはなにも声をかけず、低いところまで降りてきてようやく「気をつけなさい」と声をかけるのだとか。最後の最後まで「もう大丈夫」という油断は禁物、というわけで、スポーツにも通じる話ですね。
バドミントンのマレーシアOPでは、田児賢一選手や佐々木翔選手、また男女ダブルスの計4組が今日の準々決勝に進出!楽しみです。
January 6, 2012 10:16 AM / 陣内貴美子の日常
明けましておめでとうございます。みなさんの年末年始はいかがでしたか?私は年末の大掃除で、思い切って断捨離!しました。洋服などを整理し、不要なものは処分し、家の中がスッキリしましたよ。今年も、なるべくものを増やさないように、断捨離を続けていくつもりです。
そして12月30日には、2年続けて熊本に里帰り。石臼と杵で餅つきをし、そのついたお餅を入れたお雑煮など、東京にいてはなかなか食べないお節料理に舌鼓を打ち、3日までのんびりしてきました。東洋大が従来記録を大幅に塗り替える圧倒的な優勝を飾った箱根駅伝、ラグビーの大学選手権や高校サッカーなど、スポーツ好きにとっては楽しみが多かったことでしょう。
楽しみといえば、そう、今年はオリンピックイヤー。ただ、出場権を争っている選手たちにとっては、年末もお正月も関係ありません。私の現役時代も、お正月やお節料理には無縁で、台北オープン(その時代は1月に行われていました)に備えた合宿が恒例でした。バドミントンの現日本代表も、12月上旬の全日本総合から年末の日本リーグを終えると、中2日で強化合宿。そのまま元日に移動し、いま、SS第1戦の韓国OP真っ最中という過密スケジュールです。そのなかで田児賢一選手や佐々木翔選手、ダブルスではスエマエなど男女計3組が8強に残っており、日本勢は好調!とくに、過去9戦全敗のリー・チョンウェイと対戦する田児選手に注目です。
では皆さん、2012年もどうぞよろしくお願いします。
【陣内貴美子】
1981年から12年間日本を代表するバドミントン選手として世界を舞台に活躍。とりわけ、91年の全英選手権女子ダブルスでは、バルセロナ五輪優勝の鄭素英(チェン・ソーヤン)/黄恵英(ハン・ヒー・ヤン)組に惜敗したものの接戦を演じるなど、文字通り世界のトッププレーヤーとして、高く評価された。92年、バルセロナ五輪引退後も、全国でのバドミントン講習会・講演会など競技の普及に務めている。
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