December 30, 2011 8:18 PM / レポート
21世紀に入って以降、高校バスケットは留学生の存在が常に話題になる。ただし、どちらかといえばネガティブな話が多い。セネガル人留学生のいるチームは、日本人だけのチームと対戦することになれば、インサイドの攻防で絶対的な優位に立てる。これを嫌う人が多いことは知っている。しかし、コートを離れれば彼らもティーンエージャーの一人。まして、異国の地にやってきて、一人で生活することは、精神面が弱ければできない。言葉、文化、習慣の違いなどに順応することの大変さは、社会人になってからアメリカに渡り、生活し始めた経験のある筆者もかなり苦労した。ティーンエージャーとなれば、ホームシックにも直面する。
大会期間中、沼津中央のシェリフ・ソウ、延岡学園のジョフ・チェイカ・アハマド・バンバの2人と話をしたが、日本語でのコミュニケーションにまったく問題はなかった。試合中のプレイでは威圧感を見せる彼らだが、コートを離れれば敬語も使える普通の高校生。沼津中央の杉村俊英コーチは、ソウについてこう語っている。「あの子は日本語を3か月でマスターし、勉強も頑張ってきた。数学なんてクラスでトップレベルだし、英語もそう。日本の子と骨格とか筋肉が違うので、(練習で)ガーンと追い込むことはできない。でも、山に行ってのトレーニングや自主練など、彼なりの調整をきちんとやってきた。あいつで留学生は8人目だけど、みんないい子だよ。ソウも日本の生活に慣れようと頑張ってきたと思うよ」

ソウやバンバに限らず、留学生たちは日本の生活に順応し、きちんと授業を受けられるよう日本語を覚える努力をしてきた。そういった彼らの頑張りついては、少し評価されてもいいのではなかろうか...。
Text by Takashi Aoki
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