December 29, 2011 4:40 PM / レポート

試合開始最初のオフェンスで、ベンドラメ礼生はアグレッシブにドライブし、ファウルをもらった。1本目をミスした後の2本目を決めると落ち着いたのか、延岡学園の持ち味であるゾーンプレスのキーマンとして、尽誠学園のガードに激しくプレッシャーをかける。長い腕を生かしながら、タイミングをずらした動きからパスコースを読み、ターンオーバーを誘発させるきっかけとなった。
尽誠学園の色摩拓也コーチは試合前のミーティングで、「スキがあったらスティールしてくる」と注意した。しかし、司令塔の笠井康平が試合序盤に2本連続でパスミスするなど、ベンドラメの厄介な動きによって、チーム全体が惑わされてしまう。1Q7分59秒に寺原拓史のスティールから速攻でレイアップを入れると、ベンドラメは7分にゴール正面から得意の3Pシュートを成功。延岡学園はいきなり8−0とリードを奪うと、最後まで試合の主導権を手放すことがなかった。ドライブ、ミッドレンジのターンアラウンド、3Pシュートなど、ベンドラメは様々なスタイルで得点を重ね、22点中17点を前半だけで稼ぎ、三冠をほぼ確実な状況へ導いた。
最高得点こそ25点のジョフ・チェイカ・アハマド・バンバに譲ったが、攻防両面でのインパクトはベンドラメのほうが上だった。前半に198cmと長身の渡邉雄太が放ったジャンプシュートを、視野に入らない左斜めうしろからブロックしたプレイは、バスケットボールセンスとIQが高いことを示すもの。尽誠学園の色摩コーチは試合後、「オフェンスだけでなく、ディフェンスのすばらしいプレイヤー」と、ベンドラメを絶賛していた。
Text by Takashi Aoki
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