January 16, 2009 1:47 PM / オグシオ , バドミントン
1月2日に放送された「とんねるずのスポーツ王は俺だ」、ご覧になりました?石橋貴明さんと木梨憲武さんの「タカノリ」コンビがオグシオと対戦したんですが、もちろんハンデあり。タカノリ側のコート後方に、オグシオのシャトルをはね返すように巨大扇風機を用意したり、オグシオにしゃもじくらいのミニラケット、逆に超大型ラケットを持たせたり。
それでもまるでかなわずに、1ゲームの途中から私も助っ人で加わりました。3対2で戦ったわけです。さらに、ネットを動かしてコートの広さを調節したりもしましたが、1ゲームはオグシオが先取。私たち3人で土下座して、泣きのもう1ゲームに挑戦したんですが、結果はやはり●。久しぶりにラケットを握ったんですが、悲しくなりましたねぇ。でも、ノリさんはなかなか上手でしたよ。
芸能界のバドラーとしては、森口博子さんがよく知られていますね。ほかにも京本政樹さん、TMネットワークの木根尚登さん、広瀬香美さん……みんな、芸能人バドミントン同好会「ザ・フレッシュ」のメンバーです。森口さんが会長で、私はなんとカントク!経験者はいないのに、みんなすぐに試合をやりたがるんです。「当たらないとつまらないから、基本からきちんとやろう!」という監督命令で、グリップから始めました。集まって練習する時間はなかなかとれませんが、みんなけっこううまくなっていますよ!
また波田陽区さんは、全中に出場したほどの腕前。一度おいでよ、と誘っているんですが、まだ実現しません。もし参加してくれたら、「ザ・フレッシュ」のチーム力は格段に上がるんだけどなぁ。
December 12, 2008 4:08 PM / オグシオ , スエマエ , バドミントン , 全日本総合選手権
美しさと強さで、バドミントン人気に大きく貢献してくれたオグシオ。07年には流行語大賞の候補にもなったんですから、これまでなら考えられない認知度の高さでした。全日本総合の前にペア解消を発表したときも、すごく大きく報道されましたよね。
その全日本総合、決勝はスエマエとの対戦でした。野球でいえばリーグ1位同士の日本シリーズ、相撲なら横綱の全勝対決。だれもが見たかった顔合わせでしたが、いやあ、名勝負でした。決勝まですべてストレート勝ちのスエマエに対し、オグシオは四苦八苦。ことに準々決勝では、あと2点で敗退……という場面もあり、決勝は「厳しい試合になる」(潮田)と思っていたそうです。
3年連続の決勝対決で、なんとしてもタイトルのほしいスエマエと、5連覇のかかったオグシオ。意地の激突で、一方が抜け出すかと思えば追いつき、1ゲーム目についた最大の点差が3。手に汗握る、とはこのことで、解説の仕事でなければきっと、私も大声を出していたはずです。結局25-23でオグシオが制しましたが、ある人が以前の得点システムに換算したら、まだ7-6だったとか。
2ゲーム目は、15-19の劣勢から「急に相手の間のスペースがよく見えるようになった。不思議な感覚」(潮田)で、オグシオが6連続ポイント。個人戦最後の大会を、ハッピーエンドで飾ったわけです。どちらが勝ってもおかしくない、紙一重の試合でした。スエマエが力をつけているのも、間違いありません。でも最後は、オグシオの持つ強い勝負運が明暗を分けた気がします。肩をふるわせながら抱き合う小椋と潮田、いい光景でした。2人にはホント、ありがとうといいたいですね。12月28日、日本リーグの最終戦では、三洋電機とNEC SKYのカードが組まれています。おそらく優勝のかかった大一番になるはずで、もしかしたらここでまた、オグシオ対スエマエの対戦が見られるかも―
September 19, 2008 11:31 AM / オグシオ , オリンピック , バドミントン , ヨネックス・オープン・ジャパン

今日はヨネックスオープンジャパン08の準々決勝。残念なのはオグシオの欠場で、体や気持ちが万全じゃないままプレーしてはファンに失礼、といっていましたが、ファンはそれでも出場してほしかったのでは。日本では数少ない国際試合。オグシオのプレーを楽しみに、チケットを買った人も多いことでしょう。ほかのオリンピック組は、「組んで練習したのは先週から」(舛田圭太選手)というように、決して万全ではなくても、この大会に合わせてきました。それは、ファンが楽しみにしていることを知っているから。オグシオがバドミントン人気に貢献してくれたことを、ファンは十分わかっています。だからこそ今回の大会には、負けるのをおそれず、出場すべきだったとあえていいたいのです。
それはそうと日本勢では、男子シングルス・田児選手、女子シングルス・廣瀬選手、男子ダブルス・池田/坂本ペア、舛田/大束ペア、女子ダブルス・前田/末綱ペア、赤尾/松田ペアが順調に勝ち残っています。活躍に期待しながら、北京話の続きを……バドミントンはあちらでは人気競技ですから、取材するにはIDのほかにチケットが必要でした。男子ダブルスの1回戦では、そのチケットが手に入らず、とうとう見られずじまい。日本から観戦に出かけた人でも、チケットのトラブルは多かったようですね。
ほかにも苦労したのは、会場に入るときのチェックの厳しさです。全員の荷物を、ひとつひとつ入念にチェック。たとえば、パソコンをいちいち立ち上げるんですから、そりゃ時間がかかりますよね。ボランティアの係員に罪はないんですが、自分のいわれたことをこなすだけで融通が利かないというか……。
地下鉄に乗るのも警備が厳重で、ふだんなら10分で着くはずなのに、1時間もかかったりするんです。渋滞を計算に入れても、 むしろタクシーのほうが時間を読むには確実でした。ただ、英語を話せる運転手さんが少なく、おかげで「右」「左」「まっすぐ」くらいの中国語は覚えましたね。
タクシーで食事に行くときでした。現地のスタッフに、電話でレストランの場所を聞いていたスタッフが、運転手さんに自分の電話を渡して「中国語で直接話してもらったほうが早い」。おかげで、無事レストランに着いたはいいんですが、電話を渡したことはすっかり忘れていました。気づいたのは店に入り、椅子に座ったとき。と青くなりますよね。 ところがなんと!そのタクシーの運転手さんが、わざわざレストランまで電話を届けてくれたんです。あとで聞いたら坂本修一選手も、タクシーに置き忘れた携帯電話を、空港まで届けてもらったとか。 オリンピックでは、そんなふれあいもありました。謝々!ですね。

(写真)ヨネックス・オープン・ジャパンの会場内にて
オグシオが負けて話題になった全日本実業団が行われたのは、熊本の八代。そう!私の故郷です。八代をはじめ熊本県でバドミントンが盛んなのは1965年、インターハイが八代で開かれたのがきっかけだったのかも。そういえば富山県高岡市も、国体の競技会場になってから人気が出て、いまは舛田 / 大束らが所属するトナミ運輸が本拠を置いています。
八代は指導者も多く、子どもたちがバドミントンを始める環境が整っていましたね。私が小学生のときにはほとんどの小学校にバドミントン部があり、ほかに社会体育のクラブもありました。ふつう、実業団大会ってお客さんはさほど入らないんです。それが八代では、猛暑にもかかわらず連日満員だったとか。やはり、愛好者が多いんですね。
それにしても九州は強い!今回オリンピックに行く10人のうち池田、潮田(福岡)、末綱(大分) / 前田(鹿児島)、大束(長崎)……な、なんと半分の5人が九州出身です。そういえば私の熊本中央高校時代の恩師・工藤勇参先生は、他県から練習に来るチームも、まったく拒みませんでした。のちにライバルになるかもしれないのに。そういう一体感も、九州がバドミントン王国になった理由のひとつでしょうね。
July 4, 2008 11:19 AM / オグシオ , オリンピック , バドミントン

6月22日、オリンピック代表選手の記者会見で、代表ユニフォームのお披露目が行われました。女子は、五輪史上初めてのワンピース。胸元に桜をあしらったりして、なかなかかわいいですね。私の現役時代は、もっぱらシャツと短パン。いまのウエアはストレッチ素材のうえ、軽量化、カッティングなど動きやすい工夫がしてあります。さらに今回のモデルは、衣服内の温度を3度低く保つ素材を採用していて、笑ったのは舛田圭太選手です。
「太っている僕にとってはありがたい」。そのあと、陣内さんがいたからヨネックスに気を遣ったんですよ……と耳打ちしてくれました。さすがベテラン、会見でも落ち着いたプレーぶりです。
会場にはこの日も、100人を超す報道陣が集まりました。バドミントンが注目されるのはうれしいんですが、ただ、カメラの放列が狙うのはもっぱら、ヒザ上何センチというオグシオの脚線ばかりで、それも露骨に下からあおってみたりと、ちょっとお下劣。興味本位ではなく、競技そのものをもっととりあげてほしいですね。第一、いつもオグシオばかりでは、会見に出席したほかの選手にも失礼でしょう。いまは報じる側にいる陣内ですが、マスコミの今回の傍若無人ぶりには複雑な思いでした。
June 13, 2008 10:52 AM / オグシオ , バドミントン

ファンの方が気になるのは、オグッチこと小椋久美子選手の状態でしょうね。高校時代からクセになっている腰痛がぶり返し、ユーバー杯を欠場しましたから。でも、記者会見のときの表情を見ると元気そうで、心配はないようです。オグッチはわかりやすい性格をしていて、不安があると顔に出るんですよ。口数も少なくなる。それが、
「ナショナルチームを離れている間は、午前と午後にみっちりトレーニングをして、少しずつ羽根を打つ時間も増やしています。自分を待っている人がいてくれるので、腰を治してコートに戻ることだけを考えていました」
と口調もしっかり。これに潮田選手が「待つことには慣れていますから」と切り返すなど、コンビネーションもばっちりでした。
6月に入ってペアでの練習を再開した2人。1カ月間いっしょに練習ができなかったわけですが、プレーヤーの立場からすればまったく問題ないんですよ。それぞれが20年近くもバドミントンをやっていますし、ペアを組んで8年目。しばらく乗っていなくても自転車に乗れるように、感覚は、すぐに戻るんです。また潮田選手なんかは、別のパートナーと組んで試合をしただけに、よけいにオグッチとの相性のよさが再認識できたと思いますね。
小椋選手にとっても、じっくりトレーニングできたことはむしろプラス。シンガポールオープンは出場を見合わせるようですが、スーパーシリーズのインドネシアOPには出場する見込みで、そこで手応えを確かめていくことでしょう。
June 6, 2008 11:20 AM / オグシオ , バドミントン

9月に開催されるヨネックスオープンジャパン2008の記者会見に行ってきました。つめかけた報道陣は、腰痛でユーバー杯を欠場した小椋久美子選手が出席したこともあって、なんと100人超!オグシオは「この大会は思い入れの強い大会ですが、2年連続ベスト16止まりなので今年は上位を目ざしたい」と抱負を語っていました。
陣内もこの大会には思い出があって、まだジャパンカップといっていた1980年に16歳で出場したんですよ。これが実質的な国際舞台のデビューでした。そしてなんと、当時の世界チャンピオンだったベラワティという選手に勝ってしまった……「大金星」なんて新聞に報道されて、先輩の徳田敦子さんも「陣内、よくやった!」と大喜びです。実は、私の次の対戦相手が徳田さんだったんです。結果は……スコーンと負けました(笑)。
ともかくヨネックスオープンジャパンは、年間12試合しかないスーパーシリーズのひとつ。日本のファンの方が、世界トップのプレーを目の前で見るビッグチャンスです。しかも今年はオリンピック・イヤーで、メダリストが多数出場してくることが確実ですから、ね、いまから楽しみでしょう?
May 9, 2008 11:19 AM / オグシオ , オリンピック , バドミントン

4月一杯でオリンピックレースは終わり、日本勢は合計10人が代表の座を勝ち取りました。オメデトウ!まずはなんといってもオグシオ、小椋久美子/潮田玲子ペアです。小椋の攻撃力、潮田の前衛力はもちろんですが、この2人がすごいのは、どちらかの調子が悪くても、パートナーがしっかりとガマンして、支えること。ダブルスって、2人とも絶好調ということはそうそうないんですね。そこで調子のいいほうまで引きずられることが多いんですが、オグシオはしっかりとガマンできる。そうしているうちに、悪かったほうもエンジンがかかってきて、イッキにペースをつかむんです。
ガマンできるのは、パートナーを絶対的に信頼しているからだと思います。たとえば片方がイージーミスをしても、視線はネットのむこうの相手をとらえている。なんでミスするの?という表情や仕草は、一切ないんです。生まれ変わってもペアを組みたい、という2人ならではの絆ですね。
2人を見ていると、大人のペアになってきたなぁ、と感じます。それが、強さの秘密。オリンピックでも、2人の笑顔が見たいものです。
April 11, 2008 2:45 PM / オグシオ , オリンピック , バドミントン

4月6日に終了した大阪インターナショナルチャレンジという大会で、小椋久美子/潮田玲子ペアが見事優勝しました。昨年のヨネックスオープンジャパンで敗れた韓国ペアに決勝で勝ち、国際大会では3年ぶりの優勝です。
すでにオリンピック出場を確定している2人ですから、コンディション維持のためには無理して出場することもなかったんです。事実、潮田選手などはあちこちに痛みがあったらしい。ただ、大会が行われたのは守口中央体育館で、彼女たちの所属する三洋電機の本社も守口市にあります。そう、地元も地元!そういう大会でファンや、応援してくれる人のために、と懸命なプレーを見せ、優勝するのですからパチパチパチ!ですね。
残念ながら私は取材に行けなかったのですが、地元ということもあり、体育館には大勢の観客が詰めかけたそうです。報道陣の数も相変わらずで、多くのテレビカメラがオグシオを追いかけたんだろうなぁ。そういえば私が現役のころ、メディアはバドミントンの取材に慣れていなくて、人が練習しているコートを平気で横切ったりもしたものですが、いまはさすがにマナーが守られ、さほどの混乱もなかったようです。これもオグシオ効果?
また海外では、インドオープンで廣瀬栄理子選手、末綱聡子/前田美順ペアが好結果を残し、五輪出場をほぼ当確にしました。本当にオメデトウ!

こんにちは、陣内です!
いやあ、決まりました。
3月15日、小椋久美子と潮田玲子の美人ペア・オグシオの、北京五輪出場が確定したんです。出場権争いは去年5月に始まりましたが、オグシオは昨年の世界選手権銅メダルなどの実績があるため、五輪レース終了の1カ月以上前に出場が決まったんですね。私は92年のバルセロナ五輪に出ていますが、オリンピックなんて意識しようもありませんでした。なにしろ、正式種目に採用されたのがその大会なんです。ところが彼女たちは、オリンピックを目標にずっと努力してきて、しかも、メディアの熱い視線を浴びながら実現したんですから、お見事です。彼女たちには以前、ひとつだけアドバイスしました。
「騒がれるのは宿命だね。でも重圧を乗り越えなくちゃ」。
16歳でナショナルチーム入りしたり、92年の五輪のときなど、私も自分だけが注目されるのがすごくイヤだった。オグシオの注目度は、当時の私どころじゃありません。ときには、うんざりすることもあるはずです。
でも彼女たちがエライのは、いつも笑顔で、しっかり受け答えすること。私が担当するニュースのスポーツコーナーでも、バドミントンを扱う機会が増え、鼻高々なんですよ。だってオグシオ以前は、バドのニュースなんてせいぜい試合結果くらいでしたから。とにかく、オグシオ効果はすごい。流行語大賞の候補になるなんて一昔前のバドミントンでは考えられないことですよ。そんなわけでこのコラムでは、バドミントンに限らず取材した選手のこぼれ話、また私の日常や交友関係についてもふれていきたいと思います。よろしくおつき合いください!
【陣内貴美子】
1981年から12年間日本を代表するバドミントン選手として世界を舞台に活躍。とりわけ、91年の全英選手権女子ダブルスでは、バルセロナ五輪優勝の鄭素英(チェン・ソーヤン)/黄恵英(ハン・ヒー・ヤン)組に惜敗したものの接戦を演じるなど、文字通り世界のトッププレーヤーとして、高く評価された。92年、バルセロナ五輪引退後も、全国でのバドミントン講習会・講演会など競技の普及に務めている。
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